ホームページの制作と運営・維持・管理に必要な費用とは?
ホームページの制作と開設した後の運営、維持、管理に必要な費用は、一般の方達にはわかりにくく、制作会社によって見積金額や内訳が様々な項目で提示されます。
これまでは、なんとなく不明瞭な業界だな?と苦手意識を抱きつつ、ホームページ制作会社と付き合ってきた方も多いのではないでしょうか。
WEBサイトに必要な費用は、大きく分けると1.制作費、2.維持・管理費、3.運用・管理費、4.広告・宣伝費の4つに分類されます。
今回は、ホームページの制作と運営・維持・管理に必要な費用について、弊社の制作実績をもとに解説させていただきます。
【制作費】サイトを制作するための費用
はじめに発生する費用として、WEBサイトを制作するためのコストが必要になります。
この費用は、初期の時点で比較的大きな金額で発生して、サイトのボリュームやデザイン、ページ数、コンテンツの量など、お客様のこだわり方によって大きく変わってきます。
また、デザインの凝り方やシステムとの連携、ディレクションのやり方、作成方法、制作期間、支給素材の有無などによってもWEBサイトの制作費用は変わってきます。
WEBサイトを制作する際の確認事項
・ホームページの写真や画像、テキストの準備はお客様側で用意をするのか。
・ホームページの写真や画像、テキストの準備はホームページ制作会社側で用意をするのか。
・どのくらいのページ規模で、どのくらいのコンテンツ量を持ったホームページを制作したいか。
・どのくらいのシステムや機能をホームページに実装させたいのか。
・どのくらいの時間を掛けてホームページの構成やライティング、デザインを検討していくか。
・ホームページのデザインは、どのくらいの部分までこだわりたいか。(お客様にイメージの参考になるサイトURLを指定してもらう)
ご希望されるWEBサイトの内容や仕様、ホームページ制作会社との役割分担によっても費用は変わってきますので、お客様のご予算の範囲に合わせて、仕様やサイトを開設した後のイメージ迄を詰めていく必要があります。
【維持・管理費】サイトを保有するための費用
次に発生する費用は、WEBサイトを維持・管理するためにドメイン、サーバーのコストが発生してきます。この費用は、サイトの規模や種類、構成、契約年数によっても変わってきます。
ドメインとは?
ホームページやメールアドレスを作成する際に、ドメインという用語を耳にしたことがあると思います。
このドメインの存在は、WEBサイトを制作して公開する際には欠かせないものです。
インターネット上で住所に該当するものがIPアドレスですが、IPアドレスの数字を解り易く文字列にしたものがドメインと言えます。
また、企業のWEBサイトやブログは、その住所に建てられる家をイメージしていただければ良いでしょう。
ドメインは、ホームページがどこにあるかを判別する情報として利用します。
ドメインの費用
・契約期間:1年間 または 2年間など通年分単位
・ドメインの種類:co.jp,jp,net,com,org,tokyo,yokohama,biz,site,inなど etc
レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーとは、名前の通りサーバーを貸し出す(レンタルできる)サービスのことです。
このレンタルサーバーを契約すれば、法人や個人を問わず安心、安全にサーバーを利用することができます。
サーバーの運営業者は、サーバーの用意から設定、セキュリティ対策、保守、管理を一括して提供してくれます。また、別名ではホスティングサービス、サーバーホスティングとも呼ばれています。
そんな、レンタルサーバーのメリットは以下の通りです。
・サーバー本体(機器)の購入が不要である。
・専門的な知識や技術が不要である。
・自社でサーバーを購入するより安価である。
・WordPressなどCMSを使えるサーバーが数多くある。
・手軽に利用することができる。
レンタルサーバーの費用
・契約期間:1年間 または 2年間など通年分単位
・サーバースペック:データ容量、転送量、データベース(MySQL)、独自ドメイン、SSL、サポート体制の有無など etc
といった維持・管理の費用が、サイトを保有しておくためだけに最低限のコストとして発生します。
また、ECサイトを管理する場合には、セキュリティ保護のためSSLやクレジット機能も毎月や年間の費用として、ドメインやレンタルするサーバーのコストとは別に発生してきます。
【運用・管理費】サイトを良好な状態に保つための費用
WEBサイトを運用・管理するための費用は、常に良好な状態を維持していくうえで必要なコストになります。
また、サイトの更新や改善、修正などの変更、WEB広告などのサービスを活用する場合には、積極的に検討すべき費用とも言えます。
サイトは、ただ公開しているだけでは、ユーザーの集客は見込めませんし、お問い合わせや反響も自然に増えていくということは有りません。
WEBサイトを開設した後は、どうやってユーザーを集客を増やしていくかが運営者にとっての大きな課題です。
WEBサイトを運用・管理するための費用は、【ユーザーが使いやすく快適なホームページ】にするために発生するコストと理解してもらえればわかりやすいでしょう。
また、サイトを開設した後は、更新や改善、修正を重ねていって、ユーザビリティの高い魅力的なものに進化をさせていく必要があります。
このコストは、毎月の保守費などの名目として発生しますが、運用・管理するための費用を年間予算として確保しておくことで、スムーズにサイトの運営を行うことができます。
【広告・宣伝費】サイトへユーザーを集客するための費用
最後に検討しておかなければならないコストとして、WEBサイトの集客のために使う広告・宣伝費用があります。
SEO対策やWEB広告の運用など、自社では対応できない内容を専門のマーケティング会社を利用して、広告・宣伝費を掛けていきます。
この部分は、基本的に専門のマーケティング会社に任せますので、ある一定程度の集客が見込めますが、それなりの時間(期間)と費用が必要になってきます。
また、費用を掛けてSEO対策やWEB広告を出稿することで、サイトのアクセス数を増やすことはできますが、お金を掛ければすべてが解決するということでもありません。
アクセス解析で広告の効果を把握して、ユーザーの動向や導線などを分析し、サイト内の見直しや改善、修正も継続して必要になってきます。
また、広告もDM、ポスティング、新聞、雑誌、FAXDM、看板、TVCMなどリアルな手法も含めて、様々なサービスが存在しますし、どの広告手段が自社のサービスと親和性があるかを検証して、費用対効果の高い予算を組むことが必要です。
おわりに
今回は、ホームページの制作と運営・維持・管理に必要な費用について、弊社の制作実績から紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
WEBサイトを制作した後は、ただ端にネット上に公開しているだけではなく、1.制作費の他に2.維持・管理費、3.運用・管理費、4.広告・宣伝費といった3つの費用が発生することをおわかりいただけたと思います。
また、WEBサイトの制作ではデザインにこだわり過ぎて、この部分に大きくコストを掛ける方がおられます。多額の費用を投じたデザインの優れたサイトが、そのままWEB集客や企業の業績に結び付かないケースがこれに該当します。
そのため、デザインの部分に強いだけではなく、SEO対策やWEB広告にも精通した、最新の技術とノウハウを持ったホームページ制作会社を選定することが求められます。
WEBサイトの存在は、自社の運営や取り組み方次第では最高の販促ツールとして、会社の業績に貢献してくれる有効なサービスになり得ます。
この記事をご覧になった方は、今後のホームページ制作や運営・維持・管理の参考にしていただいて、自社の取り組みの中でお役立てください。
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