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用語集

デジタルマーケティングテクノロジー

デジタルマーケティングテクノロジー(Degital marketing technology)とは、WEBマーケティングやネットマーケティングのことで、マーケティングをデジタル化することを言います。

近年、マーケティングテクノロジー市場は急速に拡大し続けています。

その背景にはインターネットやスマートフォンの爆発的な普及があり、それに伴って顧客の消費行動が多様化するようになりました。

マーケティングテクノロジー市場において、企業が更なる成長を遂げるには、複数のツールを活用するようにしましょう。

しかし、どんなツールを選定するべきか分からないという方もいらっしゃいます。

 

そこで、マーケティングテクノロジースタックというマーケティング施策を構築する際の方法論が重要視されます。

これにより、ツールの選定基準や方針がはっきりすると同時に、導入するツールの組み合わせをパターン化することになります。

最終的には、全体最適による顧客データの一括管理が顧客体験の向上につながります。

こうしたマーケティングテクノロジースタックの一例として、「6C’sモデル」という方法論があります。

企業のマーケティング活動を6つの要素(6C)に分類して、新たなマーケティング施策を構築するためのものです。

 

まずは、自社の核となるCOREとして商品やサービスを位置づけます。

この共通基盤プラットフォームの周りに、CONTENT(コンテンツ)、CUSTOMERS(顧客接点)、COMMERCE(EC)、COMMUNITY(生活者接点)などのマーケティング機能を配置していきます。

最後にはCOLLABORATIONにおいて、これらの要素に対応したツールを組織の管理者が選定していきます。

このようにして企業は、実際のマーケティング施策の中で自社プロモーションによる効果の最大化を実現することができます。

 

マーケティングオートメーション

マーケティングオートメーション(Marketing automation)とは、各マーケティング方法やプロセスを自動化、効率化、最適化して一元管理することです。略してMAとも呼ばれます。

マーケティングオートメーションを導入することで、顧客に対するメールやコンテンツの送付などの営業活動や処理、作業を従来よりも効率化することができます。

こうしたメリットが得られるマーケティングオートメーションは、具体的に以下のような流れで行われます。

 

①見込み顧客の創出

オウンドメディアやSNSを運用したりSEO分析をしたりして集客します。

②見込み顧客の育成

メール配信を自動で行い、キャンペーン実施を定期的に知らせます。

③見込み顧客の分類

見込み顧客の行動などから、それぞれの有望度に点数を付けます。

④見込み顧客の管理

顧客の情報をデータベース上に保管したり、WEBサイトへのアクセス解析を行ったりします。

 

しかし導入する前に注意すべき点がいくつかあります。以下の通りです。

・顧客情報リストを作成する。

・マーケティングに知見のある人材を確保する。

・メール配信のノウハウを身に付ける。

・どのツールを活用するのか決定する。

 

以上の点はマーケティングオートメーションを運用していく上で非常に重要です。

なぜなら、注意点に目を向けずに運用したとしても最大限の効果が発揮されなくなってしまうからです。

導入後に後悔しないためにも気を付けるようにしましょう。

 

訪問数

訪問数(Number of visits)とは、WEBサイトにユーザーが来訪した回数のことを言います。

基本的には「セッション数」と同じ意味を持つ用語だと見なして良いものとされています。

同一サイト内であれば、ページを何度開いたとしてもカウント数は「1」のままです。

そして訪問数によるカウントは、以下の3つのいずれかに該当するときリセットされるという特徴を持っています。

 

・日付をまたいだ場合

・閲覧が30分以上経過した場合

・参照元が外部サイト(移動する前にいたページ)である場合

 

したがって、同じユーザーが二日連続で同じサイトを閲覧した場合、訪問数は「2」となります。

しかし、このときのユニークユーザー数は「1」のままです。同一ユーザーによる複数回の閲覧を「1」と見なします。

一方PV数は、ページを開いた回数だけカウント数が増えます。よって、一人のユーザーがサイト内にある3つのページを閲覧した場合、PV数は「3」となります。

このように訪問数は、一定期間内にユーザーがホームページを訪問した回数を表す指標だと言えます。

アクセス解析を行うサイト運営は、意味が似ていて紛らわしいユニークユーザー数やPV数と区別すると同時に、使い分けるようにしておきましょう。

 

PubSubHubbub

PubSubHubbub(パブサブハブバブ)とは、WEBサイトの更新情報をほぼリアルタイムでGoogleを始めとする検索エンジンに自動で通知することができるプロトコル(通信規則)のことです。

つまりPubSubHubbubは、インデックスを行うためのプラグインだと言えます。

そもそもインデックスとは、「検索エンジンのクローラーによってWEBサイトの巡回に来てもらうこと」を言います。

略称はPUSH(プッシュ)とも言います。実はPubSubHubbub(パブサブハブバブ)は旧名称で、過去にはWebSub(ウェブサブ)へ新たに名称が変わりました。

身近なツールだと、WordPressを使えばプラグインの中に用意されているPubSubHubbubを設定することができます。

インストールと有効化さえ済ませれば、あとは自動で機能してくれるためとても便利です。

 

また、PubSubHubbubによる検索エンジンへの自動通知だけでなく、インデックスを行う方法は他にもあります。GoogleサーチコンソールのURL検索を使って、手動で通知する方法です。

このようにPubSubHubbubを導入することで、更新情報を検索結果に反映させるためにインデックスの加速化を促すと同時に、スクレイピング(第三者によるコンテンツの無断コピーおよびWEB上へのアップのこと)対策を講じることができます。

自分の作成したコンテンツが検索エンジンからオリジナルと認識されるためにも、サイト運営者はPubSubHubbubを設定するようにしましょう。

 

ストラテジー

ストラテジー(Strategy)とは、ビジネスシーンにおいて目的を達成するための計画や戦略、策略、方略のことです。

自社の商品やサービスに関する情報をメディア上で発信することで、顧客が購買行動を取るように仕向けるマーケティング戦略も、ストラテジーの一種だと言えます。

このように多くの企業は、効率よく成果を上げるために戦略を練ります。

例えば、営業や販売、経営を始めとするあらゆる場面でストラテジーは役立ちます。そのため、すぐに課題に取り掛かるよりも一度立ち止まって戦略を図り、積極的に活用するようにしましょう。

 

なお、ストラテジーと似たような概念としてタクティクス(tactics)が知られていますが、両者には微妙な意味の違いがあります。それは「期間の長さ」です。

ストラテジーがじっくりと時間をかけて大規模な戦略を練るイメージであるのに対して、タクティクスは短い期間で成果を上げるための戦略というイメージがあります。

さらに、ストラテジーは長期的かつマクロな視点で目的達成のために図る戦略という意味があります。

一方、タクティクスには戦術、戦法という似て非なる意味があり、短期的かつミクロな視点で物事を捉えるというニュアンスを持っています。

 

マーケティングシステム

マーケティングシステム(Marketing system)とは、マーケティング目標を達成するためのシステムや組織体制のことです。

システム部門とマーケティング部門の連携により実現されます。

そもそも企業のシステム部門というのは主に、基幹システムの構築や情報セキュリティリスクへの対策、安定的なネットワーク基盤の構築および運用などの重要な役割を担います。

そんなマーケティングシステムは、大きく4つに分類されます。以下の通りです。

 

①マーケティング部門 マーケティング全体を管理する部門。

②プランニングシステム 今後の事業計画を策定します。

③情報システム 市場調査や顧客情報の収集などからマーケティング部門に活かせそうなデータの予測や分析することで、効率よくマーケティング活動ができます。

④コントロールシステム 業績の把握をすると同時に問題点を洗い出し、改善に繋げます。

 

このようにマーケティングシステムは、マーケティング部門とシステム部門という2つの部門におけるそれぞれの良い面や優れている点を掛け合わせることで初めて機能します。

自社の商品やサービスが売れるような仕組みを構築したい企業は、マーケティングシステムを活用するようにしましょう。

 

マーケティングツール

マーケティングツール(Marketing tools)とは、マーケティングの活動時に用いる手段のことです。

主に製品、価格、広告、販促、広報活動、宣伝、流通経路、市場調査、分析、商品開発、効果測定のことを言います。

ターゲットとする顧客の情報を自動で分析してくれる点において優れています。

種類も多岐にわたっています。以下の通りです。

 

・企業データベース

・MA(マーケティングオートメーション)

・SFA(セールスフォースオートメーション)

・CRM(カスタマーリレイションシップマネジメント)

・CDP(カスタマーデータプラットフォーム)

・アクセス解析ツール、BIツール(ビジネスインテリジェンスツール)

 

そんなマーケティングツールが、現代のマーケティング活動に必要な理由は2つあります。

以下の通りです。

 

①既存顧客との関係性が重視されるようになったから。

新規顧客の獲得にはコストがかかってしまうことが背景にあります。

 

②消費者行動が変化したことで、主流のマーケティング手法が変化したから。

従来のプッシュ型から顧客一人ひとりのニーズに適切に応えられるプル型に移行する動きが広がっています。

 

このようにマーケティング活動を効率よく行う上で、マーケティングツールは欠かせません。

自社の商品やサービスが売れるような仕組みを構築したい企業は活用するようにしましょう。

 

アウトバウンドマーケティング

アウトバウンドマーケティング(Outbound Marketing)とは、将来的に見込み顧客となり得るターゲットユーザーに対して、企業が商品やサービスを売り込む形のマーケティング施策のことです。

企業主体という意味で、顧客主体のインバウンドマーケティングとは対極的な概念だと言えます。
実際に、自社の存在や商品・サービスを世に認知させることが目的として、広告、リスティング広告、セミナー、展示会、電話営業(テレアポ)、FAXDMなどの手法を企業は用います。
こうしたアウトバウンドマーケティングには、すぐに効果が現れたり、不特定多数へのアピールができたりする点などのメリットはあるものの、コストがかかるなどのデメリットもあります。

 

例えば、情報で溢れかえる現代において、顧客は欲しい情報・必要な情報を自分で手に入れるようになったことで、興味を示さない層には煙たがられてしまいます。そのため、情報を自分で取捨選択する消費者にとって、情報を押し付けるアウトバウンドマーケティングは煩わしく、回避しようとします。こうした一方的なアプローチによる押し付ける形の情報発信にユーザーは抵抗感を覚えます。

これを受け、インバウンドマーケティングが主流になると同時に、アウトバウンドマーケティングは旧来型のマーケティング手法と見なされるようになり、近年では衰退傾向にあります。

 

ラストクリック

ラストクリック(Last click)とは、WEBサイトやECサイトなどで収益につながる最後のクリックのことです。CVに至る直前にクリックされた最後の点だと言えます。

対して、ファーストクリックとは企業のWEBサイトやECサイトなどで収益につながる最初のクリックのことです。両者はともに広告効果を評価する際の指標です。

ラストクリックとファーストクリックは、GoogleAdWordsのアトリビューション機能や計測ツールを活用することで、検索ユーザーがどこから流入してきたのかを確認することができます。

アトリビューション分析を行う際に、自社の商品やサービスを認知してもらうためのきっかけになるファーストクリックよりも、成果につながる最後のポイントとしてラストクリックが重視されます。ただ、どちらもCVに貢献しています。

 

しかし、実際にソーシャルメディアでは、ファーストクリックの方がむしろ重視すべきだとする調査データもあります。

この調査結果は、「消費者行動に最も大きな影響を及ぼすのが顧客が最初に接触したチャネルである」という根拠に基づいています。

とはいえファーストクリックであれラストクリックであれ、1つの点ばかりに目を向けていては、ユーザーがCVに至るきっかけとなっている要素が何なのかを正しく把握することができません。

複数のチャネルを評価しながら、ユーザーがCVに至るまでの一連の流れを分析していきましょう。

 

ロジック

ロジック(Logic)とは、「論理」や「議論の筋道」、「論法」「論理学」という意味の言葉で、正しいことを証明する形式や法則のことを意味します。

そもそもLogicという英単語は、ギリシア語のlogos(論理、理論、概念、思想)を語源としています。

類義語には「理論」「筋道」が挙げられます。

一方、対義語には「滅茶苦茶」や「支離滅裂」が挙げられます。一般に、論理の筋道が通っていない説明や発言、行動に対して用いられます。

そして「論理的に」を意味するロジカルは、名詞形ロジックの形容詞形で派生語に該当します。併せて覚えておきましょう。

 

また、ロジックを実践的に活用するものとして、ロジックツリーという手法があります。

目の前の話題やテーマを要素ごとに論理的に分解することで原因を明確化させ、問題を解決する糸口や打開策を見出すことができます。

このようにロジックという用語は、ビジネスシーンで用いられる頻度も高いです。なぜなら、論理がしっかりとしていると、説明や発言に説得力を持たせる効果があるからです。

話し相手も納得して会話を聞き入れてくれやすくなります。

ロジックの語源や類義語・対義語、派生語、周辺知識などとセットで覚えておきましょう。

 

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