コンテンツマーケティングのクロスメディア戦略とは?
コンテンツマーケティングやSEO対策を実践する際に、欠かすことが出来ないクロスメディアマーケティングの存在について、皆さんはご存知でしょうか。
クロスメディアマーケティングは、マーケティングの中でも代表的な広告戦略と言われています。
今回は、多くの企業も活用している、コンテンツマーケティングとクロスメディアマーケティングについて紹介をさせていただきます。
クロスメディアマーケティングとは?
クロスメディアマーケティング(Cross media Marketing)とは、多数のメディアを組み合わせてメディア間の相乗効果を得ることで、マーケティングの効果を向上させる広告戦略のことを言います。
これまでのマーケティング戦略は、各々の広告が個別のメディアとしてターゲットユーザーに対してプロモーションを行っていたことで、メディア同士の相乗効果は見られませんでした。
しかし、ここ数年の市場環境からもマーケティングの状況が変わってきました。インターネットやSNSの普及によりWEBメディアが台頭してきたことで、メディア同士が相乗効果を得ながら、全体のプローモーションを行うオンラインの時代へと移行されたのです。
このクロスメディアマーケティングで使われる代表的なプラットフォームは、テレビCM、ラジオ、雑誌、カタログ、チラシ、新聞、WEBサイト、SNS、X(旧Twitter)、Facebook、LINEなど、すべてのメディアが該当します。
コンテンツマーケティングに含まれるアウトバウンドマーケティングとは?
また、クロスメディアマーケティングのことをもう少し詳しく説明させていただくと、テレビCMや雑誌の広告宣伝で見かける、「〇〇の詳しい情報は、〇〇で検索!」とか「この続きの〇〇は、WEBサイトまで ⇒」など、ユーザーをネットメディアや他のメディアに誘導する手法がクロスメディアマーケティングです。
このように、他のメディアを取り入れたクロスメディアマーケティングは、ユーザーに対して個別のメディアでは訴求ができないような情報を、他のメディアと組み合わせることで、より広告の効果を発揮させるマーケティング手法になっています。
コンテンツマーケティングに相性の良いWEBプロモーションとは?
クロスメディアとメディアミックスの違い
クロスメディアと似た手法にメディアミックスがあります。
二つはどのような違いがあるのか?混同している方もいらっしゃいますので、この機会に解説させていただきます。
メディアミックスとは、数多くのメディアに広告を掲載する事で、ブランドイメージや認知獲得の向上を図るマーケティング手法のことです。
メディアミックスの目的は、複数の広告からターゲットユーザーへ情報を与えることにあります。
一方、クロスメディアとは、複数のメディアの特性を活かしてコミュニケーションの最適化を図ることで、相乗効果を生むマーケティング手法のことです。
クロスメディアの目的は、異なる広告を横断させてユーザーの購買行動を誘導させることにあります。
メディアミックスもクロスメディアも、複数の広告を活用するという点では同じですが、メディアごとに広告の見せ方を変えるという点が違っています。
コンテンツマーケティングに携わる方は、クロスメディアとメディアミックスの違いや特徴を理解したうえで、今後のマーケティング戦略を考えるようにしましょう。
ふたつのマーケティングを組み合わせた場合のメリット
ここでは、コンテンツマーケティング(コンテンツSEO)とクロスメディアマーケティングを組み合わせた場合のメリットについて紹介させていただきます。
コンテンツマーケティング+テレビCMのようなマスメディア
テレビCMは、一度にたくさんの人の目につきやすく、CMを出すことによるブランディングとしての効果も高いため、CMを見た見込みユーザーをWEBサイトまで誘導して、購入までの動きにつなげられます。
コンテンツマーケティング+新聞、雑誌などの紙媒体
新聞や雑誌は、商品・サービスの詳しい情報を掲載できて、記憶媒体として保存ができるため、見込みユーザーにつなげられます。
また、新聞や雑誌のような紙媒体は、ネットリテラシーの低い方との親和性が高い傾向があるため、ネット×リアルの相乗効果を発揮できます。
コンテンツマーケティング+チラシ、カタログなどの紙媒体
チラシやカタログは、ターゲットユーザーにダイレクトにアクションできることや記憶媒体として保存ができるため、見込みユーザーや購入ユーザーにつなげられます。
新聞や雑誌と同様で、チラシやカタログのような紙媒体も、ネットリテラシーの低い方との親和性が高い傾向があるため、ネット×リアルの相乗効果を期待できます。
コンテンツマーケティング+リスティング広告などのネット広告
ネット広告は、商品・サービスの種類を広くターゲットユーザーに案内できるため、見込みユーザーや購入ユーザーにつなげられます。
特に効果が現れるまで時間の掛かる、コンテンツマーケティング(コンテンツSEO)は、配信した記事がサイト内に蓄積して効果が見えるまでに時間が掛かるため、リスティング広告のような即効性の高い手法と相性が良い傾向があります。
コンテンツマーケティング+X(旧Twitter),Facebook,LINEなどのSNS
X(旧Twitter),Facebook,LINEなどのSNSは、より多くのユーザーへ情報を拡散することができて、新規の見込みユーザーにつなげられる特徴があります。
また、インターネットやスマートフォンが普及した昨今の時代背景を鑑みても、効率の良いマーケティング手法と言えます。
ふたつのマーケティングを組み合わせる際のポイント
最後に、弊社の過去の事例から、コンテンツマーケティング(コンテンツSEO)とクロスメディアマーケティングを組み合わせる際のポイントを紹介させていただきます。
コンテンツマーケティングは、KPIと同様にKGIの設定が必要なのか?
POINT1:WEBサイトの訪問履歴や購入履歴など、どのデータを元に組み合わせるのか。
POINT2:コンテンツマーケティングと、どのメディアを組み合わせて集客をするのか。
POINT3:最終的にどのメディアを活用して、コンバージョンまでつなげていくのか。
POINT4:ユーザーがもたらす、どのような成果をもってマーケティングのコンバージョンに設定するのか。
コンテンツマーケティングとインバウンドマーケティングの関係とは?
おわりに
今回は、多くの企業も活用している、コンテンツマーケティングのクロスメディア戦略について紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
今後は、コンテンツマーケティングのようなオウンドメディアと他のメディアを連動させたマーケティング戦略は、益々重要になってくることがおわかりいただけたと思います。
コンテンツマーケティング(コンテンツSEO)とクロスメディアマーケティングを組み合わせて効果を上げていくためには、それぞれの特徴を理解しながら双方を連動させることが求められます。
また、各マーケティングのデメリットを解消しながら、商品、サービスやターゲットユーザーに合わせた運用を行って相乗効果を起こすことが必要です。
この記事をご覧になった方は、今後の参考にしていただいて、コンテンツマーケティングとクロスメディアマーケティングを活かした取り組みでお役立てください。
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