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マーケティングオートメーション

マーケティングオートメーション(Marketing automation)とは、各マーケティング方法やプロセスを自動化、効率化、最適化して一元管理することです。略してMAとも呼ばれます。

マーケティングオートメーションを導入することで、顧客に対するメールやコンテンツの送付などの営業活動や処理、作業を従来よりも効率化することができます。

こうしたメリットが得られるマーケティングオートメーションは、具体的に以下のような流れで行われます。

 

①見込み顧客の創出

オウンドメディアやSNSを運用したりSEO分析をしたりして集客します。

②見込み顧客の育成

メール配信を自動で行い、キャンペーン実施を定期的に知らせます。

③見込み顧客の分類

見込み顧客の行動などから、それぞれの有望度に点数を付けます。

④見込み顧客の管理

顧客の情報をデータベース上に保管したり、WEBサイトへのアクセス解析を行ったりします。

 

しかし導入する前に注意すべき点がいくつかあります。以下の通りです。

・顧客情報リストを作成する。

・マーケティングに知見のある人材を確保する。

・メール配信のノウハウを身に付ける。

・どのツールを活用するのか決定する。

 

以上の点はマーケティングオートメーションを運用していく上で非常に重要です。

なぜなら、注意点に目を向けずに運用したとしても最大限の効果が発揮されなくなってしまうからです。

導入後に後悔しないためにも気を付けるようにしましょう。

 

マーケティングシステム

マーケティングシステム(Marketing system)とは、マーケティング目標を達成するためのシステムや組織体制のことです。

システム部門とマーケティング部門の連携により実現されます。

そもそも企業のシステム部門というのは主に、基幹システムの構築や情報セキュリティリスクへの対策、安定的なネットワーク基盤の構築および運用などの重要な役割を担います。

そんなマーケティングシステムは、大きく4つに分類されます。以下の通りです。

 

①マーケティング部門 マーケティング全体を管理する部門。

②プランニングシステム 今後の事業計画を策定します。

③情報システム 市場調査や顧客情報の収集などからマーケティング部門に活かせそうなデータの予測や分析することで、効率よくマーケティング活動ができます。

④コントロールシステム 業績の把握をすると同時に問題点を洗い出し、改善に繋げます。

 

このようにマーケティングシステムは、マーケティング部門とシステム部門という2つの部門におけるそれぞれの良い面や優れている点を掛け合わせることで初めて機能します。

自社の商品やサービスが売れるような仕組みを構築したい企業は、マーケティングシステムを活用するようにしましょう。

 

マーケティングツール

マーケティングツール(Marketing tools)とは、マーケティングの活動時に用いる手段のことです。

主に製品、価格、広告、販促、広報活動、宣伝、流通経路、市場調査、分析、商品開発、効果測定のことを言います。

ターゲットとする顧客の情報を自動で分析してくれる点において優れています。

種類も多岐にわたっています。以下の通りです。

 

・企業データベース

・MA(マーケティングオートメーション)

・SFA(セールスフォースオートメーション)

・CRM(カスタマーリレイションシップマネジメント)

・CDP(カスタマーデータプラットフォーム)

・アクセス解析ツール、BIツール(ビジネスインテリジェンスツール)

 

そんなマーケティングツールが、現代のマーケティング活動に必要な理由は2つあります。

以下の通りです。

 

①既存顧客との関係性が重視されるようになったから。

新規顧客の獲得にはコストがかかってしまうことが背景にあります。

 

②消費者行動が変化したことで、主流のマーケティング手法が変化したから。

従来のプッシュ型から顧客一人ひとりのニーズに適切に応えられるプル型に移行する動きが広がっています。

 

このようにマーケティング活動を効率よく行う上で、マーケティングツールは欠かせません。

自社の商品やサービスが売れるような仕組みを構築したい企業は活用するようにしましょう。

 

メディア

メディア(Meadia)とは、媒体や手段のことで、特に新聞やテレビ、ラジオなどの情報媒体のことを言います。

媒体とは情報の伝達をする役割を持つもののことで、大きく2つの意味があります。

1つ目に、記憶媒体という意味です。この場合はフロッピーディスクやMOディスクを始めとする、データが書き込まれる物体を指します。

2つ目に、情報伝達の媒介手段という意味です。日常では2つ目の意味で使われることが多く、別名ではメディアと言います。

もともとMeadiaという英単語はMeadiumの複数形で、「間に入って媒介するもの」「中間」という意味があります。

そんなメディアは大きく3つに分類されます。以下の通りです。

 

①マスメディア 

マス=大衆に向けて情報発信を行います。政治・経済や文化・教養にも多大な影響を及ぼします。

例)テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など これらを4大メディアと呼びます。

 

②ウェブメディア

例)WEBサイト、ニュースサイト、ポータルサイトなど

 

③ソーシャルメディア

例)ブログ、SNS(Twitter、Instagram、Facebook、TikTok、YouTube)、スマートフォンなど

 

このうち、ここ数年間で急速に成長を遂げたウェブメディアとソーシャルメディアは速報性や拡散性に優れており、第5のマスメディアとなりつつあります。

このように、メディアと一括りにいってもそれぞれが持つ特長は異なり、種類も多岐にわたります。そのため、場面や用途に応じて使い分けていく必要があります。

 

モバイルフレンドリー

モバイルフレンドリー(Mobile friendly)とは、2015年4月21日に 全世界で実装されたモバイルを基準としたGoogleによるアルゴリズムのことです。

モバイルフレンドリーアップデートとも呼ばれます。

そもそもモバイルフレンドリー化が進められているのは、スマートフォンで検索を行うユーザーが増えてきたことが背景にあります。

時代の移り変わりとともに、WEBページのニーズも変化するようになりました。

 

特長は以下の通りです。

・世界中すべての言語の検索順位に影響する

・WEBサイトではなくページ単位で適用される

・スマートフォンでの検索順位にのみ適用される

 

そんなモバイルフレンドリーは、「スマートフォンでの閲覧に適しているWEBページを高く評価する仕組み」を指します。

そのためWEBサイトがモバイルフレンドリー化(スマートフォン対応)していないと、検索順位が低下してしまう恐れがあります。

実際にWEBページがスマートフォン対応しているかどうかを検証する「モバイルフレンドリーテスト」と呼ばれる無料のツールがあります。こうしたツールも活用していきながら、改善に繋げていきましょう。

検索順位を下げたくないサイト運営者は、モバイルフレンドリー化を済ませるようにしましょう。

WEBページを上位に表示させられると同時に、ユーザーの満足度を高めることができます。

 

マーケター

マーケター(Marketer)とは、マーケティング理論や調査に専門的な知識を持つマーケティング戦略立案者のことです。

自社の商品やサービスが「売れるように仕向けること」「売れる仕組みを作ること」が彼らの主な仕事内容となります。

そのためには日々変わりゆく市場の動向や消費者のニーズに対して、その時々で対処していくことが求められます。

マーケターと一括りに言っても実際には、マーケティングに携わる仕事は数多くあります。以下の通りです。

 

・プロジェクトマネージャー(PM)

マーケティング活動全般の責任を持ち、管理する役割を担います。

・WEBマーケター、デジタルマーケター

 WEBサイトやSNS、アプリ、メールの運用を行います。

・データアナリスト、データサイエンティスト

 収集した膨大なデータの分析を通じて、課題に対する解決策を提案します。

・広告、宣伝 

お金を払ってメディアに取り上げてもらいます。例としてテレビCMが挙げられます。

・広報(PR)

自社の活動あるいは商品やサービスをメディアに取り上げてもらえるように計らいます。

 

そんなマーケターに必要な資質やスキルは以下の通りです。

・市場調査(マーケティングリサーチ)などを行う行動力

・洞察力

・分析力

・情報収集能力

・企画力

・課題解決能力

・コミュニケーション能力

・プレゼン力

 

このようにマーケターは、あらゆるスキルを駆使して市場において活躍するプレイヤーだと言えます。

会社の売上・利益を向上させるうえで非常に重要な役割を果たしています。

 

マーケティング・コミュニケーション

マーケティング・コミュニケーション(Marketing communication)とは、マーケティングの中でのコミュニケーション活動の部分に関する総称のことです。

顧客や消費者との接点を作ることで、認知度の拡大や売り上げの増大をさせることを目的としています。

代表的な手法としては広告やPR、広報、販売促進、ダイレクトマーケティング、イベント、人的販売が挙げられます。最近ではSNSの注目度が高く、有効な手立てとなっています。

実はマーケティング・コミュニケーションは、マーケティングにおける顧客視点の4Cや販売視点の4Pと関係しています。

4C(Customer Cost Convenience Communication)ではCommunicationを活用する手法として捉えられています。さらに4P(Product Price Place Promotion)では、Promotionに該当します。

コミュニケーション戦略を策定する流れは、以下の通りです。

 

①ターゲットを明確化する

②コミュニケーション手段の決定

③何を伝えるか、目標とする成果を設定する

④効果測定を通じて明らかになった問題点を改善する

 

このように企業の経営戦略にマーケティング・コミュニケーションは欠かせません。

その際、ただやみくもに運用しても効果は現れません。適切な一連の流れに沿ってマーケティング戦略をしていきましょう。

 

マーケティングミックス

マーケティングミックス(Marketing mix)とは、ブランド価値向上や商品販売などのマーケティングを行う上での目的達成をするため、多数のマーケティング手法を組み合わせて効果的に行うことを意味します。

ターゲットとする層に対してどのようにアプローチしていくかを決定することから、マーケティングにおける実行戦略と位置づけられています。

製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の頭文字を取って、「4P」とも呼ばれます。

マーケティングミックスは、これらの構成要素の中から最良な組み合わせを考えていくと同時に、買い手の立場から見直した4Cも考慮に入れる必要があります。

 

例えば、売り手にとっての製品は、買い手にとって顧客価値と言い換えられます。

同様に企業にとってのプロモーションは、消費者にとって顧客とのコミュニケーションだと言えます。

このようにマーケティングミックスでは、消費者視点の4Cを起点にして戦略を組み立てつつ、最終的には4P戦略に落とし込むことが求められます。

その際、4P間の整合性を取ることも重要です。なぜなら、顧客にとって魅力的な商品やサービスになるかどうかを左右するためです。

マーケティング活動を優位に進めていきたい企業は、複数の要素や視点を取り入れているマーケティングミックスを活用してみましょう。

 

マスマーケティング

マスマーケティング(Mass marketing)とは、テレビやラジオ、CM、雑誌、新聞などいわゆるマスメディアを使ったマーケティング手法のことです。

不特定多数を対象に大量の情報を送ることができることが特徴です。1900年初頭から1970年代までが全盛の時代と言われています。

 

そんなマスマーケティングのメリットには幾つかのメリットがあります。以下の通りです。

・大量生産によるコスト削減

・流通や販売チャネルの統一による効率化

 

一方でデメリットもあります。以下の通りです。

・特定のグループ分けがされた顧客には有効ではない点

・幅広い顧客に受容される商品やサービスでないと効果的でない点

 

しかし近年ではインターネットの普及に伴い、対義語であるダイレクトマーケティングの注目度が高いです。

さらに、テレビを視聴したり新聞を閲覧したりしない世代が増えているため、影響力が従来よりも下がりつつあります。

マスマーケティングによる情報発信が一方的かつ大衆向けであるのに対し、ダイレクトマーケティングは一人ひとりの顧客との双方向なコミュニケーションが取れる点において優れています。

 

他にもマスマーケティングと対をなすものとして、特定のグループ分けをするセグメントマーケティングなどが挙げられます。

とはいえ、マスメディアは現在も依然として大きな影響力を持っています。その上、マスマーケティングは大きな利益とシェアの確保が期待できます。

そのため、各産業のトップ企業が実施することが多い手法だと言えます。

 

マルチバリエイト分析

マルチバリエイト分析(Multivariate analysis)とは、独立変数と従属変数の関係を分析する統計学的手法のことです。

2つもしくはそれ以上の独立変数の変化による相関関係で、どれほど従属変数の値に変化が起こるのかを明らかにします。

そんなマルチバリエイト分析は、多変量テストという形でWEB業界には浸透しています。

多変量テストはA/Bテストと微妙な違いを持っているものの、性質が似ています。

 

A/Bテストとは、WEBマーケティングにおいて、作成した複数案から最適なものを一つ選ぶときに、実際に試行してその効果を調べることです。

複数案を比較することによって、どちらが良いかを効果測定します。

その際、どの要素が最終的な効果にどれだけ影響を与えるのかを確かめられるように、条件を1つだけ変えてテストを行います。

A案とB案を比べて、ユーザーの反応の違いを確認した上で、より優れた方を採用します。

一方、多変量テストは僅かな違いである膨大なバリエーションがテストされることになる点において、ABテストとは異なります。

 

これらには細かい違いがありますが、両者とも実際にWEBサイトやWEB広告のデザインに適用されており、効果測定を目的としています。

よって、成果につながる画像やレイアウトをWEBページに求めるサイト運営者にとって、マルチバリエイト分析を活用した多変量テストは欠かせません。

なぜなら、WEBサイトのリニューアルは時間とコストがかかりますが、多変量テストであれば気軽に費用を抑えて効果測定することができるからです。

これがユーザーの利便性を向上させることにつながります。同時に、最終的にはコンバージョンの最大化を見込むことができます。

 

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