コンテンツマーケティングとネイティブ広告の違いとは?

コンテンツマーケティングは、ここ数年の間に多くの企業に広まって、本格的なオウンドメディアを運営している事例も増えてきました。
一方、似たようなネット集客の手法に「ネイティブ広告」がありますが、こちらについて皆さんはご存知でしょうか。
コンテンツマーケティングとネイティブ広告は、インターネット上で展開するマーケティング戦略で、どちらもコンテンツを活用するという点では同じ様な見え方をするため、混同している方がいるようです。
今回は、よく似ている?コンテンツマーケティングとネイティブ広告の違いについて紹介をさせていただきます。
コンテンツマーケティングに相性の良いWEBプロモーションとは?
ネイティブ広告とはどのようなものか?
ネイティブ広告とは、広告掲載を行う際に広告の内容を自然に見せることで、ユーザーにコンテンツ(記事)の一部として見てもらうことを目的とした広告のことを言います。
従来のバナー広告、テキスト広告などは、コンテンツエリアから外れた箇所に掲載されることが多く、ユーザーはこのような広告を無視したり警戒するようになりました。
それとは違って、ネイティブ広告は、メディアやサービスのコンテンツ内で、通常のコンテンツと同じように情報を掲載することでユーザーに見てもらうことを目的としています。
ネイティブ広告には複数の種類がありますが、ここでは主な手法をあげて紹介させていただきます。
ネイティブ広告の主な手法 4選
インフィード型
インフィード型広告は、最も一般的なネイティブ広告のひとつです。
内容は、記事広告やSNS広告がこれに該当して、メディアのコンテンツであるかのように掲載、掲出されるのが特徴です。
インフィード型広告は、一般のユーザーの方がぱっと見た場合には、広告とは気がつかないことが多いです。
ペイドサーチ型
ペイドサーチ型広告は、皆さんがよくご存知のリスティング広告(検索連動型広告)のことです。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーが特定のキーワードで検索をした場合に、検索結果に連動して掲出される広告のことです。
レコメンドウィジェット型
レコメンドウィジェット型広告のレコメンドは、直訳するとオススメ(推薦)の意味です。
レコメンド欄にあるWEBサイトに、広告配信する記事を掲載、掲出するのがオススメの情報です。
ユーザーの目に留まる可能性は、リスティング広告などと比べて低くなりますが、逆に興味や関心のあるユーザーの目に留まると購買につながる可能性が高くなります。
プロモートリスティング型
プロモートリスティング型広告は、Amazonや楽天、ぐるなび、食べログなどのECサイトや飲食店の情報サイトで検索した時に上位に掲載される広告のことで、上部と下部にスポンサー枠として掲出されます。
コンテンツマーケティングとネイティブ広告の違い
ここでは、コンテンツマーケティング(コンテンツSEO)とネイティブ広告の違いについて紹介させていただきます。
コンテンツマーケティングとネイティブ広告は、同じようにインターネット上で公開するマーケティング手法ですが、このふたつはまったく異なったマーケティング戦略です。
コンテンツマーケティングは、コンテンツ(記事)を主体としてユーザーに対して継続的に有益な情報を発信していきます。
ユーザーが、自分のタイミングで見つけたコンテンツを閲覧することで、商品・サービスに対する購買意欲を自発的に促す、といったマーケティング手法になっています。
それに対しネイティブ広告は、インターネット上に掲載する広告手法のひとつで、主にコンテンツの一部分として、自然に広告を掲載、掲出するものになりますので、ふたつには大きな違いがあります。
コンテンツマーケティングのメリット
次に、弊社の過去の事例から、コンテンツマーケティング(コンテンツSEO)が持つメリットについて紹介させていただきます。
1.他のWEBマーケティングと比べて比較的導入がしやすい。
2.投稿したコンテンツ(記事)がWEBサイト内に資産として蓄積される。
3.ユーザーが自発的に情報を探すため、他のマーケティングと比べた場合に集客効率が高い。
4.X(旧Twitter)、Facebook、LINEなどSNSの活用で、飛躍的にマーケティング効果が向上する。
5.特に中長期のマーケティング戦略で効果を発揮する。
ネイティブ広告のメリット
ここでは、弊社の過去の経験から、ネイティブ広告から得られるメリットについて紹介させていただきます。
1.広告を見せられているのではなく、自然な形でコンテンツ(記事)を見ることができる。
2.ターゲットを絞り込むことができるので、比較的高いコンバージョン率が期待できる。
3.ユーザーのストレスや警戒心を軽減して、興味のあるユーザーに向けてリーチができる。
4.X(旧Twitter)、Facebook、LINEなどSNSの活用で、潜在ユーザーへアプローチができる。
5.特に短期のマーケティング戦略で効果を発揮する。
コンテンツマーケティングとインバウンドマーケティングの関係とは?
広告を嫌うユーザーの傾向は?
コンテンツマーケティングとネイティブ広告のどちらの方がユーザーのロイヤリティを高めることができるのか、多くのお客様から聞かれる質問です。
答えを先に述べますが、それはコンテンツマーケティングと言えるでしょう。
二つの共通点は、コンテンツを主体とするマーケティング手法ですが、そもそもの概念や種類が違います。
ネイティブ広告のように、どれだけ自然にコンテンツに溶かして見せる様にしても、広告そのものを嫌うユーザーが多いのは実情です。
そのため、コンテンツマーケティングのように有益な情報を発信し続けることが、広告を敬遠するユーザーからロイヤリティを高めることにつながります。
おわりに
今回は、コンテンツマーケティングとネイティブ広告の違いについて、双方のメリットを交えながら紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
コンテンツマーケティングは、コンテンツをユーザーの方から見つけもらう手法で、ネイティブ広告は、ごく自然な形で広告を掲載する手法です。
結論として、中長期のマーケティング戦略では、コンテンツマーケティング(コンテンツSEO)を運用する方が効果的であり、短期のマーケティングでは、ネイティブ広告を活用する方が効率的と言えるでしょう。
また、コンテンツマーケティングとネイティブ広告を併用することによって、短期から中長期に渡りマーケティングをカバーすることが可能になります。
そして、見込みユーザーから潜在ユーザー、購買ユーザーの獲得において相乗効果を発揮することへつながっていきます。
この記事をご覧になった方は、今後の取り組みの参考にしていただいて、コンテンツマーケティングとネイティブ広告のメリットを活かしながら、自社のマーケティング戦略でお役立てください。
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