SEO業者の選定でおさえておきたいポイントとは？
SEO業者は「どこの会社も同じように見えて違いがよくわからない。」というクライアントからの声を耳にします。
また、インターネットで調べても「以前の業者は成果を出せなかった。」「こんな会社に依頼をして失敗した。」「ネット広告をした方が確実なんじゃないか。」「何となくうまくいかなそうだから、やっぱりSEOはやめておこう。」など、一部の会社やSEOに対するネガティブな書き込みも散見されます。
SEO対策は、お客様ご自身のビジョンや方向性を明確にしないで、業者の選定を誤ることで失敗につながることがよくあります。
今回は、SEO業者の選定の際におさえておきたいポイントについて紹介をさせていただきます。
SEO業者との打ち合わせでヒヤリングする内容
SEO業者を選定する場合には、どのような内容を質問すれば良いのか、お客様が打ち合わせで確認しておかなければならない項目を挙げさせていただきます。
・業種、業界、地域など、他社で成功したキーワード（ビック、ミドル、スモール）の実績を提示してもらう。
・SEO専門の会社として、過去にどのくらいの期間（時間）で、どのくらいの実績があるかを聞かせてもらう。
・SEO対策をした後の結果と、期間（時間）、成果を測定する方法について聞かせてもらう。
・成功事例（現在の対応している案件）をWEBサイトの検索順位で実際に確認をさせてもらう。
・最新のSEO対策の技術や知識と最重要の施策項目になる修正個所について聞かせてもらう。
・コンテンツや記事を作成した事例や外部リンクの専用サイト（サテライトサイト）について実際に確認をさせてもらう。
・WEBサイトへの変更箇所をどのように施策をしたのか、具体例について聞かせてもらう。
・業者自体のWEBサイトが、どのようなキーワードで上位に表示されているか、実際に検索順位を確認させてもらう。
・Google検索エンジンのウェブマスター向けガイドラインに従って施策しているかを聞かせてもらう。
・定期に報告してくれる検索順位のレポートやアナリティクスレポート、外部リンクレポートの内容について見せてもらう。
気を付けなければいけないSEO業者
次に、SEO業者との打ち合わせでヒヤリングした内容をもとに、実際の選定作業に取り掛かります。
打ち合わせをしていく中で、下記の項目でひとつでも該当した業者は、気を付けなければいけない会社と言えます。
・SEO業界ならではの専門用語や難しい業界用語を多用しながら説明をしてくる。
・選定したキーワードの検索順位が必ず上位に表示されると保証をしている。
・過去の情報や実績を開示して説明をしてくれない。
・担当営業やコンサルタントの知識が乏しく、スキルレベルが低い。
・最新のSEO対策について知識が無く、詳しい内容を説明することが出来ない。
・SEOやネット広告、WEBマーケティング以外の他のサービスをメインに提供している。
・根拠はないが何となく、業者のSEOコンサルタントと相性が良くないと感じる。
SEO業者によって契約形態が複数ある
SEO業者によっては、サービス提供の契約形態が複数あることもあらかじめ把握しておかなければなりません。
弊社では、お客様のご予算や社内体制、目標達成の期間（時間）などと併せて契約形態を決めることを推奨しています。
・コンサルティング型
・月額固定型
・成果（成功）報酬型 ※20位以内、10位以内、5位以内、3位以内など
・作業代行型
・記事作成型
・外部リンク（被リンク）提供型
検索順位を上げた実績は豊富にあるか？
SEO対策は、企業のサポート体制や業者の事業規模ではなく、最終的には過去の実績がすべてです。
実際に依頼をする前に、検索順位を上げたサイトの実績を複数見せてもらうことで、おおよその判断材料になります。
また、検索順位を上げるために行った施策内容や期間（時間）についても確認が必要です。
過去の実績の中から、お客様が納得できる結果が見られるSEO業者は、本当に依頼すべき会社と言えます。
SEOを専門のサービスとして提供しているか？
SEO対策は、目まぐるしい日々のGoogle検索エンジンのアップデートによって、日進月歩のスキルやノウハウが必要になります。
WEBサイトの制作を本業とした、デザインに強い制作会社や営業に特化した販売代理店を否定しませんが、一昔前の技術や知見は直近のアルゴリズムにほとんど通用しません。
最新のノウハウを持ったSEOを本業のサービスとしている専門の業者は、依頼すべき会社と言えます。
また、信頼が於けるSEO業者は内部施策と外部施策の両方を見て、お客様の予算まで考慮しながらバランスよく提案してくれる筈です。
自分と担当者の相性は良いか？
これまで説明をしたテクニカルな内容とは別に、お客様と担当者（SEOコンサルタント）の相性についても業者の選定では重要な要素です。
お客様の期待値を調整しながら「顧客から求められているもの」に誠実に対応して、信頼関係を構築することが何よりも重要ではないでしょうか。
クライアントから見て「安心して任せられる」と気持ちの部分で感じたコンサルタントがいるSEO業者は、依頼すべき会社と言えます。
お客様自身が意識しなければならないこと！
最後は、お客様自身が意識しなければならないことについても触れておきます。
SEO会社を選定する際には、出来るだけコストを抑えて安くしたいと考える方が多くいらっしゃいます。
しかし、費用だけを見てSEO業者を決めてしまうと、お客様自身の負担が重くなったり、狙ったような成果が出なかったり、キーワードの変更など急な事態に対応してくれなかったり、ただ無駄な時間だけが過ぎていくことになってしまいます。
当然のこと、発注する金額はSEO業者の選定で重要なことですが、単純な費用だけではなく、コストに見合ったサービスを提供してくれるか？を意識しておかなければなりません。
また、SEO対策は自社のWEBサイトに継続して投資をするようなものです。
上位表示を達成し流入数が増加して、コンバーションにつながるまでは地道な努力と施策が必要です。
SEO対策は、短期的な成果を求めることなく、一定程度の時間（期間）が掛かることも認識しておく必要があります。
おわりに
今回は、SEO業者の選定の際におさえておきたいポイントについて紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
その中でも、株式会社セレクト・ワンが考える、特におさえておきたい重要なポイントは後半の5,6,7の3つです。
POINT1：SEO業者との打ち合わせでヒヤリングする内容
POINT2：気を付けなければいけないSEO業者
POINT3：SEO業者によって契約形態が複数ある
POINT4：検索順位を上げた実績は豊富にあるか？
POINT5：SEOを専門のサービスとして提供しているか？
POINT6：自分と担当者の相性は良いか？
POINT7：お客様自身が意識しなければならないこと！
POINT5,6,7を自社の状況にあてはめて事前に確認しておくことで、スムーズにSEO業者の選定ができることでしょう。
また、変化の速いSEOは、お客様に時間と気持ちに余力があれば、ご自身も最新の業界情報を収集して、正しい知識を身に着けておくことも必要です。
SEO対策は、WEBサイトの検索順位を上げるために大切な施策ですが、業者にすべてを丸投げでまかせきりの状態では、自社内のノウハウも蓄積できませんし、ビジョンを明確にして運用しなければ失敗につながっていきます。
この記事をご覧になった方は、今後の取り組みの参考にしていただいて、成果の出せるSEO対策につなげてみてはいかがでしょうか。
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