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SEO対策における被リンクとは?

SEO対策における被リンクとは?

被リンクとは、外部サイト内に貼られた自社サイトへのリンクを指します。

SEO対策において、被リンクは評価を高めるひとつの要素だと考えられているのですが、ただ闇雲に被リンク数を増やしてもあまり効果はありません。

Googleが評価基準におく「良質な被リンク」であることが欠かせないためです。

そこで今回は、SEO対策における被リンクとは何か、良質な被リンクを増やす方法、さらにやってはいけない禁止事項についてもご紹介しましょう。

 

SEO外部施策のポイント!正しい被リンクと間違った被リンクとは?

 

被リンクとは?

 

被リンクとは外部サイトからの自社サイトへのリンクのことで、貼られることを「リンクビルディング」とも呼びます。

では、なぜ被リンクがSEO対策に繋がるのでしょうか。

 

評価に影響する外部評価

Googleを始めとした、検索エンジンはサイトを「内部評価」と「外部評価」で評価しています。

内部評価とは検索エンジンからみたサイト(コンテンツ)の中身の評価。対して、外部評価とは外部サイトからみた自社サイトへの評価を、検索エンジンがさらに評価したものです。

では、なぜ検索エンジンは評価の要素に外部評価を加えているのか。

 

それは内部評価だけだともはや正確な判断が難しいためです。

というのも、内部評価はサイト側の努力によって高められるもので、やろうと思えば誰でも実践できます。上位表示されるようなサイトはどこもやっていることです。

そのため、より正確な評価ができるよう、外部サイトの評価が加えられています。

 

被リンクにかかる評価基準

外部評価を高めるための要素はいくつかあり、そのひとつが「被リンク」になります。

2015年、Googleのウェブマスター・トレンド・アナリストであるJohn Mueller氏は、「はっきり言うと、被リンクがないと上位表示は困難です。

理屈では可能ですが、競合サイトがいると実際はすごく難しいでしょう」とコメントしました。

 

被リンクとは外部サイトが「このサイトは紹介する価値がある」と自主的にリンクを貼るもの。ライバルである外部サイトの評価ですから、Googleに重要視されるのも納得です。

しかし、いくら外部評価を得られるからと、被リンクであれば何でもいいとは限りません。

というのも、リンク元(外部サイト)の質が、被リンクの評価に関わるためです。

 

・リンク元のページ評価(内部評価)

・リンク元とコンテンツとの関連性

・リンクが貼られてからの時間経過

 

これらは被リンクにかかる評価基準と考えられている項目で、リンク元のページ評価が悪かったり、コンテンツの内容に関連がなかったりすると、被リンクの評価は低くなります。

リンク元が「良質なコンテンツ」であることで初めて、被リンクは効果を発揮するわけです。

 

被リンク数を調べる方法

被リンクは外部評価に関わる要素だけに、数や質は把握しておきたいところです。

では、どうすれば被リンクの状況を調べられるのか。

「Google Search Console」を始め、「hanasakigani.jp」「Neil Patel」「SEOTOOLS(SEOツールズ)」などは無料で被リンクを調べられるツールです。

また、より詳しく分析したいのなら「ahrefs」や「MAJESTIC」など有料ツールもあります。

 

Google Search Console

hanasakigani.jp

Neil Patel

SEOTOOLS(SEOツールズ)

ahrefs

MAJESTIC

 

SEO外部施策で重要な被リンクのチェックツールとは?

 

被リンク数を増やす方法

 

本来、被リンクとは外部サイトが自主的に評価してリンクを貼るものなので、貼られるかは外部サイトのさじ加減です。しかし、やり方によって被リンクは自作できます。

 

サテライトサイトを制作する

被リンクの自作の方法としては、「サテライトサイト」がよくあります。

サテライトサイトとは「衛星サイト」とも呼ばれ、主となる自社サイトの評価を高めるためや、集客の窓口として自社サイトと関連した内容で制作されるサイトです。

極端な表現ですが、100の被リンクが必要なら、100のサテライトサイトを用意すればいいのです。

 

サテライトサイトは外部サイトであり、自社サイトでもあるので被リンクを貼るかは自由です。ただし、サテライトサイトの制作ではキーワードの設定に注意しましょう。

例えば、主となる自社サイトとサテライトサイトで狙うキーワードが同じだとライバルになってしまいます。

サテライトサイトの方が、順位が高い……という状況も起こりうるわけです。

 

SNSでサイトを拡散する

サテライトサイトの他には、「SNS」でも被リンク数は増やせます。

しかし、FacebookやX(旧Twitter)などのSNSは、貼られたリンクに自動で「nofollow値(フォローしません、の意味)」が付与されるため、そのままでは被リンクの効果は得られません。

では、どうすればSNSにnofollow値を付与させずにリンクを貼れるのか。

「OGP(Open Graph Protocol)」と呼ばれるHTML形式の記述方法を利用します。

 

OGPとは、サイトに記述される内容をプログラムが読めるようHTML形式にしたもので、この記述方法であればSNSであってもある程度自由に設定できます。

OGPであればリンクにnofollow値を付与しないまま、SNSに投稿できるわけです。

ただし、OGPは表示崩れが起こりやすいので、投稿前には記述ミスがないか確認しましょう。

 

内部SEOと外部SEOの違いは?

 

被リンクの禁止事項

 

SEO対策で重要な外部評価に関わる「被リンク」。サテライトサイトやSNSの利用によって、被リンクは自作できるわけですが、2点ほど注意しておきたいポイントがあります。

 

過度な被リンクの設置

2012年4月、Googleは質の低い被リンクを受けるサイト(自社サイト)の評価が下がるようアルゴリズムを修正しました。いわゆる「ペンギンアップデート」と呼ばれる修正です。

これにより、同じリンク元から大量の被リンクを得ていたり、内容がほぼ同じサイト(テンプレで制作されたサイト)から被リンクを受けていると、ペナルティを課せられる可能性があります。

サテライトサイトに被リンクを貼るのなら、1サイトあたり数カ所程度にとどめる。複数のサテライトサイトを立ち上げるのなら、サイトごとに新しいコンテンツを制作しましょう。

 

隠しリンクの配置

質の低いコンテンツや過度な被リンクの設置など、検索エンジンはユーザーに不利益になりうるサイトにはペナルティを課します。あるいは、サイトが検索結果から削除されることも。

中でも、検索エンジンから悪質だと判断されるのが「偽装行為」です。

例えば、キーワードを背景と同化させて散りばめたり(隠しテキスト)、リンクを貼ったり(隠しリンク)。

 

これらはユーザーからは見えませんが、検索エンジンは認識できます。

そのため、一昔前まではSEOの効果的な対策として横行していました。

しかし、現在ではGoogleはアルゴリズムを修正しており、偽装行為はまずバレます。

万が一、過去に制作したサイトに隠しリンクがあるのなら、早急に外すことをおすすめします。

 

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まとめ

 

今回は、被リンクとは何か、評価基準や増やす方法、注意点などをまとめてきました。

被リンクは上手に活用できれば、SEO対策のひとつとしてサイトの外部評価を高めるのに効果が期待できます。サテライトサイトやSNSを利用して自作できるのもポイントです。

ただし、過度にリンクを貼ったり、隠しリンクを配置するなどの悪質な行為はダメです。

あくまで不自然にならない範囲で、被リンクに頼りすぎないように注意してください。

 

SEO対策にはどんなメリットがあるのか?

 

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