ホームページの制作で人気のサービスやソフトウェアとは?

ホームページは、専門の制作会社に依頼をする場合には、基本コンセプトや仕上がりのイメージを共有していれば、すべてをお任せしていても大概のことは問題なく進行していきます。
一方、自力でホームページを制作する場合には、様々なサービスやソフトウエアが数多く存在していますので、ご自身の用途やスキルによって選定するものが違ってきます。
特に使用する方のITスキルによっては、選定するサービスが大きく変わってきますので【どれを利用してWEBサイトを制作するのか】の見極めが重要になってきます。
今回は、ITスキルに応じた日本国内でメジャーなサービスやソフトウェアを紹介させていただきます。
ホームページ制作サービス:初級者の方に人気
こちらのサービスは、ホームページ制作会社に頼ることなく、無料で簡単にホームページを制作することができます。
プロの会社から見た場合は、本格的な構築に向いているとはいえないサービスかもしれませんが、特別なITスキルが不要ですので、初級者でも簡単にホームページ作成をすることが可能です。
Jimdo
Jimdoは、ドイツ発のクラウド型CMSサービスで、世界で3,200万サイトに利用されています。
日本では、2009年よりKDDIウェブコミュニケーションズが協業パートナーとして販売していて、日本語による解説もあります。
プランは、AIビルダーとクリエイター向けが2つあり下記の内容が用意されています。
AIビルダー
・PLAY 0円
・START 990円
・GROW 1,590円
クリエイター
・FREE 0円
・PRO 1,200円
・BUSINESS 2,600円
・SEO PLUS 4,250円
・PLATINUM 5,330円
全世界でのユーザーの数ではWiXには劣りますが、国内では知名度の高い無料のホームページ制作サービスといえます。
また、好みのレイアウトを選んでスタイリングを行い、ページを制作していくことが可能です。
※全世界での利用者 3,200万サイト・テンプレート数 約40種類・スマホ、タブレット表示対応
WiX
WiXは、2006年にイスラエルから生まれたクラウド型CMSサービスで、世界中で2億人以上のユーザーに選ばれています。
日本国内では、2012年の日本語版のリリースに伴い日本法人のサポートがあることから利用者が増えているサービスです。
また、ドラッグ&ドロップの直感的な操作が可能で、900種類以上のテンプレートから最適なスタイルが選択できます。
無料版と有料版がありますが、無料版から利用することが可能で、世界中の多くのユーザーに幅広く利用されています。
※全世界で2.5億人以上のユーザー数・テンプレート数 約900種類・スマホ、タブレット表示対応
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ECサイト制作サービス:初級者の方に人気
Jimdoや WiXもカスタマイズ次第ではECサイトを制作することは可能ですが、ECサイトの制作に特化したWEBサービスもいくつかあります。
これらのサービスは、ECサイトに特化しているため、制作をする際の自由度が低く、かつUIにも限界があり、デザインのこだわりが強いWEBサイトなどのブランディングにはあまり向いていないといえます。
STORES.jp
STORES.jpは、BASEとよく比較されることも多いWEBサービスで、無料プランと有料プランの2パターンで提供しているECサイト制作サービスです。
パソコンだけではなくスマホでの制作にも対応しているので、パソコンを持っていないという方でも簡単な操作をするだけでECサイトを開設できます。
また、有料プランにすることによって、機能拡張が利用できる仕組みになっています。
他のメリットとして、商品を取引する際に発生する決済手数料が業界の最安値で設定されています。
BASE
BASEは、STORES.jpとよく比較されることも多いWEBサービスで、特に無料にこだわっているECサイト制作サービスといえます。
こちらは、デザインテンプレートを選んでURLを決めれば、専門的なスキルや知識が無くてもECサイトの開設ができます。
また、主な機能はアドオン形式で増やすことができて、多くの追加機能が提供されています。
2024年1月現在では、200万ショップのオーナーがBASEを利用していて、日本国内では最も多くの開設実績を誇っています。
ホームページ制作ソフトウェア:初級者の方に人気
ホームページ制作会社に頼らず、自力でホームページの制作を手掛けたいという要望がある方には、ホームページ制作ソフトウェアを利用することが望ましいといえます。
ITやホームページ作成に関するスキルが低くても、比較的簡単に制作をすることが可能になります。
ホームページビルダー
ホームページビルダーは、文字や表を挿入すれば自動的にコードを書いてくれるので、HTMLなどのスキルが低くても、簡単にホームページを制作することができます。
編集画面は、実際のホームページの表示状態に近い見え方なので、直感的に操作ができるのも特徴です。
更新作業も数あるパーツの中から使用したいものを選んで、ドラッグアンドドロップをするだけなので、こちらについても簡単といえます。
また、購入してから2回までは無料の電話サポートに対応していることから、操作に迷った際には安心して問い合わせすることができます。
BiND
BiNDは、豊富なデザインテンプレートを備えたホームページ制作ソフトウェアです。
デザイン面だけでなく、Google検索エンジンが提供する解析ツールに合わせた「SEOアシスタント」で、SEO対策を考慮したホームページ作成がしやすいのが特徴といえます。
この記事を書いている時点で最新の「BiND10」は、スタンダード版とプロフェッショナル版があります。
また、BiNDもホームページビルダーもWordPressとも連携することが可能です。
2024年1月現在では、ベンチャー企業から上場企業、大手企業まで200,000社の導入実績を誇っています。
ホームページ制作ソフトウェア:中級者の方に人気
HTMLやCSSといったコーディングの知識やデザインの理解がある方は、プロのホームページ制作会社も使用する様なソフトウェアで、ホームページ作成をすることをオススメしています。
Microsoft Expression Web
Microsoft Expression Webは、マイクロソフトが2007年2月16日よりWindows向けに販売を始めたホームページ制作ソフトウェアです。
Microsoft社が以前に販売していたExpressionというソフトウェアの開発終了に伴って、現時点では無償にて提供されています。
最終版のExpression Web 4 SP2は、2012年12月20日以降から同社のサイトからダウンロードが可能となっています。
また、WEBサイトの管理やコーディング支援においては、十分な機能を有しているといえます。
Adobe Dreamweaver
Dreamweaverは、プロでも使用するほど本格的な機能を持ったホームページ制作ソフトウェアです。
Adobe社が発売している代表的なソフトウェアは、Dreamweaverの他にもPhotoshopやIllustratorなどがあり、これらはITやWEBなどクリエイティブな仕事をする方には必要不可欠なサービスです。
Dreamweaverは、HTMLやCSSといったプログラミングの知識があれば、ホームページの構成からデザインまで、自由度が高くホームページ作成をすることができます。
ただし、初級者がこれらの機能を正確に使いこなすためには、かなりのITスキルと勉強が必要になります。
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オープンソースCMS・ECプラットフォーム:上級者の方に人気
HTMLやCSS、PHP、データベースの知識やデザインの理解がある上級者には、下記のようなオープンソースCMS(コンテンツマネジメントシステム)やECプラットフォームをオススメします。
WordPress
WordPressは、もともとブログを作成するためのオープンソースプラットフォームとして公開されました。
現在では、そのカスタマイズ性の高さと容易さから個人ブログ、企業サイト、公共機関のWEBサイトなど、多方面にわたるホームページ作成で制作実績も豊富です。
世界中の方から支持されているWordPressですが、日本国内の人気も高く、利用されたCMS(コンテンツマネジメントシステム)の約80パーセントがWordpressといわれています。
また、弊社がホームページの制作を依頼された場合も、お客様からの指定が特に無い場合には、このWordpressを利用して制作をしています。
EC-CUBE
EC-CUBEは、国内でのシェアが高く、ユーザーが使いやすいUIを備えているオープンソースECプラットフォームです。
ECサイトのためのCMS(コンテンツマネジメントシステム)として、日本国内では一番メジャーなものといえます。
ホームページビルダーやWordpressのように、ホームページ作成に役立つソフトウェアは多く存在しますが、EC-CUBEはECサイトの制作のみ特化しているのが特徴です。
大手ECパッケージは多くの場合有料になりますが、EC-CUBEは、オープンソースのため無料でダウンロード、インストールが可能です。
ECサイトに必要な機能は、ほぼ搭載されていてテンプレートやプラグインを追加することにより、より使いやすいWEBサイトを構築することができます。
また、2024年1月現在では35,000以上の店舗の方が導入しています。
おわりに
今回は、ITスキルに応じた日本国内でメジャーなサービスやソフトウェアを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
自力でホームページを制作する場合には、様々なソフトウェアやツールがありますので、使う方の用途やITスキルによってどれを選定するのか違ってきます。
皆さんが、どのソフトウェアやツールを使えば良いのか迷った場合には、各サービスのWEBサイト上に公開されている、体験版(試用期間内については、ほとんどの機能が無料で利用することができます。)をダウンロードして、実際に使ってみるのが良いでしょう。
また、デザインの参考になる制作実績もインターネット上には数多く公開されていますので、あらかじめ確認しておくことが必要です。
自社に合った最適なサービスを選定することで、ストレスが無く安心してホームページ作成を進めていけることになります。
この記事をご覧になった方は、ご自身のITスキルやWEB、SEO対策の状況に応じたサービスやソフトウェアを見つけて、今後のホームページ制作に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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