SEO対策に失敗する会社の原因や傾向とは?

SEO対策で検索順位を上げることは、サイトからの集客に注力をしている企業であれば共通の課題です。
SEOは、理にかなった内部施策や外部施策を行うことで、検索結果の表示順位で上位に表示させることが可能です。
一方、間違った情報を元に施策をすることで、いたずらに時間だけが過ぎて失敗につながります。
今回は、SEO対策に失敗する会社に見られる原因や傾向について、弊社が見てきた6つの事例で紹介させていただきます。
直近のアルゴリズムに沿った最新のSEO対策をしていない
お客様が認識しているSEOの内容が古く、一昔前のアルゴリズムに基づいた施策をしているケースがあります。
数年前の書籍やネット上に書かれていた古い情報に沿って施策をしている、過去に成果が出ていたSEO対策にこだわっている、スキルの低いSEO業者から入手した誤った情報を信じている、などの事例がこれに該当します。
Google検索エンジンのアルゴリズムは、日進月歩で進化をして、定期的に大きなアップデートを繰り返しています。
直近のアルゴリズムを分析し反映した、最新のSEO対策をしない限り、検索順位で上位に表示させることは難しい状況になっています。
SEOの対象にするキーワード選定が間違っている
検索結果の上位表示を狙っていく、キーワードの選定ミスもよく見る間違ったケースです。
何の根拠もなく、とにかくビックキーワードで検索順位を上げたい、という漠然とした要望があるユーザーがこれに該当します。
ビックキーワードで検索順位を上げることは、競合サイトも強く、その分だけ施策する作業の工数も増えて、SEO対策の難易度が高くなるということです。
ビックキーワードを選定するということは、目標達成まで多大な労務と時間、コストが掛かるということをあらかじめ認識しておかなければなりません。
また、ビックキーワードの選定がダメということではありませんが、まずはミドルキーワードやスモールキーワードを施策しながら、ロングテールSEOを対策することでサイト全体の流入を増やすことが重要です。
自社サイトの構造がSEO内部施策に適していない
画像や写真が多く、コンテンツ、ページ数、テキストボリュームが少ないサイトに内部施策を行うことは、WEBサイトの構造自体がSEO対策に適していません。
また、WordPressのようなCMSで、ページの拡張機能が備わっていないサイトも、内部の構造から見た場合に、SEOに適していないケースです。
見た目がカッコよく、デザイン性が高いサイトでも、内部施策を実施する範囲の制限や構造上に問題がある場合は、その効果が半減してしまいます。
WEBサイトを新規で制作したり、リニューアルをする場合には、SEO内部施策が反映できる内部構造に設計しておく必要があります。
SEO外部施策はNGという間違った認識をしている
過去の経験やどこからの誤った情報で、SEO外部施策はNGという考え方に固執しているケースも見られます。
確かに、一部の悪質な被リンクを貼る外部施策は、Google検索エンジンから発せられるペナルティの対象になっていた時期がありました。
現在のアルゴリズムを分析した、最新のSEO外部施策を実施していれば、Google検索エンジンからのペナルティの対象になることはありません。
仮に、Googleからペナルティの対象になった場合でも、原因調査 → 状況把握 → ペナルティの解除申請 → ペナルティの解除 → 再び上位表示へ とサイトを検索順位で上位に導くことが出来れば大きな問題はありません。
競合サイトが強い、とにかく早く順位を上げたい、ビックキーワードを狙って選定している、自社サイトの規模が競合と比べて小さい、ドメインのパワーが若く新しい、などの場合は、現在も良質なリンクを貼る外部施策が有効なSEO対策になっています。
SEOに投資する予算が確保できていない
SEO対策の基本は、競合サイトとの内部・外部要因の差を埋めることで、自社サイトが上位に表示されることにあります。
また、その差分に対して施策を行わなければ、競合サイトより上位に表示されることは無いとも言えます。
内部施策であれば、ページ数や文字数であったり、外部施策であれば被リンク数や被リンクドメイン数が指標となりますので、何となく月額いくらとか、成果報酬でいくらといった予算では対応できない場合があります。
先ずは競合サイトとの差を把握して、どのくらいの施策(作業)が必要になるのかを元に予算を確保しなければなりません。
また、SEOの施策内容は、出回っている書籍やネット上の情報など無料でも入手できます。
しかし無料の施策では、Google検索エンジンのアルゴリズムが頻繁に変動する状況で通用しないものがあります。
サイト運営者は、成果を出すため最新のSEO対策に掛かるコストについて知っておく必要があります。
SEOを継続していくユーザーのメンタルが続かない
ここまでは、SEO対策のテクニカルな原因や傾向を紹介させていただきました。
最後に紹介する事例は、ユーザー(クライアント)のメンタルが続かないなど、ご自身のSEOに対する気持ちが萎えてしまっているケースです。
SEO業者と契約の時点では、検索順位を上げることに期待値も高く重要事項と認識していますが、順位が上がってこない期間が長く、成果が見えない状態が続くことで、期待値は下がりユーザーの気持ちが切れてしまいます。
SEO対策は、業者に全面的に任せるものではなく、検索順位が上がらない原因をユーザーも一緒になって追究して、WEBサイトの改善を繰り返すことが必要です。
おわりに
今回は、SEO対策に失敗する会社に見られる原因や傾向について、6つの事例をもとに紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
これらの事例は、どれもよく見られる傾向ですが、何よりも6.SEOを継続していくユーザーのメンタルが続かなければ、それ以降の修正や改善を繰り返すことができません。
SEO対策は、中長期の期間で捉えて、PDCAサイクルを廻しながら、WEBサイトのテコ入れを繰り返す手法だと理解してください。
この記事をご覧になった方は、貴社の取り組みの参考にしていただいて、検索順位が上昇する失敗の無いSEO対策にチャレンジして見てはいかがでしょうか。
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