ABM(Account Based Marketing)とは、アカウントベースドマーケティングの略称で、アカウント(企業)にフォーカスしたマーケティングのことです。
その際、自社にとって価値の高い顧客を選別し、各企業に合った最適なアプローチを行っていきます。
もともとABMは法人営業の場で長く行われてきたため馴染みのあるマーケティング戦略として知られています。
ABMではリード(個人)ひとつひとつではなく、組織に注目してマーケティング戦略を行います。
現在の主流はリード(個人)単位のマーケティングですが、近年ABMは国内のBtoB企業の間で注目を集めています。
その理由は幾つかありますが、特にMA(マーケティングオートメーション)を始めとするデジタルツールが進化を遂げたことが第一に挙げられます。
そんなABMが有効な4つの領域は以下の通りです。
①新製品の提供
②新規顧客への展開
③既存製品の強化
④既存顧客の別事業部への展開
得られるメリットは以下の通りです。
・リソースの無駄が減ることでマーケティングが効率的になる。
・ROI(投資利益率)に成果が表れる。
・営業部門とマーケティング部門の連携がスムーズになる。
・効果測定が行いやすい。
このようにABMを導入することで、マーケティングと営業が連携を図ることになり、組織に一体感が生まれます。
効率よくマーケティング活動を行いたいとお考えの企業は、デジタルツールを活用しながら、ABMに取り組んでみましょう。