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ヘルプフルコンテンツアップデートとは?対策方法を解説

ヘルプフルコンテンツアップデートとは?対策方法を解説

2022年8月に英語圏でリリースされ、同年12月に日本を含む世界中での適用が発表されたGoogleのヘルプフルコンテンツアップデート。

言葉自体は聞いたことがあっても、詳しい内容まではわからない方が多いようですが、知らないままでは自社サイトの検索順位が下がってしまいかねません。

そこで、今回はヘルプフルコンテンツアップデートについて解説します。

 

この記事を読めば、ヘルプフルコンテンツアップデートの対策方法もわかるようになります。

記事コンテンツのチェックリストも紹介していますので、自社サイトの検索順位を上げるために日頃SEO対策に励んでいる方は、ぜひご覧ください。

 

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ヘルプフルコンテンツアップデート(Helpful Content Update)とは

 

ヘルプフルコンテンツアップデート(Helpful Contents Update)とは、ユーザーの役に立つコンテンツを掲載しているサイトを高く評価し、ユーザーの役に立たないコンテンツを掲載しているサイトを低く評価するGoogleアップデートのことです。

 

リリースされたばかりの頃は、ヘルプフルコンテンツアップデートと呼ばれていましたが、最近はヘルプフルコンテンツシステムと呼ばれています。

ヘルプフルという言葉に「役に立つ」「便利な」といった意味があることからも、Googleが検索順位を決定づける要素としてコンテンツの有用性を重要視していることがわかります。

 

そんなヘルプフルコンテンツアップデートは、2022年8月25日に初めて英語圏でリリースされることになります。

2021年4月にリリースされたプロダクトレビューアップデート(同じく言語関係の処理が必要)が英語版にしか適用されていないため、ヘルプフルコンテンツアップデートもまだ日本ではリリースされないだろうと思われていました。

 

しかし、予想を覆す形で2022年12月5日に日本を含む全世界で適用されるようになり、翌年1月12日に展開完了(ロールアウト)しました。

 

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ヘルプフルコンテンツアップデートの概要

 

ヘルプフルコンテンツアップデートとは?どういったものか分かったところで、続いてこの節ではアップデートの影響やアップデートに対する正しい向き合い方についてお話します。

まず、アップデートの影響についてですが、アップデートに伴う順位変動は全体としてそれほどありませんでした。(商品紹介ページなど評価を落としているサイトも一部ありました)

しかし、いま順位の変動にそれほど影響していなくても、今後ますます重要視される可能性があります。

まったく対策しなくて良いわけではないのでご注意ください。

 

また、SEO対策する人は検索順位を上げようとして、どうしても流入目的になってしまいますが、そうしたサイトは評価を上げるどころか下げます。逆効果です。

コンテンツは、本来ユーザーの悩みを解決することが目的でなければいけません。

日頃からユーザーに寄り添う記事を書いていれば、満足度は自然と高まり、上位にも表示されます。

ユーザーを第一に考えた記事づくりが既にできている人は問題ありませんが、現状できていない人はコンテンツの作り方を見直しましょう。

 

記事コンテンツのチェックリスト

ユーザーを第一に考えた記事づくりといっても、具体的にどんな点が抑えられていればGoogleから高く評価をされるのか分からずお困りの方も多いことでしょう。

そこでこの節では、自社で配信している記事コンテンツがユーザーを第一に考えられているかどうか?検索エンジン向けに作ってしまっていないか?を確かめるツールとして下記のチェックリストを紹介します。

ユーザー向けのコンテンツと検索エンジン向けのコンテンツの2つのチェックリストをお役立てください。

 

ユーザー向けのコンテンツかどうか

次の質問に対する回答が「はい」となる方は良い傾向ですので、引き続きユーザーファーストなコンテンツ制作を心掛けていきましょう。

 

・特定のユーザー層がサイトを訪問した時に、有用なサイトだと感じてくれそうですか?

・コンテンツは実体験や深い知識に基づいたものになっていますか?

・主な目的やテーマがサイトにありますか?

・ユーザーはコンテンツを読んだ後、目的を達成するのに有益な情報を得られたと感じられますか?

・ユーザーはコンテンツを読んだ後、有意義な時間を過ごせたと感じられますか?

 

検索エンジン向けのコンテンツになっていないかどうか

次の質問に対する回答が「はい」となる方は、対策の仕方をユーザー向けに変える必要があります。

 

・コンテンツは検索によるアクセス数を増やすことを目的として作られていますか?

・作成したコンテンツのうち、どれか1つでも検索結果の上位に表示されれば良いという考えのもと、様々なジャンルのコンテンツを作成していますか?

・コンテンツ作成時、自動化を多用していますか?

・独自の価値を加えることなく、第三者の意見の要約になっていますか?

・記事を書いているのは、既存ユーザーのためを想ってではなく、話題性があるからですか?

・ユーザーがコンテンツを読み終わった後も、より良い情報を得るために再検索が必要だとユーザーに感じさせますか?

・Googleが優先的に高く評価するとどこかで見聞きして、一定の文字数に達するように記事を書いていませんか?

・ユーザーをサイトに流入できると考えて、経験がないのにもかかわらず、ニッチな分野を扱っていますか?

・新商品の発売日や映画の公開日など、まだ答えのない/決まっていないものに対してコンテンツ上で答えていますか?

 

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ヘルプフルコンテンツアップデートが行なわれる背景

 

ユーザーを第一に考えるコンテンツが評価される風潮は、ヘルプフルコンテンツアップデートが行なわれる前にもありました。

これまでも、ユーザーを第一に考えることは重要視されてきましたが、今回アップデートされたことで、よりその傾向が強くなったのです。

ただ、現在の検索結果には読みづらくユーザーの役に立っているとは到底いえない記事であったとしても、検索エンジンに評価されるようなSEO対策を施しているというだけで検索上位に表示されるサイトがあります。

 

Googleとしては、ユーザーに満足してもらうためにも、そういったサイトをなくして、ユーザーにとって使いやすいと思える検索結果を実現したいという狙いがあります。

また、情報量が多すぎたり実体験に基づいていなかったりする低品質なサイトを上位に表示すると、使いにくさを感じてユーザーが離れて行ってしまう懸念もあります。

このように、ヘルプフルコンテンツアップデートが行なわれる背景には、「ユーザー離れを阻止するためにも、ユーザーに満足してもらえるような検索結果を実現したい」というGoogleの想いがあったのです。

 

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ヘルプフルコンテンツアップデートの対策方法

 

Googleは、ユーザーを第一に考えた記事を高く評価し、高い評価を得ることだけを目的とした記事をマイナス評価します。

したがって、ヘルプフルコンテンツアップデートの対策方法は、これらを踏まえたものでなければなりません。

そこで、この節ではヘルプフルコンテンツアップデートの対策方法を6つ紹介します。次の通りです。

 

・ユーザーが読んで役に立つと思える記事を書く

被リンクを設置する

・ページの表示速度を上げる

モバイルフレンドリーなサイトにする

・ユーザーの役に合っていないコンテンツを修正/削除する

・専門家に相談する

 

以下では、詳しく解説します。

 

ユーザーが読んで役に立つと思える記事を書く

これからは検索順位を上げるための小手先のSEO対策は通用しません。

そのため、キーワードや共起語を盛り込んだだけの記事は評価を落とし、いずれ順位を落とすでしょう。

検索エンジンのご機嫌を取りするような手法はやめて、SEO対策の仕方を根底から変える必要があります。そのために、ユーザーが役に立つ記事を作り、自社サイトの記事が検索エンジン寄りのコンテンツになっていないかどうか確かめましょう。

 

被リンクを設置する

被リンクが設置されているコンテンツはユーザーにとって使いやすいといえます。

なぜなら、ユーザーが特定の情報についてさらに詳しく知りたいと思ったときに、被リンクがあれば参照ページに遷移して情報を深く知れるからです。

逆に、被リンクが設置されていないと、ユーザーはその情報を調べるのに再検索しなければならずひと手間かける必要が出てきます。

 

ページの表示速度を上げる

ページの表示速度が速いコンテンツはユーザーに寄り添っているといえるため、Googleからも高く評価されます。

逆に、ページの表示速度が遅いコンテンツはユーザーの使いやすい思いに配慮しているとはいえません。そのため、Googleから低く評価されてしまいます。

 

モバイルフレンドリーなサイトにする

モバイルフレンドリーとは2015年4月にGoogleが全世界で実装したアルゴリズムのことです。

モバイルフレンドリーなサイトとは、スマホ対応しているサイトを指します。スマホ対応しているサイトはモバイル端末でWebサイトの閲覧がしやすいようになっており、Googleにも高く評価されます。

自社サイトが現状ユーザーにとってどれだけ使いやすいものになっているかどうかを確認したい人は、モバイルフレンドリーテストと呼ばれるチェックツールを活用してみてはいかがでしょうか。

 

ユーザーの役に合っていないコンテンツを修正/削除する

すでに投稿済みの記事で、ユーザーの役に合っていないコンテンツがあれば修正するか削除しましょう。

削除すると、同じサイトの別のコンテンツの検索順位が上がることがあります。

実際、noindexタグの付与が対策として有効だとGoogleのジョンミューラー氏も言っています。

今まで低品質なコンテンツに割かれていたリソースが高品質なコンテンツにまわってくることで、サイト全体の評価アップを見込めるのです。

 

専門家に相談する

専門家に相談するのも1つの手です。

弊社ではコンテンツマーケティングの導入・運用支援やSEO対策に対応しています。検索順位の上位表示化のことでお困りの方はお気軽にご相談ください。

 

コンテンツマーケティングに影響する重複、類似コンテンツとは?

 

まとめ

 

ヘルプフルコンテンツアップデート(Helpful Contents Update)とは、ユーザーの役に立つコンテンツを掲載しているサイトを高く評価し、ユーザーの役に立たないコンテンツを掲載しているサイトを低く評価するGoogleアップデートのことです。

アップデートに伴う順位変動は全体としてそれほど見られませんでしたが、だからといって重要視しなくて良いわけではないのでご注意ください。

 

アップデートが行なわれる背景には、「ユーザーのために現状を変えたい」というGoogleの想いがあります。

対策としては、次の方法が効果的です。

 

・ユーザーが読んで役に立つと思える記事を書く

・被リンクを設置する

・ページの表示速度を上げる

・モバイルフレンドリーなサイトにする

・ユーザーの役に合っていないコンテンツを修正/削除する

・専門家に相談する

 

また、自社で展開しているコンテンツがユーザー向けか?検索エンジン向けか?を確かめるには、今回ご紹介したチェックリストを活用してみてください。

自社サイトの検索順位を上げたいと思っている方は、ユーザーの役に立つコンテンツを作成するようにしましょう。

 

コンテンツマーケティングで言われる、良質なコンテンツとは?

 

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