コンテンツマーケティングに影響があるデータとは?

コンテンツマーケティングとデータの関係性はどのようなものか、皆さんはご存知でしょうか。
コンテンツSEOやWEB広告に携わる方であれば、日常のマーケティング業務の中でデータを効果的に活用されていることかと思います。
今回は、コンテンツマーケティングに影響があるデータ項目や活用方法、データによる企業とユーザーのメリットについて紹介をさせていただきます。
コンテンツマーケティングのデータ項目
コンテンツマーケティングでデータの存在は、ユーザーに対して有益な情報を提供するためのもので、ふたつの関係は切っても切り離せないものです。
ここでは、株式会社セレクト・ワンも実際に測定し分析で活用している、データ項目について紹介させていただきます。
サイト内のコンテンツ(記事)は最適化されているか?
⇒ 月間のアクセス数の推移を確認する。
自社が提供している商品・サービスが的確かどうか?
⇒ 月間の販売実績数の推移を確認する。
流行りの情報やユーザーのニーズを満たしているか?
⇒ 過去、現在の月間の導入実績数と比較対照する。
資料やカタログ、冊子のクリエイティブやデザインはどうか?
⇒ 月間の資料送付数の推移を確認する。
お問い合わせ導線は解り易く最適化されているか?
⇒ 月間のお問い合わせを受けた実績数の推移を確認する。
サイトのアクセス解析は行っているか?
⇒ 月間のユーザー数、セッション数、ページビュー数、コンバーション数の推移を確認する。
競合企業のサイト分析は行っているか?
⇒ 競合企業のサイトを分析、検証して追加したコンテンツや情報があるかを確認する。
コンテンツマーケティングのデータ活用方法
コンテンツマーケティングのデータ活用方法は、上記で紹介したデータ項目を元にPDCAサイクルの手法を活用して、計画を立案することから始めます。
実際に、1.サイト内のコンテンツ(記事)は最適化されているか? ⇒ 月間のアクセス数の推移を確認する。をPDCAサイクルに落とし込んでみます。
PDCAサイクル【事例】
・P:Plan(計画を立てる) ⇒ 現状値:アクセス数10,000ページビューを2倍に相当する、目標値:アクセス数20,000ページビューになるように、3か月後の目標数値として設定します。
・D:Do(実行する) ⇒ 現在、専門のSEO業者に依頼しているSEO対策の外注費用を20万円から2倍の40万円に増額します。
また、予算を2倍に増額したことに伴って、SEO対策の対象にするキーワードの数も2倍に増やしながら、内部施策(コンテンツ追加)と外部施策(被リンクの追加)の手法を使ってサイトの強化をしていきます。
・C:Check(評価する) ⇒ 3か月の間、Googleアナリティクスを活用して、アクセス解析を実施してきましたが、計画を下回る15,000ページビュー(1.5倍)の数値となってしまいました。
当初の計画通りに目標が達成できなかった原因は、内部施策(コンテンツ追加)と外部施策(被リンクの追加)を実施した、SEO対策に即効性が無く、3か月という短い期間で上位表示の達成やアクセスの増加に至らなかったことが考えられます。
しかし、これから上位に表示されるキーワードが増えてくれば、数か月後のアクセスの増加が見込まれます。
・A:Action(改善する) ⇒ アクセス数が当初の計画の通りまで伸びなかったため、新たにリスティング広告を追加の施策として導入し、現行のSEO対策と併用しながら運用することにします。
データによる企業とユーザーのメリット
コンテンツマーケティングで重要なデータは、正確に収集して活用することで、企業とユーザーの双方に多くのメリットをもたらしてくれます。
ここでは、データから企業とユーザーが享受するメリットについて紹介させていただきます。
データから企業が受けるメリット
・ピンポイントな情報をユーザー向けに発信できる。
・ユーザーが欲しいと思える情報を定期的に発信できる。
・ターゲットにするユーザーをピンポイントで把握できる。
・見込みユーザーや購入ユーザーを増やすことができる。
・既存ユーザーをリピーターにつなげることができる。
・ユーザー好みの情報を発信すればSNSで拡散してくれる。
・コンテンツマーケティングの成果に貢献できる。
データからユーザーが受けるメリット
・必要な情報を自由に収集したり、閲覧することができる。
・欲しい情報をSNSやメールで定期的に配信してくれる。
・情報収集をする時間を軽減できる。
・有意義な欲しい情報が豊富である。
・多くの情報の中から自由に選ぶことができる。
・自分が欲しい商品・サービスを的確に購入できる。
・商品・サービスを購入した場合により早く手元に届く。
データを活用する際のデメリット
コンテンツマーケティングのデータは、メリットだけではありません。
ここでは、データを活用する際のデメリットについても紹介させていただきます。
データの精査に時間と労務が掛かる
データの分析は、様々な測定ツールを活用して行います。
ユーザー数、セッション数、ページビュー数、コンバーション数などの測定は、Googleアナリティクスを活用することが一般的ですが、このサービスを上手に使いこなしデータを精査するには、多大な時間と労務が発生します。
また、同様のサービスにGoogle search consoleなどもありますが、これらを連携させて検索クエリやキーワードの検索順位まで把握するとなると更に大変な作業になります。
コンテンツの方向性に偏りが出てくる
競合サイトが、どのキーワードで検索順位を上げているか、どのようなコンテンツのアクセスが多いか、などの調査をして自社のコンテンツを作成することは、コンテンツマーケティングの運用においては重要なことです。
また、このようなデータを重視し分析したコンテンツは、Googleからの信頼性や網羅性が高く良質なコンテンツと言えます。
一方、データを重視するあまりコンテンツの方向性に偏りが出て、論理的な内容になる傾向が強く一般のユーザーから反響が悪くなることがあります。
WEBサイトに訪問した多くの人が、この先も思わず見たくなるような内容にするためには、ユーザーの感情や欲求に働きかける独自性を持ったコンテンツを提供しなければなりません。
おわりに
今回は、コンテンツマーケティングに影響があるデータ項目や活用方法、データによる企業とユーザーのメリットについて紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
コンテンツマーケティングのデータは、PDCAサイクルに落とし込んで、実行、評価をしながら迅速な改善とその後の計画立案が求められます。
ここでの対応が遅れてしまうと、コンテンツマーケティングの効果まで影響を及ぼしますので、データの測定、分析やその後の活用は重要なポイントになります。
この記事をご覧になった方は、データの活用方法を理解したうえで、最適なコンテンツマーケティングの運用を目指してみてはいかがでしょうか。
【株式会社セレクト・ワン】
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