SEOコンサルティングで求められる対応力とは?
SEO会社のサービス形態は、コンサルティング型、月額固定型、成果(成功)報酬型、作業代行型、記事作成型、外部リンク(被リンク)提供型など、多くのカタチが存在する中で、最もSEO効果が期待できる形態と言われている、SEOコンサルティングがここ数年で注目を集めてきました。
しかし、これまでのSEOコンサルティングは、「本当に検索順位が上がるのか?」「費用対効果が見合うのか?」「どんなサービスを提供してくれるのかわからない。」「SEOコンサルティングの内容が自社のサイトに合うのか?」などネガティブな情報を得ている方も多く、広く浸透していきませんでした。
今回は、このSEOコンサルティングの内容や対応力などユーザーが求めるコンサルティングについて紹介をさせていただきます。
SEOコンサルティングとは?
まず初めに、SEOコンサルティングとはどの様なものか解説をさせていただきます。
SEOコンサルティングとは、SEO対策で狙ったキーワードの上位表示を達成して、流入数を増やし売上やコンバーションの達成を支援するサービスのことを言います。
キーワード選定はどうすれば良いのか?サイトの改善点はどこにあるか?内部施策はどこまでの内容を行えば良いか?被リンク追加による外部施策は必要か?などSEOコンサルタントがクライアントや競合サイトを分析して最適化を行う施策を提示します。
基本的には、SEOコンサルティング仕様書などで改善案を提示するところまでがサービス(コンサルティング)の範囲ですが、実際には内部・外部の施策まで請け負ってくれるSEO会社が殆どです。
クライアントのニーズをヒヤリングして目標を明確にする
ユーザーの最終目標は、売上や利益を増やすことになると思いますが、その過程で判断をしなければならないポイントは依頼するコンサルティング会社によっても変わってきます。
クライアントは、ネット集客やブランディングに対してコストを掛けて外注する会社もあれば、なるべくコストを掛けずに自社で完結できる範囲は社内で運用していきたい、と考える会社もあります。
また、即効性のあるWEBマーケティングを導入したい会社もあれば、中長期で安定的且つ継続的なSEO対策の効果を期待する会社もあります。
他の判断基準としては、検索順位やセッション数、ページビュー数、コンバージョン数を重視したり、とにかく導入コストだけを重視するなど、クライアントによっても考え方は異なります。
これらは、クライアントの業種や企業規模、将来性など、現在のおかれている立場によっても変わってきます。
SEOコンサルティングの業務は、企業のニーズや状況をよく把握したうえで、目標を明確にしていくことが求められます。
クライアントが抱える現状の課題を把握する
SEOコンサルティングにおいて、ユーザーの現状の課題を把握することは、すごく重要なポイントになります。
また、SEOコンサルタントは、WEBサイトや各部門など人における現状の課題を探し出してあらかじめ把握しておきます。
WEBサイトをテコ入れすることで解決できる問題なのか、事業部や人的リソースに関わる問題なのか、クライアントが抱える課題を大きく分けて考えます。
WEBサイトの問題であれば、根本的なユーザビリティや導線などを改善しながら、Google検索エンジンの最新のアルゴリズムに沿って内部施策(コンテンツ対策)や外部施策(被リンクの追加)を実施します。
人的リソースや運用に問題があった場合は、プロジェクト全体に影響も出てきますので、早急な運営体制や人員配置の見直しが必要になってきます。
どんな課題にも柔軟に対応して最適な改善提案ができる
前項でも述べたように、WEBサイト自体に問題があれば、ユーザビリティを考慮した導線の改善やコンテンツ追加、コンテンツの修正などを提案して改善まで導きます。
ユーザーの体制などに問題がある場合には、体制の再構築や運用管理マニュアルの導入などを提案して問題の改善に導きます。
ここでのスキルがSEOコンサルタントとして問われる最大の能力であり、スキルレベルの低いコンサルタントの場合は、課題の解決をできず、現実的ではない内部施策(コンテンツ対策)や外部施策(被リンクの追加)、インフラ環境の改善提案になってしまいます。
また、体制の問題などはクライアント側の問題として、取り合うこともしないケースも一部では見受けられます。最悪なケースは、抽象的な解決策や一昔前に流行ったいわゆる古いSEO対策を提案されてしまうことも耳にします。
コンテンツの品質が悪いという問題に対し、品質を改善してもう少し工夫していきましょう。などと、ごく当たり前の意見を返すようなものになってしまうこともありますので、クライアント側も注意をしながら、SEOコンサルタントを見ていかなければなりません。
目標を達成するまでのスケジュール管理ができる
SEO対策は、競合のWEBサイトも存在しますし、Google検索エンジンのアルゴリズムも日々変動しますので、当初の計画通りに進んでいかない場合も多々あります。
また、WEBサイトの方針や予算面での変更も出たり、当初の計画からの根本的な見直しを迫られる場合もあり得ます。
これらの状況の中で、重要度の高い内容や即効性のある施策を先行して行うなど、クライアントの状況を見ながら方針変更をして、まず先に何らかの成果が出てくるように進めていきます。
「コンバージョン率が必ず上がります。」や「検索順位で必ず5位以内に入ります。」などクライアントが喜ぶ話ばかりではなく、現時点の進捗や状況を包み隠さず説明をして、現在の状況でネガティブな内容が見つかった場合でも正確に伝えることが必要です。
コンテンツ対策や被リンク追加に対する評価と確認ができる
SEOコンサルティングでは、実施した内部施策(コンテンツ対策)や外部施策(被リンクの追加)の効果を継続して計測していきます。
セッション数、ページビュー数、コンバージョン数、検索順位やトラフィックの推移など様々な角度からアクセス解析をして、評価と確認をしていくことになります。
また、コンテンツマーケティングのようなオウンドメディアの施策では、ブランディング効果の分析やアトリビューション分析といった分析に強い能力がSEOコンサルティングに求められます。
過去に実施した施策が効いていないのであれば、その評価と確認を行って、選定したキーワードの見直しなど新たな提案が必要になってきます。
また、アナリティクスレポートや外部リンクレポートなどに進捗をまとめて、定期に報告をすることも重要です。
将来はクライアント自身で運用できるようにサポートする
SEOコンサルティングの特性上、将来的にはユーザーが自立できるまでのサポートをする必要があります。
また、SEO対策の運用には、継続してWEBサイトの更新や修正が求められます。
SEOコンサルティングの契約が終了した後でも、クライアント自身で対応できる体制の構築や研修、資料、情報のとりまとめ、各種マニュアル作成などの作業も並行して行っています。
このサポートの部分がキチンとできていれば、大きなアップデートの変更時やWEBサイトの問題が起こった場合に外注をするだけで、クライアント自身でSEO対策を実践していくことが可能になります。
おわりに
今回は、SEOコンサルティングの内容や対応力などユーザーが求めるコンサルティングについて紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
SEOコンサルティングは、一般社団法人全日本SEO協会が認定している資格で、SEO検定と認定SEOコンサルタントのふたつが存在しています。
この資格を取得していないとコンサルティングの業務に従事できない訳ではありませんが、ここでご紹介した内容や対応力は、SEOコンサルタントとしてクライアントから求められる必要なスキルです。
この記事をご覧になった方は、最も効果が期待できると言われている、SEOコンサルティングのサービス形態を選定して、今後のSEO対策に取り組んで見てはいかがでしょうか。
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