yogo-h

プロトコル

プロトコル(Protocol)とは、通信での送受信の手順などを定めた規格のことです。

この用語は外交や医療を始めとする様々な業界で使われていますが、特にIT業界の用語としては、ネットワークプロトコルや通信プロトコルのことを指します。

普段私たちがインターネットに接続する際には、通信プロトコルの国際規格であるTCP/IPプロトコルを使用します。

 

このとき送信側と受信側の間で共通のプロトコルが規格化されていると、たとえ異なるメーカーのソフトウェアやハードウェア同士であっても、正しい通信をすることができます。

反対にプロトコルが異なる場合には、コンピューター間で相互に通信することはできません。

そんなTCP/IPプロトコルは大きく4つの階層に分類されます。以下の通りです。

 

①アプリケーション層

例)HTTP、POP、SMTP

②インターネット層

例)IP

③トランスポート層

例)TCP、UDP

④ネットワークインターフェース層

例)Ethernet

 

上記のような役割の異なる各プロトコルが連携することで、通信ができるようになります。

そして同時に、これら複数のプロトコルによって階層構造で構成されるプロトコル群のことをプロトコルスタックと言います。

また最近では新たなプロトコルが登場し、従来よりも性能の高い規格が注目を集めています。

 

ファーストクリック

ファーストクリック(First click)とは、企業のWEBサイトやECサイトなどで収益につながる最初のクリックのことです。

対して、CVに至る直前にクリックされた最後の点をラストクリックと呼びます。両者はともに広告効果を評価する際の指標です。

GoogleAdWordsのアトリビューション機能や計測ツールを活用することで、検索ユーザーがどこから流入してきたのかを確認することができます。

 

アトリビューション分析を行う際に、成果につながる最後のポイントとしてラストクリックが重視されがちですが、ファーストクリックもCVに貢献しています。

自社の商品やサービスを認知してもらうためのきっかけになります。実際にソーシャルメディアでは、ファーストクリックの方がむしろ重視すべきだとする調査データもあります。

消費者行動に最も大きな影響を及ぼすのは、顧客が最初に接触したチャネルであるという根拠に基づいています。

 

したがって今後のソーシャルマーケティングは、従来のようにラストクリックではなく、ファーストクリックを重視していくことが求められます。

とはいえ、ファーストクリックであれラストクリックであれ、1つの点ばかりに目を向けていては、ユーザーがCVに至るきっかけとなっている要素が何なのかを正しく把握することができません。

複数のチャネルを評価しながら、ユーザーがCVに至るまでの一連の流れを分析していきましょう。

 

訪問数

訪問数(Number of visits)とは、WEBサイトにユーザーが来訪した回数のことを言います。

基本的には「セッション数」と同じ意味を持つ用語だと見なして良いものとされています。

同一サイト内であれば、ページを何度開いたとしてもカウント数は「1」のままです。

そして訪問数によるカウントは、以下の3つのいずれかに該当するときリセットされるという特徴を持っています。

 

・日付をまたいだ場合

・閲覧が30分以上経過した場合

・参照元が外部サイト(移動する前にいたページ)である場合

 

したがって、同じユーザーが二日連続で同じサイトを閲覧した場合、訪問数は「2」となります。

しかし、このときのユニークユーザー数は「1」のままです。同一ユーザーによる複数回の閲覧を「1」と見なします。

一方PV数は、ページを開いた回数だけカウント数が増えます。よって、一人のユーザーがサイト内にある3つのページを閲覧した場合、PV数は「3」となります。

このように訪問数は、一定期間内にユーザーがホームページを訪問した回数を表す指標だと言えます。

アクセス解析を行うサイト運営は、意味が似ていて紛らわしいユニークユーザー数やPV数と区別すると同時に、使い分けるようにしておきましょう。

 

媒体

媒体(Meadia)とは情報の伝達をする媒体のことで、大きく2つの意味があります。

1つ目に、記憶媒体という意味です。この場合はフロッピーディスクやMOディスクを始めとする、データが書き込まれる物体を指します。

2つ目に、情報伝達の媒介手段という意味です。日常では2つ目の意味で使われることが多く、別名ではメディアと言います。

もともとMeadiaという英単語はMeadiumの複数形で、「間に入って媒介するもの」「中間」という意味があります。

そんなメディアは大きく3つに分類されます。以下の通りです。

 

①マスメディア 

マス=大衆に向けて情報発信を行います。政治・経済や文化・教養にも多大な影響を及ぼします。

例)テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など これらを4大メディアと呼びます。

 

②ウェブメディア

例)Webサイト、ニュースサイト、ポータルサイトなど

 

③ソーシャルメディア

例)ブログ、SNS(Twitter、Instagram、Facebook、TikTok、YouTube)、スマートフォンなど

 

このうち、ここ数年間で急速に成長を遂げたウェブメディアとソーシャルメディアは速報性や拡散性に優れており、第5のマスメディアとなりつつあります。

このように、メディアと一括りにいってもそれぞれが持つ特長は異なり、種類も多岐にわたります。

そのため、場面や用途に応じて使い分けていく必要があります。

 

パーマリンク

パーマリンク(Permanent link)とは、WEBページの中の個別コンテンツに対して設けられた恒久的な URLのことで、パーマネントリンクの略です。

URLは、前半部分のドメイン名と後半部分のパーマリンクで構成されています。

例えば、いま閲覧されているこのWEBページであれば、「https://selectone.in/」がドメイン名に当たり、「yogo_cat/yogo-h/」がパーマリンクに該当します。

 

そんなパーマリンクは、SEOおよび検索順位に大きな影響を与えません。

ただ、Googleに推奨される設定であるに越したことはありません。その方がSEO効果がより高くなります。IDではなく、ユーザーが理解できる意味のある言葉を使って初期段階で設定しましょう。

また、途中での変更はあまりお勧めしません。その理由は以下の通りです。

 

・被リンクが外れてしまう。

・SEO評価がリセットしてしまう。

・SNSのシェア数(カウント数)がリセットされてしまう。

 

それでもやむ負えず、変更する場合は、301リダイレクトを設定するようにしましょう。

その際、設定はただ単に行うだけではなく、パーマリンクを最適化しましょう。

 

・アルファベットを使う。日本語は使わない。

・短く簡潔にする。

 

このようにパーマリンクが最適化されたURLは、何について書かれたWEBページであるか明確で、ユーザーの利便性が向上します。

 

パーミッションマーケティング

パーミッションマーケティング(Permission marketing)とは、あらかじめ了承を得ている顧客に対してのみ販促活動を行うことです。

Yahoo!の副社長セス・ゴーディン氏が提唱したマーケティング手法です。

ダイレクトメールを始めとする、従来のマーケティング手法では集客が見込めないだけでなく、ましてや逆効果となります。

そこで登場したのが、オプトインメールです。パーミッションマーケティングを活用したこの手法は、あらかじめ許可を得た顧客が相手ということもあり、自然とレスポンス率が高くなります。

顧客は自分の興味に合ったジャンルを中心に企業からお得な情報を受信することができます。

 

さらに両者は長期的に友好な関係を築くことができます。

このようにパーミッションマーケティングが企業と顧客の双方にとって有益な手法であるのに対して、一方的で強引なコミュニケーションをとるマーケティングを「迷惑マーケティング」「土足マーケティング」と呼びます。

自社の商品やサービスに関する情報を欲している顧客向けに販売や勧誘のアプローチができるという点で、非常に効率の良いマーケティング手法だと言えます。

情報で溢れかえり取捨選択が容易ではなくなった現代社会であるからこそ、パーミッションマーケティングが求められています。

 

バズマーケティング

バズマーケティング(Marketing buzz)とは、口コミを活用したマーケティングのことです。

バズとは「蜂がぶんぶんと飛ぶ音」という意味で、人の口から口へと伝えていくマーケティング手法のことです。

日頃SNSを利用していて「バズる」という言葉を目にしたことがあるかと思います。

バズマーケティングのバズは「バズる」のバズで、爆発的に広がった話題が多方面に注目を集めるという意味で使われています。

 

バズマーケティングはバイラルマーケティングとほぼ同義ですが、微妙な意味の違いがあります。

どちらも口コミを活用した手法である点において共通していますが、バイラルマーケティングは人から人へプラスの評価が伝播していくための仕掛け作りという側面が強いです。

したがって、インフルエンサーによる炎上商法もバズマーケティングの一部だと言えますが、マイナスの評価が伝播しているため、バイラルマーケティングではありません。

このように爆発的に話題を広げるバズマーケティングは、最近では企業のマーケティングにも活用されています。

例えばSNSで独自にキャンペーンを実施したりインフルエンサーを起用したりして、自社の商品やサービスの認知度を短期間で飛躍的に高めます。

 

ハブ

ハブ(Hub)とは、同一の建物内にあるPCやPRなど複数の端末間で相互データのやりとりを可能にするネットワークやローカルエリアネットワーク(LAN)を構成するための装置のことです。

複数の機器に接続させるハブは中心に位置し、ネットワーク上で中継地点の役割を担います。

 

そんなハブにはメリットがあります。以下の通りです。

・LANケーブルを分配することで、一度に複数の機器を簡単にインターネット接続できる。

・LANケーブルの配線距離を伸ばせる。

 

デメリットもあります。以下の通りです。

・ループ(環状)が起きたときに、どのLANケーブルが原因か分かりづらい。

・ハブの台数に比例して、故障のリスクも高くなる。

 

また最近では、スイッチングハブと呼ばれる新たなハブが登場しました。これは指定するポートにのみデータが移送できる点において、普通のハブとは異なります。

しかしハブとスイッチングハブは、どちらも一括りにハブと表す場合が多いです。

また航空業界では、拠点となる主要な空港のことをハブ空港と呼ぶことがあります。日本では羽田空港や成田空港がそれに該当します。

このようにハブは物事の「中心」「中枢」という意味を持っており、インターネットの中に限らず、あらゆる場面で使われる用語だと言えます。

 

ハミングバードアップデート

ハミングバードアップデート(Hummingbird update)とは、従来と比較して会話型の検索クエリをより正確に理解できるようになったGoogleアルゴリズムのアップデートのことです。

従来まではキーワード単位で理解をして、検索結果を返していました。しかし、ハミングバードアップデートが導入されてから、検索エンジンが前後の文脈や背景まで読み取って理解をし、さらに関連性が高く適切な検索結果を返すことができています。

ハミングバードとは「ハチドリ」のことであり、正確かつ高速であること表しています。

同じように動物の名前が用語に含まれているものとして、「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」が有名ですが、これらは検索順位に直接関わっている点でハミングバードアップデートとは異なります。

 

ハミングバードアップデートが導入される前までの検索エンジンは、ただ単にキーワードにこたえているだけでした。

ところがハミングバードアップデートが導入されたことで、検索エンジンがユーザーの検索意図を汲み取るため、会話のような口語調の文章で検索したとしても的確な情報が表示されるようになりました。

他にも、音声検索は精度が向上したと言えます。

ハミングバードアップデートがSEOに与える影響は少なく、以下の通りです。

 

・スモールキーワードの検索数が増えました。

・ユーザーの目線に立った良質なWEBサイトが上位に表示されるようになった。

 

このようにハミングバードアップデートはユーザーの利便性を高め、セマンティック検索を実現させました。

 

パンくずリスト

パンくずリスト(Breadcrumb navigation)とは、ユーザーが現在閲覧しているWEBページを、そのホームページ内のどの位置にあるかを、各階層ごとにリスト表示させたもののことです。

WEBページの上部に位置している場合が多く、「>」(大なり記号)が使われて、以下のように表示されます。

 

「トップ>製品情報>製品A>オプション」

 

そもそもパンくずリストという用語は、童話「ヘンゼルとグレーテル」の話の中で、森の中で兄弟が迷子にならないように歩いてきた道にパンくずを置いていったエピソードに由来しています。

このおとぎ話と同様にWEBサイトにおいても、ユーザーがこれまでに辿ってきた道のりと、今どこにいるかを示すことからパンくずリストと呼ばれるようになりました。

 

そんなパンくずリストにはいくつかメリットがあります。

・検索エンジンのクローラーがサイト内を効率よく巡回できる。

・ユーザーの利便性が向上する。

 

パンくずリストを設定する際に注意すべき点があります。

・関連性を持たせる。

・サイトの構造をわかりやすくする。

 

このようにパンくずリストはユーザーと検索エンジンに利点があります。WEBページを上位に表示させたいと考えるサイト運営者は、注意点に留意した上で設置してみましょう。

 

1/4
お問い合わせ
コンテンツマーケティング・SEOコンサルティング・ホームページ制作の際は、
お気軽にご相談ください。