ホームページをスマートフォン対応にするメリットとは?

従来のWEBサイトの制作は、パソコン画面の表示だけを考慮し構築していれば問題はありませんでした。
昨今の急速なスマートフォン端末の普及やサービスの増加により、WEBサイトやECサイトは、制作の時点からスマホ対応にしておくことが必須になりました。
株式会社セレクト・ワンでも、新規でサイト制作のご依頼をいただくお客様には、過去の制作実績を提示しながら、スマートフォンに対応することを推奨しています。
今回は、ホームページをスマホ対応にするメリット7選とデメリット2選について解説させていただきます。
ホームページはスマホ専用サイト、それともレスポンシブWEBデザイン?
サイトの離脱率や直帰率を改善できる【メリット1】
WEBサイトは、最初に閲覧したページがスマホ対応になっていない場合に、ユーザーが操作上の煩わしさを感じることで、他のサイトに移動したり、ページを閉じてしまうことがあります。
スマートフォンに対応しているサイトであれば、次のページも負担なく閲覧できると認識をして、そのままの流れで自然に閲覧を続けてもらえます。
WEBサイトは、スマートフォンに対応するだけでもユーザーの離脱率や直帰率が改善されます。
サイトのセッション時間(滞在時間)を向上できる【メリット2】
ホームページ制作会社は、ユーザーに長く滞在してもらい、多くのページ(コンテンツ)を閲覧してもらうことを前提にして、WEBサイトの設計や構築をしなければなりません。
どんなに時間やコストをかけて完成させた、デザインがきれいなサイトでも、ユーザーにコンテンツを閲覧してもらわなければ何の意味もありません。
WEBサイトを最初からスマートフォンに対応しておくことは、セッション時間(滞在時間)やページビュー数を向上させることにつながります。
スマホに有利な検索結果でSEOの効果も発揮できる【メリット3】
2015年4月21日に Googleがモバイルを基準としたアルゴリズムに変更したことで、検索エンジンからWEBサイトに対して、スマートフォンの対応が求められるようになりました。
新しくアップデートされたこのアルゴリズムは、「モバイルフレンドリー」と言われています。
もう少し簡単にモバイルフレンドリーを説明すると、「スマートフォンの閲覧に適していない、WEBサイトの検索順位を引き下げるアルゴリズムのこと」と言えばわかりやすいでしょうか。
これは、Google検索エンジンがスマートフォンに対応しているかを認識することで、スマホ対応済みのサイトを検索結果で優位に表示させることでもあります。
モバイルフレンドリーを導入したことで、ユーザーのスマートフォンでの閲覧がよりスムーズになり、モバイルユーザーの利便性と併せてSEOの効果も発揮します。
操作性が良い電話機能でユーザーからの反響を向上できる【メリット4】
スマートフォンに対応しているWEBサイトは、あらかじめ電話の機能がついていますので、通常のサイト(パソコン画面の時)に比べた場合に、電話でのお問い合わせにつながりやすい傾向があります。
直接電話ができるボタンをスマホ画面に実装することで、ユーザー側の利便性や操作性も向上して、従来より多くの反響が見込めます。
SNSからシェアされる情報の拡散率を向上できる【メリット5】
スマートフォンとSNSの相性という観点からみて、X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、LINEなどのサービスを利用する多くがスマホユーザーと言えます。
SNSからシェアされる情報を短時間で把握するには、視覚性が良くWEBサイトがスマートフォンに対応していれば拡散率が向上します。
目新しいデザインによりブランディングの向上に貢献できる【メリット6】
スマートフォンに対応していないWEBサイトは、一目見ただけで古臭く、サービスやニュースの更新も滞っていれば尚更のこと、会社のブランドイメージを損なう可能性があります。
逆に、スマホ対応しているサイトは、デザインも目新しくニュースも頻繁に更新されていれば、活気が溢れて華やかに見えることから、会社のイメージも良くブランディングの向上に貢献してくれます。
スマートフォンからWordPressの編集や投稿ができる【メリット7】
WordPressは、WEBアプリケーションを操作するように簡単に編集ができるソフトウェアです。
インターネットの環境とブラウザがあるだけでスマホからも編集をすることが可能です。
また、Wordpress公式アプリをダウンロードすれば、スマホ画面のサイズに最適化されていて投稿に必要な機能だけに絞られているため容易に執筆ができます。
公式アプリは、ネット環境の無いオフラインでも編集が可能で、テキストなどの文字入力はアプリを活用して、画像の挿入など複雑な作業はブラウザを使って、と状況に合わせて運用することができます。
スマホ対応していなくても画面に表示されるデザインは変わらない?
WEBサイトは、スマートフォンに対応していなくても、スマホ画面に表示されるデザインは変わらず、普通に閲覧することは可能です。
しかし、スマートフォンに対応していないサイトは、パソコン画面をそのまま小さなスマホ画面に表示させてしまうことで、操作をする際の煩わしさから、ユーザーの離脱率が向上してデメリットが発生します。
画面が縮小して指で拡大しないと見えにくい【デメリット1】
パソコンに比べて画面サイズが小さいスマートフォンは、WEBサイトがそのままの見た目でスマホ画面の大きさに縮小して表示されます。
スマホ画面の中に縮小されたテキストや画像は、サイトの閲覧時には、一旦指で広げて画面を拡大しないと見ることができなくなります。
画面が縮小して拡大しないとリンクを押せない【デメリット2】
スマホ画面に縮小されたリンクをクリックする場合には、タップしようとした場所と実際にタップした場所が違っていたり、何度タップをしても次のページに移動しなかったり、意図しないバナーやリンクを何度もタップしてしまったりと、何かと操作上で不便な思いをすることになります。
スマートフォン対応のチェックツール
最後に、WEBサイトがスマートフォンに対応しているか?の見分けがつくチェックツールを紹介させていただきます。
Google検索エンジンが提供しているツールに「モバイルフレンドリーテスト」があります。
このツールは、WEBサイトのURLを入力して「URLをテスト」ボタンをクリックするだけで、スマートフォンに対応しているか、どうかのチェックをしてくれます。
文字が小さくないか、リンクなどのタップ要素同士が近すぎないか、横スクロールの必要はないか、などの項目を判断をしてモバイルフレンドリーでない場合には、その理由や対処方法も表示してくれる便利ツールです。
おわりに
今回は、WEBサイトの閲覧時に画面が縮小されてしまう問題を解消すべく、ホームページをスマホ対応にするメリットを中心に解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
コーポレートサイトやサービスサイトをスマートフォンに対応していない企業の方は、早急に取り組むべき優先順位の高い課題です。
大げさな言い方をすれば、スマホ対応が遅れることで、インターネットからの集客や売り上げ、ブランディングの面からも影響を受けて大きな損失が発生します。
また、スマートフォンの流入から来るサイトのユーザー数をみても、今後は増え続けていくことが確実な状況と言えますので、スマートフォンに対応することは更に重要度が増してきます。
WEBサイトは最初からスマホ対応にしておくことで、ユーザーの利便性や操作性も高く、お客様からの信頼まで獲得することができる、最高の販促ツールとして機能します。
皆さんも、ここで紹介したスマートフォンに対応するメリットを十分に理解したうえで、今後のホームページの制作でお役立てください。
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