SEO対策に影響があるモバイルファーストインデックスとは?

ここ数年のWEBサイトの提供のカタチは、パソコンサイトからスマートフォンサイトへと移行されてきました。
すでに、ユーザーの利用においても主流になったと言えるスマートフォンサイトですが、SEO対策に影響がある、【モバイルファーストインデックス】(MFI)との関係について、皆さんはご存知でしょうか?
モバイルファーストインデックスとは、これまでGoogle検索エンジンがパソコンサイトの内容を基準にコンテンツの評価をしていたものを、スマートフォンサイトをメインの評価対象として、インデックスするという仕様変更のことを言います。
今回は、SEO対策に影響がある、【モバイルファーストインデックス】とはどのようなものか、スマートフォンサイトとの関係性を交えながら紹介をさせていただきます。
モバイルファーストインデックス(MFI)とは?
はじめに、もう少し詳しくモバイルファーストインデックス(英語表記:mobile first index)(略称:MFI)について説明してみたいと思います。
モバイルファーストインデックスは、Google検索エンジンのGary Illyes氏(ゲイリー・イリェーシュ)が、アメリカのラスベガスで2016年10月17日に開催された、PubCon Las Vegas 2016のカンファレンスの中で、新しいアルゴリズムの仕様として計画を発表して、2018年3月27日に本格的に導入が開始されました。
これまでの検索結果の表示順位は、スマートフォンから検索がされている場合でも、パソコンサイトのデータをもとに表示していましたが、【モバイルフレンドリー】に合格しているWEBページについては、より上位に表示されるように補正をかけていました。
モバイルフレンドリーは、ユーザーが閲覧しやすいように、スマートフォンの表示に適したコンテンツ(WEBページ)の検索順位を引き上げて、適していないWEBページの順位を引き下げるアルゴリズムのことを言います。
また、モバイルフレンドリーでは、テキストや写真、画像の大きさ、レイアウトなどをスマートフォンの画面サイズに合わせて最適化します。
スマートフォンサイトへの対応をする場合には、Google検索エンジンが提供しているモバイルフレンドリーテストを活用して、WEBサイトの構成やコンテンツ(WEBページ)のデザインが最適化されているかどうかの確認をしておくことが必要です。
モバイルフレンドリーの特徴
・スマートフォンの検索順位にのみ適用される。
・WEBサイトではなくページごとに適用される。
・世界中の言語の検索順位に影響される。
検索順位の基準がパソコンサイトからスマートフォンサイトに変わる
これまでのGoogle検索エンジンは、パソコンサイトのWEBページをもとにコンテンツの質を判断していました。
今後は、クローラー(WEB上のファイルを収集するためのプログラムの一種)がスマートフォンサイトのWEBページを中心に巡回して、検索エンジンのデータベースにインデックスします。
モバイルファーストインデックスを導入した後は、これまでとは全く逆の形で、スマートフォンサイトのコンテンツを対象にその内容を分析して、検索順位を決めることに変わったと言えます。
検索順位の基準にモバイルファーストインデックス(MFI)が導入された理由
それでは、なぜ検索順位の評価がパソコンサイトからスマートフォンサイトに変わったのか?についても説明させていただきます。
スマートフォンからの検索ユーザーが、パソコンからのユーザーを2015年時点で超えた現在では、スマートフォン向けのWEBページを評価の基準にした方が【より良い検索ユーザー体験を提供できる。】というのが、アルゴリズムの変更に至った一番の大きな理由と言われています。
モバイルファーストインデックスの展開 2018年3月26日月曜日 Google検索セントラルブログ
今後は、スマートフォンサイトにもパソコンサイトと同様に、重要なコンテンツを省略することなく、必要な情報を反映したうえで提供することが求められています。
モバイルファーストインデックス(MFI)に対応する方法とは?
Google検索エンジンがスマートフォン検索の利便性を重視していくことが解ったところで、モバイルファーストインデックスに対応する方法についても触れておきます。
基本的には、スマートフォンサイトのWEBページが評価対象になるため、スマホに特化していることが重要です。
そのため、モバイルファーストインデックスに対応するためには、レスポンシブウェブデザインによるスマートフォン対応が必須です。
必ずしもスマホ専用サイトが駄目ということではありませんが、パソコンサイトに比べてWEBページやコンテンツを省略して表示しているケースがよくあります。
レスポンシブウェブデザインを採用していれば、ページの省略がされるという問題もクリアにされて同一のURLで表示が可能です。
また、SEO対策に有利に働くということや、修正の作業が1ファイルで容易にできることもありGoogle検索エンジンもレスポンシブウェブデザインを推奨しています。
ホームページはスマホ専用サイト、それともレスポンシブWEBデザイン?
おわりに
今回は、SEO対策に影響がある、【モバイルファーストインデックス】(MFI)とはどのようなものか、スマートフォンサイトとの関係性を交えながら紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
今後の検索順位では、どのキーワードの検索結果で、どのWEBサイトを何位で表示させるかの判断は、すべてスマートフォンサイトの評価が基準になります。
また、titleタグ、description、内部リンクの最適化、文字数などのSEOにおける必要な要素も、スマートフォンサイトが中心となって反映されますので、スマートフォンサイトの重要性はこれまでよりも更に増してきます。
【モバイルファーストインデックス】が導入されても、内部施策(コンテンツの数と質)と外部施策(被リンクの数と質)などSEO対策の内容に変更はなく、これまでの通り確実に対応することが必要です。
この記事をご覧になった方で、未だスマートフォンサイトへの対応が済んでいない方は、SEO対策に最適なレスポンシブウェブデザインを採用して、WEBサイトの構築やリニューアルを検討してみてはいかがでしょうか。
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