SEO対策の基本と言えるキーワード選定の方法とは?

SEO対策をする場合のキーワード選定は、その効果にまで影響を及ぼす重要なポイントになります。
特に、はじめてSEOを導入する方は、具体的なキーワード選定の方法を知らない人も多く、何の根拠もないビックキーワードを選んでしまいがちです。
また、皆さんの中にも長い期間(時間)に渡って内部、外部施策をしていたにも関わらず、成果を出せずにSEO対策に失敗した、という苦い経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、SEO対策の基本と言えるキーワード選定の方法について、弊社も実践している内容を紹介させていただきます。
キーワードとは?
選定方法の解説の前に、キーワードおよびキーワード選定について明らかにしておきます。
キーワードとは、サイト運営者がユーザーをターゲティングするために設定する単語のことで、WEBページやコンテンツのテーマを表す用語とも言えます。
またキーワードは、GoogleやYahoo!の検索エンジンの検索窓に入力したり、リスティング広告で設定をして情報検索の手掛かりとして活用します。
このキーワードと似た単語に検索クエリがありますが、これらは目的や立場によって使われ方が違ってきます。
検索クエリとは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索窓に入力して実際に検索した語句を言います。この機会にキーワードと検索クエリの違いについて理解しておきましょう。
キーワード選定とは?
キーワード選定とは、インターネットの検索結果で上位に表示させたいキーワードを選ぶことを言います。
正しいキーワードを選定することで、商品やサービスのニーズに合ったユーザーの獲得につながるためSEO対策においては重要な作業です。また間違ったキーワードを選定することで、
・競合のサイトが強く上位に表示されない。
・上位表示はされたがコンバージョンにつながらない。
・上位表示はされたが検索数が少なくサイトへの流入が増えない。
など様々な問題が出てきます。
良質なコンテンツを作成したにも関わらず、検索されず誰にも閲覧されなければSEOやマーケティングの意味がありません。
ユーザーのニーズに合ったキーワードの選定こそが、SEO対策を成功させるための何よりも近道です。
対象になるキーワードの検索ボリュームを調べる【STEP1】
SEO対策で最初にやるべきことは、対象になるキーワードの検索回数(ひと月当たりの検索ボリューム)を調べることです。
検索回数の少ないキーワードで検索順位が上がったとしても、サイトへの流入は少なく集客の効果は得られません。
また、検索回数の少ないキーワードを元に関連性のあるコンテンツを数多く作成しても、無駄な労務やコストが発生します。
キーワードの選定は、ある程度のインパクトがあって検索回数が多いものを選定する必要性があります。
はじめのSTEP:1の段階では、専用のキーワード調査ツールを活用して検索ボリュームを調べます。
SEO対策でキーワード選定やアクセス解析に必要なツールとは?
自社サイトにおける現状の検索順位を確認する 【STEP2】
キーワードの検索ボリュームを調べた後は、そのキーワードの自社サイトにおける、現状の検索順位を把握しておくことが必要です。
既に10位(1ページ目)以内に入っているのであれば、大掛かりな内部施策をしたり、大量のコンテンツを作成する必要はないと思いますが、11位(2ページ目)以下の場合は、何らかの外部施策(被リンクの追加)や内部施策(タグ情報の修正、ディレクトリ構造の修正、ページスピードの改善)などを行ったり、コンテンツを新たに追加していかなければなりません。
また、自社サイトの検索順位の調べ方は、下記のような専用のツールでURLとキーワードの両方を入力して、検索するだけで簡単に調べることができますので、この記事をご覧になった方は覚えておいた方が良いでしょう。
対象になるキーワードのSEO難易度を確認する【STEP3】
検索ボリュームと現状の検索順位の他には、SEO難易度(順位を上げるための難易度)も把握しておくことが必要です。
キーワードのSEO難易度を知るためには、Google検索エンジンが提供している、Google キーワードプランナーというサービスがオススメです。
キーワードごとに、リスティング広告を出稿する場合の難易度がわかる便利な機能が付いているので、そちらを参考にしながら、対象とするキーワードのSEO難易度を確認することができます。
競合サイトのコンテンツの数を調べて規模を確認する【STEP4】
ここまでの条件の他には、競合サイトのことも情報を収集しておく必要があります。
絞り込んだキーワードの検索結果で、1位から10位(1ページ目)の中に表示された、各サイトのページ数をそれぞれ調べることで、競合サイトの規模(大きさ)や構成を確認します。
競合サイトのURLをGoogleの検索窓で「site:URL」で直接入力して検索をすると、インデックスされているWEBページ(コンテンツ)の数を確認することができます。
自社サイトに比べた時に、競合サイトのコンテンツの数が少なければ、こちらがSEO対策を強化していくことで、検索順位で上回れる確率が高いと推測できます。
SEO対策で軸になるメインキーワードを選定する【STEP5】
次は、いよいよSEO対策で軸になるメインのキーワードを選定していきます。
軸になるメインのキーワードは、ここまで説明をした【STEP1・検索ボリュームが多い】【STEP2・現状の検索順位が11位以下】【STEP3・SEOの難易度が低い】【STEP4・競合サイトのコンテンツの数が少ない】の他に、【検索結果で10位(1ページ目)以内に表示された競合サイトの数が少ない】の1項目を加えて、全部で5つの条件が確認できれば、SEO対策をするメインキーワードが決まったことになります。
コンテンツSEOに必要なキーワードを教えてくれるツールとは?
メインキーワードを元に関連キーワードを選定する【STEP6】
最後に、軸になるメインキーワードを元にGoogle検索エンジンのサジェスト機能やラッコキーワードなどのツールを活用して、関連キーワードも選定していきます。
軸になるメインのキーワードは、ビックキーワードになることが多く、検索順位が上がるまでの期間(時間)が長く掛かることから、SEOの効果という意味では即効性がありません。
関連キーワードの情報を複数収集して、ロングテールを狙うSEO対策を実施することで、より短期間(時間)で安定した集客が見込めます。
おわりに
今回は、SEO対策の基本と言えるキーワード選定の方法について、弊社でも実践している内容を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
SEOの効果を最大化させるためには、キーワードの選定がポイントになるということは、皆さんも十分におわかりいただいていると思います。
SEO対策をする場合は、自社サイトとユーザーとのつながりを持つために、キーワードの選定こそがはじめの一歩で何よりも重要な作業です。
単純に、自社の商品やサービス名をメインのキーワードの対象にしたり、根拠のない思い付きのビックキーワードを選定してしまうと検索順位が上がりにくく、無駄な労務と時間だけが過ぎていきます。
また、キーワード選定の方法は、どれも手間の掛かる内容ですが、SEOの効果を最大化して、より多くのユーザーから流入やコンバージョンを増やすためには、どのSTEPをとっても欠かすことができません。
この記事をご覧になった方は、今後のキーワード選定の参考にしていただいて、自社サイトのSEO対策に取り組んで見てはいかがでしょうか。
【株式会社セレクト・ワン】
東京本社:03-5953-7160

株式会社セレクト・ワンの社員によってオススメ情報を執筆している【編集チーム】です。”初心者の方にもわかりやすく”をモットーに、記事を読んだら直ぐに実践できるWEBマーケティング関連の情報を紹介しています。
また、弊社の実績や導入事例から見る・コンテンツマーケティング・SEO対策・WEB制作など、様々な最新情報やノウハウも発信していきます。