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OGPとは?設定するメリットとSEO効果

OGPとは?設定するメリットとSEO効果

この記事をご覧の皆さんは、OGPについてご存知でしょうか。

近年、OGPの注目度が高まりつつあります。なぜならOGPを設定すると、サイトのクリック率コンバージョン率の向上を期待できるからです。

 

インターネット上には、数多くのWebサイトが存在します。その中で、自社サイトを目立たせるのは容易なことではありません。

しかし、OGPを上手く活用すれば、Googleを始めとする検索エンジンがサイトを認識しやすくなり評価されやすくなると考えられています。

 

そんな、OGPという用語を一度は耳にしたことがあるものの、詳しい意味が分からずお困りの方も多くいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、「OGPとは?設定するメリットとSEO効果」と題して、OGPの定義を明らかにします。

その上で、OGPの周辺知識も交えてご紹介させていただきます。

 

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OGPとは

 

OGPとは?

OGPとは、「X(旧Twitter)やFacebookを始めとするSNSでシェアしたときに、設定したWebページのタイトルやイメージ画像、説明文、詳細などを正しくユーザーに伝えるためのhtml要素のこと」で「Open Graph Protocol」の略です。

自社サイトのURL(リンク)をSNS上に拡散したり共有したりする際に、OGPの設定が役立ちます。

そもそも、ここで言うプロトコルとSNSは一体どんな意味でしょうか?

 

プロトコルとは?

まずプロトコルとは、通信での送受信の手順などを定めた規格のことです。

この用語は、外交や医療を始めとする様々な業界で使われていますが、特にIT業界の用語としては、ネットワークプロトコルや通信プロトコルのことを指します。

普段、私たちがインターネットに接続する際には、通信プロトコルの国際規格であるTCP/IPプロトコルを使用します。

 

このとき、送信側と受信側の間で共通のプロトコルが規格化されていると、たとえ異なるメーカーのソフトウェアやハードウェア同士であっても、正しい通信をすることができます。

反対に、プロトコルが異なる場合には、コンピューター間で相互に通信することはできません。

そんなTCP/IPプロトコルは、大きく4つの階層に分類されます。以下の通りです。

 

・アプリケーション層 例)HTTP、POP、SMTP

・インターネット層 例)IP

・トランスポート層 例)TCP、UDP

・ネットワークインターフェース層 例)Ethernet

 

上記のような役割の異なる各プロトコルが連携することで、通信ができるようになります。

そして同時に、これら複数のプロトコルによって階層構造で構成されるプロトコル群のことをプロトコルスタックと言います。

また、最近では新たなプロトコルが登場し、従来よりも性能の高い規格が注目を集めています。

 

 

SNSとは?

そもそもSNSとは、Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)の略称のことです。

なお英語圏では、social mediaやsocialなどと呼ばれており、SNSという呼び方がされていません。代表例として、X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、LINEなどが挙げられます。

そんなSNSは、人と人のつながりを支援するインターネット上のサービスを言います。

 

実社会では知り合いでなかったとしても、オンライン上で利用者同士が交流できる点において優れています。

活用の場は様々で、プライベートに共通の趣味を持つユーザーとの交流を楽しむ人もいれば、仕事やビジネスに活用する人も多いです。

最近では企業や組織が、広報活動の手段としてSNSを上手く活用しています。

 

このようにSNSが普及したことにより、個人が情報発信できる時代が到来しました。

これに伴い、世界中が情報で溢れかえると同時に、従来よりも情報をいち早く知ることができるようになりました。

しかし、SNSを普及したことによる弊害もあります。それはデマの拡散、詐欺被害、プライバシーの問題、ウイルス配布の被害など多岐にわたります。

 

そうした現代社会において、SNSを活用する方々が養うべき力があります。それは情報を批判的に読み取る力である情報リテラシーです。インターネット上にある全ての情報を鵜呑みにするのではなく、あらゆる情報の中から安全かつ自分に必要な情報の取捨選択をできるようにしておくことが大切です。

したがって、SNSを活用される方はその利便性の高さだけでなく、利用するリスクや注意点にも目を向けるようにしましょう。

 

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OGP設定するメリット

 

OGPとは?何か明らかになったところで、続いてOGPを設定するメリットについて見ていきましょう。

OGPを設定するとリンク先の内容が表示され、ユーザーがページの内容を把握しやすくなります。逆にOGPを設定しないと、サイトが何を伝えたいのかが逆に分かりづらくなります。

その上で、OGPを設定するメリットは大きく2つあります。以下の通りです。

 

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SEO効果が得られる

SEO効果とは、検索エンジンにおいてWebサイトが上位に表示されるようになることです。

そもそもSEO(Search Engine Optimization)とは、Googleを始めとする検索エンジンにおいて、検索結果ページの上位表示の順位に自社のWebサイトが表示されるように工夫することで、そのための技術やサービスを言います。別名では、「検索エンジン最適化」とも呼ばれます。

 

そんな、SEOは無料または低コストで始められ、サイトが上位に表示されると、ブランディング効果を得られる点において優れています。

しかし、効果が現れるまでに時間がかかってしまったり、検索エンジンのアップデートやアルゴリズムに左右されてしまったりする可能性があります。そんなSEOは大きく2種類に分類されます。

 

Webサイト内を改善する内部施策とWebサイトの被リンクの質と量を向上させる外部施策です。

このようにSEOで成果を上げるためには、内部施策と外部施策を講じる必要があります。

その中でも特に、ユーザーの目線に立って良質なコンテンツを提供し続けることが何より大切です。

その際、SEO対策したい検索キーワードを文脈に沿った形でコンテンツに含ませると効果的です。実際に、Googleもユーザー目線に立った良質なWebサイトを高く評価します。

 

同時に、自社の商品やサービスを知ってもらう機会をユーザーに与え、最終的には見込み顧客をファン化させることができます。

Webサイトを検索順位の上位に表示させることで、集客効果を得たりコンバージョン数を増やしたりしたいとお考えのサイト運営者は、SEO対策を講じるようにしましょう。

 

クリック率が高まる

OGPを設定すると自社に関する情報がサイトのURLだけでなく、タイトルや画像、説明文までも表示されるようになります。

OGP画像が視覚的に見やすいほどクリック率も自然と高まります。

 

そもそも、ここで言うクリック率(Click Through Rate)とは、ネット広告が表示された回数のうち、何回クリックされたかの割合のことです。CTRと略されることもあります。

広告全体のうちユーザーの視点に立った広告がどれだけあるか表す指標となります。

クリック率の計算方法は以下の通りです。

 

クリック率(%)=クリックされた回数/広告が表示された回数×100

 

例えば、表示回数が100回でクリック回数が8回の場合、クリック率は8%になります。

クリック率を上げることによって、ページビューを増やしたりクリック単価を抑制できたりします。しかし、クリック率と一括りに行っても、どれくらいあれば高いあるいは低いのか、イメージが沸かない方も多いかと思います。

そこで、クリック率の目安を自然検索とリスティング広告の2つに分けてみていきましょう。

 

まず、自然検索におけるクリック率は、掲載順位が高いサイトほどクリック率が高い傾向にあります。一方のリスティング広告における平均クリック率は、業界によって目安となる数値が異なります。

このように、Webサイトに適切なキーワードが使われているか、ターゲットが合っているかどうかを心掛けた上で、OGPを設定するとクリック率が飛躍的に高まります。

 

SEO対策とリスティング広告の違いとは?

 

OGP設定する方法

 

OGPを設定するメリットが明らかになったところで、続いてOGPを設定する方法について見ていきましょう。

 

OGPを設定するには?

OGPを設定するには、2つの段階を踏む必要があります。以下の通りです。

 

head要素にprefix属性を追加する

〈head prefix=”og:http://ogp.me/ns#”〉

なお、ここで言うprefix属性というのは、WebサイトにOGPの設定を適用させることを宣言するものです。

 

headerタグの中にあるmetaタグで要素を追加していく

〈meta property=”○○”content=”△△”/〉

上記の○○の部分には「og:url」「og:type」「og:title」「og:description」「og:site₋name」「og:image」などが当てはまります。

このとき、△△の部分にはそれぞれ「ページのURL」「ページの種類」「ページのタイトル

「ページの説明文」「サイト名」「サムネイル画像のURL」が当てはまります。

 

X(旧Twitter)では、「X:card」と「X:site」を設定します。

Facebookでは、「fb:app_id」を設定します。タグは以下の通りです。

<meta property=”fb:app_id” content=”App-ID(15文字の半角数字)”>

 

このように、X(旧Twitter)やFacebookでは、基本のOGP設定に加えて各SNSごとに指定された要素をmetaタグに追加していきます。

結論、OGPは「HTMLソースコード内にmetaタグを記述すれば設定できる」ことを押さえておきましょう。

そもそもここで言うHTMLは、一体どんな意味でしょうか?

 

h1タグの見直しは、すぐに効くSEO対策

 

HTMLとは?

HTML(Hyper Text Markup Language)とは、WEBサイトを作成するために開発された言語のことです。

現在、インターネット上で公開されているWEBサイトの殆どは、HTMLで作成されたものです。 記述の仕方は以下の通りです。

 

〈h1〉HTMLとは?〈/h1〉 〈p〉タグとは?〈/p〉

 

まず、文字をタグで囲います。そうすることで、単なる文字がh1(見出し)やp(段落)などの意味を持つようになります。

他にも、コンテンツにリンクを挿入する〈a〉タグや箇条書きにする〈li〉タグ、文字を太くする〈strong〉タグなど、タグの種類は多岐にわたります。100種類以上あると言われています。

このようにHTMLでは、「コード」「ソースコード」の記述を通じてコンピューターに文章(テキスト)の構造を指定します。

 

一方、サイトの見栄えをよくするCSSは、視覚的に見やすいWebページを作成する上で欠かせません。

なぜなら、CSSを使わずにHTMLだけで、Webページを作成すると、真っ白な背景に黒色のフォントが映し出されただけで見た目が簡素なものになってしまうからです。

CSSを実装することでWebページは劇的に見やすくなり、ユーザーに与える印象やイメージも変化します。

新たにWebサイトを作成したい方は、CSSと併せてHTMLを積極的に活用するようにしましょう。

 

また、metaタグと一括りに言っても、h1タグとmeta description(メタ ディスクリプション)の2つに分類されます。

metaタグの中でも特に重要度が高いと言えるh1タグとmeta descriptionは一体どんな意味でしょうか?

まずh1とは、HTMLにおけるタグの一種で、ページの文章の「見出し」を定義するhタグの中で最も高い階層にあるものになります。記述の仕方は以下の通りです。

 

〈h1〉h1タグサンプル〈/h1〉

 

〈h1〉と〈/h1〉の間にタイトルとして章題を作成します。

その際、階層を意識して適切な順番で記述することが重要です。誤った記述方法によるWebページのレイアウトは見づらいだけでなく、検索エンジンから評価されることもありません。

検索エンジンがWEBサイトのページ内容を把握する上で、見出しの要素は有効な判断基準となっています。

そもそも、h1の「h」は「heading」の略で、Webサイトの「見出し」を意味します。

見出しには〈h1〉〈h2〉〈h3〉〈h4〉〈h5〉〈h6〉までの6種類があり、中でもより階層の高い〈h1〉タグは「一番大きな見出し(大見出し)」を表し、hタグの中でも最上位に位置しています。

 

以下は、数字が小さくなるにつれて「下位の見出し(小見出し)」となります。

このようにWebページが体系化されていると、検索エンジンは文章の内容や論理構造を正しく理解でき、認識しやすくなります。そして正しく評価されます。

したがって、h1を始めとするhタグは、SEOや掲載順位に直接の影響はないが、間接的には影響があると言えます。

 

次に、meta description(メタ ディスクリプション)とは、head内に記述されるページの概要を表すテキスト情報のことです。

meta descriptionを最適化することで検索結果へのSEO効果は、現在のGoogleアルゴリズムではほとんど影響はないと言えます。HTMLのソースでは以下のように表されます。

 

〈meta name=‟description”content=‟○○”〉

 

○○の部分が検索エンジンの検索結果画面で、タイトルの下部に表示される説明文に該当します。

そんなmeta descriptionは、CTR(クリック率)にも大きく影響します。

そのため、説明文を記述する際には、情報を検索するユーザーの目線に立つことが求められます。

そして、ページの内容を正しく記載することで、検索ユーザーを自サイトへ誘導することができます。Webサイトを開きたくなるような魅力的な文章を書くようにしましょう。

 

実際に、Googleの検索結果で表示される文字数は、PC版で120文字程度、スマホ版で50文字程度とされているため、SEO対策したいキーワードを前の方に含めるなど工夫を凝らす必要があります。

このように、Webサイトの概要を記述するHTMLタグ、meta descriptionを適切に書くことで、検索ユーザーを自サイトに集客することができます。

それだけでなく、検索エンジンにページ情報を伝える役割を果たせます。サイト運営者は、適切な書き方を心掛けるようにしましょう。

 

descriptionとkeywordsはSEO対策に効果がない?

 

反映されない時の対処法

 

残っているキャッシュを削除して新たなOGP画像に変更する

過去に設定したOGPの設定が反映されない時は、まず初めに反映されない原因を明らかにしましょう。その上で、改善に繋げることが求められます。

OGPが反映されない原因の多くは、「各種SNS上でOGP画像のキャッシュが残っているため」だとされています。

そのため、過去にシェアされたOGP画像(アイキャッチ画像)を一掃して、新たなOGP画像に変更しましょう。

 

チェックツールを活用する

その際、設定したOGPがきちんと反映されているかどうかをチェックするツールも同時に活用すると効果的です。以下の通りです。

 

・Facebookであれば、「シェアデバッガー」というツールが適しています。

・X(旧Twitter)であれば、「Card validator – X cards」というツールが適しています。

 

この他にも各種SNS(XやFacebook、LINE、はてなブログなど)で、表示されるOGP画像を一括でチェックできるツールとして、ラッコツールズというツールも存在します。

このように、かつて設定したOGPの設定が反映されない時は、これまでのキャッシュをいったん削除(キャッシュクリア)して、新しいOGP画像に入れ替えましょう。

OGP設定の変更がSNS上に反映されるようになります。

 

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まとめ

 

今回は、OGPの定義を明らかにした上で、OGPを設定するメリットとSEO効果など周辺知識も交えてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

OGPは、「SNS上でWebサイトをシェアしたときに、設定したWebページのタイトルやイメージ画像、詳細などを正しくユーザーに伝えるためのhtml要素のこと」だと言えます。

 

OGPを設定すれば、自社に関する情報をX(旧Twitter)やFacebookなどのSNS上で拡散することができます。

インターネット上で自社の注目度を高めることができると同時に、ターゲットユーザーに対する訴求率も高められます。

 

OGPを設定してしばらくすると、やがてサイトのクリック率が高まり、Webサイトが上位に表示するなどSEO効果を実感することができます。

その際、設定したOGPがきちんと反映されているか、どうかをチェックするツールも同時に活用すると効果的です。

 

なぜなら、過去に設定したOGP画像のキャッシュが残っているせいで、OGPが反映されない場合があるからです。

自社で作成したWebサイトの注目を集めて、より多くのユーザーに閲覧してもらいたいとお考えのサイト運営者は、是非この機会に各種SNSにOGPを設定してみてはいかがでしょうか。

 

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