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セッションとは?簡単に解説

セッションとは?簡単に解説

「セッションとは一体どういったものか」このような悩みをお持ちの方が多いようです。

本記事では、「通信の始まりから終わり」を意味するセッションについて解説します。

この記事を読めば、セッションの仕組みや間違えやすい用語についてもわかるようになります。

Googleアナリティクスを使って、アクセス解析する際にもよく目にする用語なので、意味を正しく理解しておきましょう。

 

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セッションとは

 

セッションとは、「通信における始めから終わりまでの一連の流れのこと」です。

そもそもセッション(Session)は、日本語に訳すと「会合」「集会」「集まり」が意味する英単語で、物事が始まってから終わるまでの一定時間の区切りを指します。

 

コンピューターの分野では、「サーバーに接続してから切断する前」という意味で使われますが、なかでも「ユーザーがWebサイトに訪問してから離脱するまで」という解釈が最も理解しやすいのではないかと思います。なぜなら、ユーザーが閲覧中のサイトから離脱した瞬間セクションが切れるためです。

実際、Webサイトに訪問したユーザーがサイトから離脱するとその時点で1つのセクションが終わったことを意味します。

 

したがって、その後一度アクセスしたサイトに再び訪問したら2セッションとカウントされます。

しかし、同一サイト内で3ページ閲覧したとしても3セッションではなく、1セッションとカウントされます。

これは、セッションがページを移動しても切れないためです。ただし、30分以上経過している場合はカウントされるので注意しましょう。

 

このように、セッションは「離脱したサイトに再びアクセスしたとき」あるいは「サイトに訪問してから30分以上経過したとき」に新たなカウントが始まります。

そんなセッションという言葉は、ページの概念を持たないアプリが登場する2013年まで「訪問」と呼ばれていました。

 

しかし、最近ではアクセス解析するときに「ユーザーがサイトに訪問した回数」を表す指標として使われます。

実際、Googleアナリティクスでデータを計測したり分析したりする際にも頻繁に出てきます。ただし、サイトとGoogleアナリティクスを紐づけるには、サイトにタグを入力しなければならないため、アクセス解析できるのは自社サイトのみとなります。

競合となる他サイトのセッション数は、確かめられないので注意が必要です。

 

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セッションの仕組み

 

セッションの仕組みを知るには、セッションの始まりと終わりについて理解しておかなければなりません。

そこで、この節では「セッションの始まりと終わり」について解説します。

セッションが始まるのは、ユーザーがWebサイトに訪問したタイミングです。

このとき、インターネット上ではサーバーとWebブラウザの間で通信が行われています。

 

実際、私たちユーザーがWebサイトにアクセスするとき、サーバーがWebブラウザから送られてきた情報を識別しています。

続いて、セッションが終わるのは「サイトから離脱したとき」か「アクセスしてから30分以上経過したとき」のいずれかです。

しかし、Googleアナリティクスでは、30分経つと通信終了とみなされ、通信が切れるセッションタイムアウトに加え、次の2つの場合にもセッションが終わります。

 

日付が変わるタイミング

あるユーザーが23:50にサイトに訪問して0:00になっても同じページを閲覧していたとします。

このとき、離脱していないうえに30分経っていませんが、2セッションとカウントされます。

 

異なるキャンペーンサイトからの流入

たとえば、キャンペーンサイトAから流入してきたユーザーが一度サイトから離脱して、他のキャンペーンサイトBからも流入してきたとき、同じユーザーによる訪問であるのにも関わらず2セッションと見なされます。

 

このように、セッションがカウントされる条件は大きく2パターンあり、「サイトに訪問してから離脱するまで」あるいは「30分という時間の区切り」のいずれかです。

ただし、Googleアナリティクスの場合は、日付が変わるタイミングや異なるキャンペーンサイトからの流入など例外もあるため注意しましょう。

 

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セッションと間違えやすい用語

 

セッションには、間違えやすい用語が数多く存在します。

特に、次の3つは混同されやすいので区別しておきましょう。

 

・PV

・ユニークユーザー数

・トラフィック

 

以下では、詳しく解説します。

 

PV

PV(PageView)とは、「ページ閲覧数のこと」です。

セッションは、どれだけWebページを閲覧しても「1セッション」とみなされますが、PVは閲覧した分だけカウントされます。

たとえば、あるユーザーがWebサイトにアクセスして3ページを閲覧した場合、1セッション、3PVとなります。次の通りです。

 

12:00 ユーザーがあるWebサイトのページAにアクセス

12:20 ユーザーがページAと同一サイト内にあるページBへ遷移

12:40 ページBからページAに戻り、サイトを離脱

 

このとき、1セッション、3PVとなります。しかし、次の場合はどうでしょう。

 

12:00 ユーザーがあるWebサイトのページAにアクセス

12:40 ユーザーがページAと同一サイト内にあるページBへ遷移

12:50 ページBからページAに戻り、サイトを離脱

 

このケースでは、ページAからページBへ遷移するときに30分以上経過しているため、2セッション、3PVとなります。しかし、次の場合ではどうなると思いますか?

 

12:00 ユーザーがあるWebサイトのページAにアクセス

12:20 ページAと同一サイト内にあるページBへ遷移

12:40 ページB閲覧後、同一サイト内にあるページCへ遷移

13:00 ページC閲覧後、同一サイト内にあるページDへ遷移

13:20 ページD閲覧後、サイトを離脱

 

このケースでは、どのページも30分経たないうちに離れているため1セッション、4PVとなります。

 

ユニークユーザー数

ユニークユーザー数(Unique User=UU)とは、「一定の期間内にWebサイトにアクセスしたユーザーの数のこと」です。

そのため、同じユーザーによる複数アクセスを1とカウントします。

セッション数は、一定の期間内で複数カウントされることはありますが、ユニークユーザー数はセッション数と違って1回しかカウントしません。

ただし、同じユーザーによる複数のデバイスやブラウザを使ったアクセスは区別されます。

 

たとえば、ユーザーがPCやスマホ、タブレット、chrome、インターネットエクスプローラーといった色々な手段を使ってアクセスしてきた場合、同じユーザーであったとしても別のユーザーによる訪問とみなすため、ユニークユーザー数はデバイスやブラウザの数だけカウントされます。

このように、ユニークユーザー数は一定の期間内における同じユーザーの複数アクセスを同じものとみなします。しかし、同じユーザーによる複数のデバイスやブラウザを使ったアクセスを区別するので注意が必要です。

 

トラフィック

トラフィック(Traffic)とは、「Webブラウザがサーバーへ送るリクエスト量のこと」です。

セッションは回数を意味するため、数がはっきりしていますが、量を意味するトラフィックは、大体の数値を表すため曖昧なのが難点と言えます。

また、トラフィックが多いからと言ってアクセス数も多いとは言えないため注意が必要です。

 

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まとめ

 

今回は、セッションについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

セッションとは、「通信が始まってから終わるまでの一連の流れのこと」です。

「ユーザーがサイトに訪問した回数」を表す指標としてアクセス解析する際に使われます。

セッションが始まるのは、ユーザーがWebサイトに訪問したタイミングだけですが、セッションが終わる(セッションが切れる)のは、ユーザーが「サイトから離脱したとき」あるいは「アクセスしてから30分以上経過したとき」2つの場合があります。

 

ただし、Googleアナリティクスでは、日付が変わるタイミングや異なるキャンペーンサイトからの流入もセッションが終了する条件となるので覚えておきましょう。

そんなセッションは、次の3つの用語と間違えやすいので注意が必要です。

 

PV

ページの閲覧数

 

ユニークユーザー数

Webサイトにアクセスしたユーザーの数

 

トラフィック

Webブラウザがサーバーへ送るリクエスト量

 

このように、セッションは他の用語と混同されやすいのでしっかり区別しておく必要があります。

特に、Googleアナリティクスを使って自社サイトを分析する方は、正しい言葉の意味を理解しておきましょう。

 

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