QDF(Query Deserves Freshness)とは何を意味する?
「QDFとは一体どういったものか」このようなお悩みをお持ちではありませんか?
本記事では、QDFについて解説します。
この記事を読めば、QDFを意識したコンテンツの作り方やQDFの注意点、QDFとSEOの関係もわかるようになります。
自社サイトへのアクセス数や自然な外部リンクを増やしたい方は、QDFを意識したコンテンツを作ってみましょう。
QDFとは(具体例も紹介)
QDFとは、「最新の情報を掲載した方がユーザーにとって良い検索キーワードを検索結果の上位に表示しようとするGoogleのアルゴリズム」です。
Query Deserves Freshnessの略で、日本語に直訳すると「新鮮さに価値を見出すクエリ」と言う意味になります。
通常のランキングアルゴリズムにおいては、「質の高い記事を量産すること」が重要ですが、QDFアルゴリズムでは、「情報の新鮮さ」が何よりも大切です。
たとえば、2023年1月22日に俳優の新田真剣佑さんと弟の眞栄田郷敦さんが父・千葉真一さんの誕生日に一般女性との結婚を同時に発表したというニュース。このニュースが報道されてから「新田真剣佑」というキーワードでの検索数が2日で20万件と急増しています。
このように、ニュース(天気・スポーツ・地震など)や事件、有名人のスキャンダルといった人々の注目度が高い情報にはQDFが適用され、一時的に検索結果の上位に表示されます。
ただし、時間が経つと検索順位は元に戻るので注意が必要です。
また、QDFと間違われることの多いSEO用語にQDDというものがあります。
「多様性のある検索結果」を意味するQDD(Query Deserves Diversity)は、依然としてGoogleによって存在を明らかにされていませんが、QDFは2007年にGoogleが存在を明らかにしています。
両者は、名前が似ていて混同されやすいので区別しておきましょう。
QDFを意識したコンテンツの作り方
QDFを意識したコンテンツを作る際には、次の3つを実践しましょう。
・急上昇ワードを探す
・トレンド性の高い記事を作成する
・QDFが適用されているか、競合がいるかをチェックする
以下では、詳しく解説します。
急上昇ワードを探す
ここで言う急上昇ワードとは、速報性・時事性が高くホットでタイムリーな話題を指します。
QDFを意識したコンテンツを作る際には、自社サイトで取り扱っているジャンルに近い内容の急上昇ワードを見つけ出しましょう。
実際に、急上昇ワードを探すときには、次のツールのうちいずれかを活用することをおすすめします。
なぜなら、旬な話題の人気度がどれだけ急激に増しているか動向を追うことができるためです。
・X(旧Twitter)のトレンド
・Yahoo!リアルタイム検索
・Googleトレンド
・マスメディア
QDFを意識したコンテンツを作ろうと思っている方は、急上昇ワードを探すところから始めましょう。
トレンド性の高い記事を作成する
急上昇ワードを選んだら、続いてトレンド性の高い記事を実際に作成する段階に入ります。
特に、まとめサイトやニュースサイトを運営している方は、QDFに力を入れることでサイト評価を高める絶好のチャンスなので、質の高いコンテンツを作成しましょう。
QDFが適用されているか、競合がいるかをチェックする
記事を作成して投稿したら、「更新日時」を見てQDFが適用されているかを調べましょう。
24時間以内になっていればQDFが適用されています。
次に、競合もチェックしましょう。なぜなら、ライバルが多いと上位に表示させるのが難しくなるためです。
QDFの注意点
QDFを意識したコンテンツを作るとは言っても、ただやみくもに作ったところで成果を上げることはできません。
そのため、QDFを意識したコンテンツを作る際には、次の3つに注意することが求められます。
・すべての検索クエリに適用されるわけではない
・Webサイトの信頼性と記事の質が求められる
・QDFを意識した記事はSEOの正攻法ではない
以下では、詳しく解説します。
すべての検索クエリに適用されるわけではない
QDFは、すべての検索クエリに適用されるわけではありません。
実際、一時的に検索上位に表示されるのは、最新の情報が求められているとGoogleが判断したものに限られます。
そのため、速報性が求められるジャンルを扱っているサイト以外は、そこまでQDFを気にしなくてよいです。
このように、QDFは対策していたとしても、必ずしも適用されるとは限らないので、まずは記事の質や量など基本的なところから心掛けるようにしましょう。
Webサイトの信頼性と記事の質が求められる
QDFを意識したコンテンツを作成する際、ただ情報が新鮮であれば良いわけではありません。
記事の内容がしっかりしている必要があります。なぜなら、QDFを意識する以前にユーザーの役に立つ質の高い記事を作成できていなければ、Webページとしての意味をなさないからです。
QDFを意識した記事はSEOの正攻法ではない
これからQDFに力を入れようと思っている方に1つ知っておいていただきたいことがあります。
それは、「QDFを意識したコンテンツはあくまでもサブ的な位置づけである」という点です。
なぜなら、QDFで上位に表示されるコンテンツから得られる効果は瞬間的であり、安定性に欠けるからです。流行りが廃れると検索順位が下がってしまいます。
このように、アクセス数や被リンクを増やす方法としてQDFを意識したコンテンツばかり作成するのはSEOの正攻法とは言えません。
そのため、時事性や速報性の高くないジャンルを取り扱っていて、なおかつSEO効果を実感したい方は、長期的に安定した効果を見込めるロングテールキーワードをメインに記事を作成していきましょう。
QDFとSEOの関係
QDFは、SEOと密接な関係にあります。
実際、QDFを意識してコンテンツを作ることで、次のメリットを実感できます。
・鮮度の高い情報が優先して表示されやすくなる
・アクセス数を瞬間的に増やせる
・自然な外部リンク(被リンク)の数を増やせる
・サイト評価が高められる
こうしたSEO効果を実感するためには、ユーザーの役に立つ良質なコンテンツを作ることが大切です。
このように、QDFはきちんと対策すれば、たしかにSEO効果を実感できます。
QDFを意識したコンテンツを作って自社サイトを上位に表示させたい方は、タイムリーな記事を作成するようにしましょう。
まとめ
今回は、QDFについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
QDFとは、「最新の情報を掲載した方がユーザーにとって良い検索キーワードを検索結果の上位に表示しようとするGoogleのアルゴリズム」です。
QDFを意識したコンテンツを作る際には、まず急上昇ワードを探しましょう。
次に、トレンド性の高い記事を作成し、コンテンツを投稿したらQDFが適用されているかを調べたうえで競合もチェックすることが求められます。
そんな、QDFには次のようなSEO効果があります。
・鮮度の高い情報が優先して表示されやすくなる
・アクセス数を瞬間的に増やせる
・自然な外部リンク(被リンク)の数を増やせる
・サイト評価が高められる
しかし、すべての検索クエリに適用されるわけではないので注意が必要です。
また、ある程度サイトに信頼性と記事の質が高くなければ、どれだけタイムリーな記事でも上位に表示されません。
そういった意味でQDFを意識した記事は、あくまでもサブ的な位置づけであることを念頭に置いておきましょう。
自社サイトに集客したい方はQDFを意識したコンテンツを作ってみてはいかがでしょうか。
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