ホームページの直帰率につながる原因と改善方法とは?

WEBサイトを訪問してくれた、ユーザーの満足度を図る指標のひとつに直帰率があります。
サイトの直帰率の改善は、ECサイトやSEO対策を運用している会社であれば、コンバージョン率を上げるための共通した課題です。
今回は、ホームページの直帰率について、ホームページ制作会社も実践している改善方法3選で紹介させていただきます。
サイトの直帰率とは?
直帰率とは、ユーザーがサイトを訪問した際に、最初に見たページから次のWEBページに移動することがなく、1ページだけで閉じてしまう割合のことです。
直帰率について、もう少し簡単に説明すると、全体のセッション数(訪問数)の中で、何パーセントのユーザーが1ページだけで閉じてしまったかの割合、とも言えるでしょう。
直帰率の計算式
・直帰率 = 1ページだけで閉じてしまった数 ÷ WEBページのセッション数(訪問数)
また、直帰率のボーダーラインは、サイトのコンテンツや内部の構成によっても変わってきますが、一般的に流入経路から見る数値は下記の通りです。
・WEB広告から流入してくるユーザーの場合:約60パーセント
・通常の検索結果(自然検索)から流入してくるユーザーの場合:約40パーセント
直帰率と離脱率の違いとは?
直帰率と間違われやすい指標の一つに離脱率があります。
WEBサイトにおける離脱とは、ユーザーがサイトの外へ離れてしまう行動のことで、違うサイトへ移動したりブラウザを閉じたりすることを指しています。
前項で解説した直帰は離脱の一部で、サイト内で1ページだけで見ずに離脱した場合を直帰と呼んでいます。
よって離脱率とは、ユーザーがページ遷移を行って、最後に訪れたページの割合を示しています。
別の言い方をすれば、直帰かどうかにかかわらず、そのページを最後に離脱したセッションの割合のことと言えます。
サイトからユーザーが直帰してしまう原因
サイトの直帰率が高いということは、SEO対策やWEB広告などのサービスを活用して、流入を増やす施策をしていても、1ページしか見てもらうことがないため、コンバージョンの獲得にはつながっていきません。
ここでは、WEBサイトを制作した時点で気付くことがなかった、サイトから直帰につながる原因について紹介させていただきます。
サイトの表示速度が遅い
Google検索エンジンが行った調査では、サイトの表示をする時に3秒以上のタイムラグがある場合には、約53パーセント以上のユーザーが直帰してしまうことがわかっています。
WEBサイトの表示速度が遅く、表示されるまでに時間が掛かる重いサイトは、ユーザーの直帰につながってしまいます。
タイトルとコンテンツのイメージが違う
ユーザーがサイトを訪問する場合は、欲しい情報があることを見込んで訪問してきますので、コンテンツへの期待値が高まった状態でWEBサイト内部の閲覧を始めます。
タイトルに惹かれて訪問したサイトに、自分が欲しいコンテンツや情報が無い場合は、期待外れに感じたユーザーはそのままページを閉じてしまいます。
サイト内部の導線が悪い
せっかく辿り着いたユーザーが、WEBサイト内部の情報に満足しても、次に見たいページに対してスムーズに移動することができなければ、サイトの中に留まることはありません。
グローバルメニューの配置が悪く、次のページに対して導線がわかりにくかったり、リンクを沢山貼り過ぎていたり、テキストが小さく見えにくかったり、デザインのイメージが陳腐で自分に合わない場合には、そのまま直帰をすることになってしまいます。
サイトの直帰率を改善する方法 3選
サイトの直帰率を改善することは、そのままコンバージョン率の向上にもつながっていきます。
ここでは、多くの制作会社も活用している、サイトの直帰率を改善する方法について紹介させていただきます。
デザインの最適化(画像、写真の圧縮)を行う
WEBサイトやECサイトの表示速度を早くする方法は沢山あります。
その中で最も効果的な方法は、デザインの最適化(画像、写真の圧縮)をすることです。
画像ファイルの容量を減らして、軽量化をすることでサイトの表示速度を大幅に改善することができます。
タイトル修正、コンテンツ追加、内部リンクの見直しを行う
タイトルとコンテンツのイメージが違うミスマッチの改善方法は、大きく分けて3つあります。
1.SEO対策を意識し過ぎず、コンテンツの内容に合った自然なタイトルタグに修正する。
2.ユーザーが求めている情報を分析して、WEBページの中に有益なコンテンツを追加する。
3.より詳しい情報については、他のWEBページへわかりやすい内部リンクで誘導する。
これらの見直しや改善を行うことで、ユーザーが短時間でサイトから直帰することを防ぐ対策になります。
関連する記事や人気の記事を表示させる
WEBサイト内部の導線が悪い場合の改善方法として、グローバルメニューや内部リンク、バナーの見直しが必要ですが、CMSで構築しているサイトであれば、関連記事を的確に表示することを推奨しています。
特に、コンテンツマーケティングを運用している場合には、ページの数が増えて、カテゴリ別のリンクや月別のリンクから目当ての記事を辿っていくのも大変です。
関連する記事や人気記事ランキングをカテゴリ別に表示することで、ユーザーは次に読むべき情報を見つけやすくなります。
おわりに
今回は、ホームページの直帰率について、弊社の制作実績でも成果のあった改善方法を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
サイトの直帰率を改善させるためには、Googleアナリティクスなどのアクセス解析サービスを活用して、WEBサイト内部を把握し原因を見つけることが重要です。
また、サイトの直帰率が高い原因を見つけて改善に取り組むことも大切ですが、何よりもユーザーの立場で考えて自社のWEBサイトを俯瞰して見ることが必要です。
ホームページの直帰率でお悩みの方は、この記事の改善方法を参考にしていただいて、今後の取り組みの中でお役立てください。
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