Glossary

用語集

ABM

ABM(Account Based Marketing)とは、アカウントベースドマーケティングの略称で、アカウント(企業)にフォーカスしたマーケティングのことです。

その際、自社にとって価値の高い顧客を選別し、各企業に合った最適なアプローチを行っていきます。

もともとABMは法人営業の場で長く行われてきたため馴染みのあるマーケティング戦略として知られています。

ABMではリード(個人)ひとつひとつではなく、組織に注目してマーケティング戦略を行います。

現在の主流はリード(個人)単位のマーケティングですが、近年ABMは国内のBtoB企業の間で注目を集めています。

その理由は幾つかありますが、特にMA(マーケティングオートメーション)を始めとするデジタルツールが進化を遂げたことが第一に挙げられます。

 

そんなABMが有効な4つの領域は以下の通りです。

①新製品の提供

②新規顧客への展開

③既存製品の強化

④既存顧客の別事業部への展開

 

得られるメリットは以下の通りです。

・リソースの無駄が減ることでマーケティングが効率的になる。

・ROI(投資利益率)に成果が表れる。

・営業部門とマーケティング部門の連携がスムーズになる。

・効果測定が行いやすい。

 

このようにABMを導入することで、マーケティングと営業が連携を図ることになり、組織に一体感が生まれます。

効率よくマーケティング活動を行いたいとお考えの企業は、デジタルツールを活用しながら、ABMに取り組んでみましょう。

 

Above the fold

Above the foldとは、ユーザーがWEBページに訪れた際、スクロールしないで閲覧できる画面領域(画面の上半分に該当する部分)のことを指す言葉です。別名ではファーストビューと呼ばれます。

また、スクロールしなければ見られない画面領域をBelow the foldと言います。

そんなAbove the foldに関連する語として、ページレイアウトアルゴリズムという用語があります。

これはGoogleのアルゴリズムの一つのことで、「検索結果から目的のページに訪問した際に見えるページのレイアウトと、コンテンツの量に関してのランキング評価の指標」となります。

そのためWEBサイトを閲覧しにくくなるほど過剰な量の広告がAbove the foldに表示されると、ユーザーが望んでいない情報ばかりが画面上に映ることになり、検索エンジンからの評価が下がってしまいます。

 

実際に、「多くの広告をスクロールしないと独自のコンテンツを閲覧できないWEBページは評価を下げる」とGoogleも明言しています。

なおページレイアウトアルゴリズムは、ファーストビューに広告を表示することを禁止するものではありません。

あまりに度が過ぎていると、検索エンジンからの評価が下がってしまうケースがあるという意味ですので、その点にご注意ください。

また万が一、ページレイアウトアルゴリズムの影響を受けてサイトの検索順位が下がってしまった場合には、コンテンツを修正する必要があります。

ユーザーの利便性を第一に考えた閲覧しやすいWEBサイトを運営するように心掛けていきましょう。

 

alt属性

alt属性とは、通信が不安定であるなど何らかの理由で画像が表示できない時に、代替テキストを指定するために使われるものを表します。

alt属性で設定した代替テキストは、音声ブラウザやスクリーンリーダーによって読み上げられます。

HTMLタグのimg要素には以下のように記述します。

〈img scr=“/img.pngなどの画像のパスを記述します” alt=”画像の代わりとなるテキストを入力します” /〉

そもそもalt属性という用語は「代替テキスト」を意味する「alternative text」に由来していて、「オルト属性」と読みます。

 

W3C(WEBで利用される技術の標準化をすすめる国際的な非営利団体)には、下記のように定義がされています。

「画像をWEBサイトに掲載する場合は、その画像が何を表しているのかをalt属性に指定すること、また、注意点としては画像の視覚的な特徴までは必要ないが画像と同じ内容を設定する。」

とされています。

このようにalt属性は、非テキストコンテンツの代替テキストのWEBアクセシビリティ対応として、特に高齢者や視覚に障害のある方向けに活用されます。

そして正しく記述することで、コンテンツの情報を適切に伝えることができるだけでなく、検索エンジンのクローラーに画像の情報を伝えてSEO効果をもたらします。

WEBアクセシビリティ対応とSEO対策を両方とも行いたいとお考えの企業は、alt属性で画像の代替テキストを設定するようにしましょう。

 

BtoB

BtoBとは、「Business to Business」の略称で、製造業者(メーカー)と卸売間、または卸売と小売間、元請け業者と下請け業者など、企業の間での商取引のことを指します。

B2Bと表記されることもありますが、「企業が企業にモノを売る」という意味は同じです。

企業と消費者の取引を表すBtoCでは主に完成品が扱われるのに対して、BtoBでは原材料や素材、パーツ、社内で使用するツールなどが多く扱われます。

そんなBtoBの特長は以下の通りです。

 

・購入までに時間がかかる。

・市場規模が大きい。

・商品単価が高い。

 

また、BtoBはBtoCとは異なり、意思決定に多くの人間が関わっているため、購入に至るまでの期間が長いという特長もあります。

そんなBtoBにおけるマーケティングで重要なことは幾つかあります。以下の通りです。

まず商品・サービスの機能や費用対効果を数値で正確に表現し、訴求していくことが求められます。

なぜなら、BtoBは企業を取引の相手としているため、消費者と取引をするBtoCよりも合理性を重視するからです。

そして費用対効果の高さを示すことが、最終的な購入の決め手になります。

このように企業が企業に対して商品やサービスを提供するビジネスモデルをBtoBと言います。

ビジネス用語の基礎としてBtoCと併せて覚えておきましょう。

 

BtoC

BtoCとは、「Business to Consumer」または「Business to Customer」の略称で、電子商取引の分野において,企業と消費者の間で行われる取引のことです。

企業の間での商取引を表すBtoBでは原材料や素材、パーツ、社内で使用するツールなどが多く扱われるのに対して、BtoCでは主に完成品が扱われます。

B2Cと表記されることもありますが、「企業が個人にモノを売る」という意味は同じです。

最近ではネットショッピングを始めとするEC事業の成長が著しいです。

そんなBtoCの特長は以下の通りです。

 

・受注単価が低い。

・購入までにあまり時間がかからない。

・その時々のトレンド、感情や感覚にも左右される。

・口コミが強い影響力を及ぼす。

 

他にもBtoCには、BtoBとは異なり購入に至るまでの期間が短いという特長があります。

そんなBtoCにおけるマーケティングで重要なことは幾つかあります。以下の通りです。

まずBtoCは消費者を取引の相手としているため、企業と取引をするBtoBよりもブランド力を重視することが求められます。

そして、BtoBのように必ずしも合理性が重視されるというわけではないため、消費者の感情に訴えかけるマーケティング手法が有効だと言えます。

このように企業が消費者に対して商品やサービスを提供するビジネスモデルをBtoCと言います。

ビジネス用語の基礎としてBtoBと併せて覚えておきましょう。

 

B2C

B2Cとは、企業(法人)が一般消費者(個人)を対象に行う商取引やビジネス形態のことです。

BtoCのtoが数字の2(two、ツー)に置き換えられてB2Cとなっただけなので、BtoCと意味は全く同じです。

「Business to Consumer」または「Business to Customer」の略称で、電子商取引の分野において,企業と消費者の間で行われる取引のことです。

 

そんなB2Cの特長は以下の通りです。

・受注単価が低い。

・購入までにあまり時間がかからない。

・その時々のトレンド、感情や感覚にも左右される。

・口コミが強い影響力を及ぼす。

 

そして、B2Cには、類似した関連語が数多くあります。以下の通りです。

 

・BtoB Business to Business

企業が企業に対して提供する商品やサービスのこと。

 

・BtoE Business to Employee

企業が従業員に向けて提供するサービスのこと。

 

・BtoG Business to Government

企業が国や地方公共団体などの行政に向けて提供するサービスのこと。

 

・CtoC Consumer to Consumer

消費者が消費者に対して提供する商品やサービスのこと。

 

・CtoBtoC Consumer to Business to Consumer

消費者の間に企業が介して提供する商品やサービスのこと。

 

・DtoC Direct to Consumer

中間流通業者を通すことなく、自社のECサイトを通じて商品やサービスを消費者に直接販売すること。

 

このように市場を取り巻くビジネスモデルは多岐にわたります。

ビジネス用語の基礎としてすべて覚えると同時に、区別できるようにしておきましょう。

 

CPC

CPC (Cost Per Click)とは、コストパークリックの略称で「クリック単価」のことです。

「インターネット広告において、広告を見たユーザーが1クリックするたびに何円掛ったかの指標で費用のこと」です。

そんなCPCを算出する計算方法は以下の通りです。

「広告費用÷その広告で獲得したクリック数」

したがって、CPCの値が低ければ低いほど1クリックに掛かる費用が安いことを意味するため、効率よく成果を上げられていることになります。

 

そもそも、リスティング広告を始めとするクリック課金型広告のクリック単価は、オークションで決まります。

そのため、人気の検索キーワードほど競合が多くなり、相場が高騰しやすくなります。

Googleでは、キーワードプランナーというツールを活用することで、クリック単価の相場を調べることができます。インターネット上に広告を出稿している方は活用してみましょう。

このように広告を1回クリックした際に発生する費用を意味するCPCは、広告運用をしていく上での基本でありながら重要な指標だと言えます。

自社で広告を運用する方は、数値をこまめに確認するようにして、改善に繋げるようにしましょう。そうすることで広告費用に無駄が減り、費用対効果をさらに高めて、売上の増加を期待することができます。

 

CPM

CPM (Cost Per Mille)とは、コストパーマイルの略称で日本語では「インプレッション単価」と言います。

表示回数のことを「効果」「影響」を意味するインプレッションと呼び、広告表示にかかる費用を表します。マイルはラテン語で「1,000」を意味します。

そのため本来は、Web広告が1000回表示されるごとに何円の費用が掛かるのかを意味する指標のことです。

そんなCPMを算出する計算方法は以下の通りです。

「広告費用÷表示回数×1000」

CPMは表示されただけで費用が発生するため、クリックされなかったとしても費用がかかってしまうというデメリットがあります。

しかし、広告がユーザーの目に入るだけでも広告効果があり、商品やサービスの認知拡大に繋がります。

 

このように、1000回あたりの広告掲載料金を表すインプレッション単価は、クリックされた回数が広告費に影響しないため、クリック率の高い広告ほど費用対効果が高いと言えます。

逆に、クリック率の低い広告ほど支払った広告費用の分を回収できるだけの効果を見込めていないため、費用対効果が低いということになります。

広告それぞれが持つ性質に応じて、CPC課金とCPM課金のどちらを運用するのかを使い分けられるようにしましょう。

そうすることで、効率よく広告運用することができます。

 

CRM

CRM(Customer relationship management)とは、カスタマーリレーションシップマネジメントの略称で、日本語では「顧客関係管理」また「顧客関係性マネジメント」などと訳されます。

商品やサービスを提供する会社が、顧客との間に親密な信頼関係を構築して、購入してくれた顧客をリピーターにして、リピーターからファンになるような活動を行い、顧客と会社の双方の利益を向上させることを目指す総合的な経営手法のことを言います。

よって、CRMはマーケティング活動を効率よく行う上で欠かせないマーケティングツールの一種だと言えます。

 

また、CRM(カスタマーリレイションシップマネジメント)とよく似た意味を持つ用語としてデータベースマーケティングというものがあります。

データベースマーケティングとは、各顧客の個人情報や購買履歴などのデータを分析することにより、顧客一人ひとりに合った施策を行うマーケティング手法のことです。

目的は新規顧客の獲得ではなく、顧客と長期的な関係を維持することや顧客単価を上げることにあります。

CRMが「特定の顧客との関係性を築き上げたのちに最終的な成果へとつなげる手法」であるのに対して、データベースマーケティングはCRMで蓄積されたデータをもとにして新たなマーケティング施策を模索するものだと言えます。

両者はよく混同されることが多いです。区別しておきましょう。

 

CSS

CSS(Cascading Style Sheets)とは、WEBページのスタイルを指定するための言語のことです。

ワープロソフトなどで作成される文書も含めて、文書のスタイルを指定する技術全般を「スタイルシート」と言います。

HTMLやXHTMLなどで作成されるWEBページにスタイルを適用する場合には、スタイルシート言語の1つであるCSSが一般的に利用されています。

 

CSSの基本書式は以下の通りです。

セレクト{

  プロパティ:値;

 

したがって、h1(見出し)のfont-size(フォントサイズ)を24pxに指定するための記述は次の通りです。

h1{

  font-size:24px;

 

そんなCSSの主な働きは、文字の大きさや色、背景、画像の配置を始めとするデザインやレイアウトなどの見栄えを整えることです。

その際、文書構造を形作るHTMLと組み合わせて使います。

 

このように見た目の装飾を担うCSSは、視覚的に見やすいWEBページを作成する上で欠かせません。

なぜなら、CSSを使わずにHTMLだけでWEBページを作成すると、真っ白な背景に黒色のフォントが映し出されただけで見栄えが簡素なものになってしまうからです。

CSSを実装することでWEBページは劇的に見やすくなり、ユーザーに与える印象やイメージも変化します。

サイト運営者はHTMLと併せて積極的に活用するようにしましょう。

 

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