直帰率(bounce rate)とは、WEBサイトを訪れたユーザーのうち、その中で最初の1ページしか閲覧をしないでWEBサイトから離脱していったユーザーの割合のことです。
そのため一般には、直帰率が低い方がサイト運営者にとって望ましいと言えます。なぜなら、他のページにも目を通していることになるからです。
よく似た用語として知られる離脱率とは、以下の点で異なります。
直帰率は、最初にアクセスされたページであることに重点を置いているのに対し、離脱率はそうではなく、どのページで離脱されたかに焦点を置いています。
したがって、「直帰数÷セッション数」「離脱数÷PV数」という式が成り立ちます。
直帰率は、平均しておよそ55から65%前後が目安となります。その際、サイトのジャンルによってもバラツキはあります。
また、直帰率が極端に高すぎたり、低すぎる場合にはGoogleアナリティクスの設定に不備がある可能性も考えられます。
そして直帰率が高くなってしまう原因として、ページの読み込み速度が遅かったり、他のページにも良質なコンテンツがあることを示せていなかったりすることが挙げられます。
以上の点に注意して、直帰率の改善に努めましょう。ユーザーにとって魅力的かつ価値ある情報を発信することが重要です。
せっかく集客できたは良いものの、最初のページで離脱されてしまってはSEOの効果がなくなってしまいます。
細部までサイトを閲覧するユーザーが多いことは、自社を深く認知してもらうことにつながります。
トップページ以外もユーザーに閲覧してもらいたいと考えるサイト運営者は、Googleアナリティクスやアクセス解析ツールで直帰率をたびたび確認しましょう。