SEO対策においてのロングテールキーワードの選び方とは?
「ロングテールキーワードとは一体どういったものか」このような疑問をお持ちの方が多いようです。
本記事では、ロングテールキーワードの選び方について解説します。
この記事を読めば、ビッグキーワードやミドルキーワードとの違いやロングテールキーワードでSEO対策するメリット、デメリット、キーワード選定に役立つツールもわかるようになります。
自社への見込み度が高い顧客を安定して集客したい方は、ロングテールキーワードでSEO対策してみましょう。
ロングテールキーワードとは
ロングテールキーワードとは「3語以上の単語を掛け合わせた検索キーワードのこと」です。
例)「新宿 ラーメン 駅前」「品川 カフェ ゆったり ソファ」
一般に、月間の検索ボリュームが1,000に満たないキーワードをロングテールキーワードと言い、スモールキーワード、ニッチキーワードと呼ばれることもあります。
そもそもロングテールキーワードという名前は、縦軸が検索回数を表し、横軸がコンバージョン率を表す棒グラフにおいて、右側に位置する検索キーワード群の集まりが長い尻尾のように見えることに由来しています。
ビッグキーワードやミドルキーワードとの違い
ロングテールキーワードがビッグキーワードやミドルキーワードといった「他の検索キーワードとどういった点で異なるのか」違いを解説する前に、各用語の意味を紹介します。
ビッグキーワードとは、月間の検索ボリュームが10,000以上と多く、主に1語のみで構成される検索キーワードのことです。
例)「新宿」「品川」
ミドルキーワードとは、月間の検索ボリュームが1,000以上10,000未満の2語で構成される検索キーワードのことです。
ただし、2語でも月間の検索ボリュームが10,000を超えるのであれば、ビッグキーワードとして扱われるので、注意しましょう。
例)「新宿 ラーメン」「品川 カフェ」
こうした、1語あるいは2語で構成されるビッグキーワードやミドルキーワードは、検索ボリュームは多いものの、ユーザーの検索意図がぼんやりしていてコンバージョンに繋がりにくいです。
一方、「新宿 ラーメン 駅前」「品川 カフェ ゆったり ソファ」のようなロングテールキーワードは、ビッグキーワードやミドルキーワードよりも検索される回数が少ないのにもかかわらず、ユーザーがどういった意図で検索したのかが明確なためコンバージョン率が高くなります。
したがって、ロングテールキーワードとビッグキーワード、ミドルキーワードの違いは「検索回数やコンバージョン率の高さ」にあると言えます。
ロングテールキーワードでSEO対策をするメリット
ロングテールキーワードでSEO対策するメリットは次の4つです。
・コンバージョンに直結しやすい
・検索結果で上位に表示されやすい
・安定して集客できる
・音声検索と親和性が高い
以下では、詳しく解説します。
コンバージョンに直結しやすい
ロングテールキーワードは、他の検索キーワードよりもコンバージョンに直結しやすい点で優れていると言えます。
なぜなら、ロングテールキーワードは検索意図が明確なため、よりユーザーの求める情報に近い記事を書けるうえに、ユーザーの購買意欲が高いからです。
たとえば、「表参道 美容院 カット 上手」という複数の単語を掛け合わせた検索キーワードの場合、「表参道にあるカットが上手な美容院」について解説した記事を書くことで、ユーザーをコンバージョンへとスムーズに導けます。
逆に、「表参道」のようなユーザーがどんな情報を求めているのか検索意図のぼんやりしたビッグキーワードは、検索される回数が多い一方で、コンバージョンに繋がりにくいです。
このように、「表参道 美容院 カット 上手」のような複数の単語を掛け合わせたロングテールキーワードは、検索意図が詳細かつ明確であるため、コンバージョン率が高くなります。
検索結果で上位に表示されやすい
ロングテールキーワードは、検索結果で上位に表示されやすいです。
なぜなら、競合のサイトが少ないからです。たとえば、「大阪 チーズケーキ 有名」のように検索ニーズがピンポイントなキーワードは、そもそも情報を提供しているページがあまりないため、検索してもヒットするサイトの数は1,000未満と少なく、競合性が高くありません。
そのため、「大阪 チーズケーキ 有名」のようなロングテールキーワードは検索結果の上位に表示されやすいです。
逆に、「大阪」「大阪 チーズケーキ」といったビッグキーワードやミドルキーワードは競合が多いため、検索結果で上位に表示させるのが難しいです。
このように、複数の単語を掛け合わせているロングテールキーワードは、ビッグキーワードやミドルキーワードよりも競合となるライバルのサイトが少ないため、検索結果で上位に表示されやすい傾向にあります。
安定して集客できる
ロングテールキーワードは、検索順位の変動リスクが少なく、自社への見込み度が高い顧客を安定して集客できます。
なぜなら、大量のアクセス数を見込めないニッチなキーワードには大手サイトの参入がしようとしてこないためです。
たとえば、「沖縄旅行 持ち物 2泊3日」というキーワードで検索したとき、大手サイトの手掛ける記事は検索結果の上位に表示されません。実際に上位に表示されるサイトの多くが個人ブログです。
旅行代理店の運営するサイトは「沖縄旅行 持ち物 2泊3日」といったニッチな検索キーワードで記事を書くことはほとんどなく、大量のアクセス数を見込める「沖縄旅行 おすすめ」のような検索ボリュームの大きいキーワードで記事を書きます。
そのため、「沖縄旅行」「沖縄旅行 おすすめ」のようなビッグキーワードやミドルキーワードでは、旅行代理店が手掛ける大手サイトが検索順位の上位を独占していて、個人で運営している規模の大きくないサイトが安定した集客をするのは至難の業です。
見込み顧客を安定して集客したい人は、「沖縄旅行 おすすめ」のような競合の多い検索ボリュームの大きなキーワードではなく、「沖縄旅行 持ち物 2泊3日」のような競合の少ないニッチなロングテールキーワードで記事を書き、少しずつ着実に集客していきましょう。
音声検索と親和性が高い
ロングテールキーワードは、音声検索と親和性が高いです。
音声検索と言えば、手で打たなくても発声するだけで簡単に文字を入力できる便利な機能であり、何か別の作業をしながらでも検索できてしまうなど非常に優れています。
近年では、アメリカを始めとする海外において一般的になりつつありますが、日本に普及するのはこれからといった印象です。
そんな、ロングテールキーワードと音声検索の相性が良いと言われているのは、書き言葉ではなく、話し言葉になる音声検索は文章が長くなる傾向にあるからだと言えるでしょう。
たとえば、SiriやAlexaのような音声アシスタントサービスを使って音声検索すると、「新宿の駅前にあるラーメン屋」「品川のソファでゆったりくつろげるカフェ」といった具合に文章が長くなります。
このように、音声で検索すると文章が意図せず長くなり、勝手にロングテールキーワードになっているのです。
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ロングテールキーワードでSEO対策をするデメリット
ここまで、ロングテールキーワードでSEO対策するメリットについて見てきましたが、自社への見込み度の高い顧客を安定して集客したい人こそ、良い面だけでなく注意すべき側面にも目を向ける必要があります。
なぜなら、両側面を知っておくことで、ロングテールキーワードに対する理解を深められるからです。
ロングテールキーワードでSEO対策するデメリットは次の2つです。
・効果が現れるまでに時間がかかる
・ニッチ過ぎてアクセスが集まらない
以下では、詳しく解説します。
効果が現れるまでに時間がかかる
ロングテールキーワードは、効果が現れるまでに少し時間がかかってしまいます。
なぜなら、ロングテールキーワードで成果を出すには、検索需要の多くないニッチなキーワードで数多くのコンテンツを作り続けなければならないからです。
たとえば、「品川 カフェ」というミドルキーワードでコンテンツを作れば、ある程度の検索需要があるため、多くの人に記事を読まれれば、多くのアクセス数を獲得できます。
しかし、「品川 カフェ ゆったり ソファ」のような検索需要の少ないニッチなキーワードの場合、大量のアクセスを見込めません。
このように、複数の単語を掛け合わせるロングテールキーワードは、競合のサイトが少なく、検索順位の上位に表示されやすいですが、そもそも検索したいと感じるユーザーの絶対数が少ないため、アクセス数を伸ばすのが難しいです。
ここまで、コンテンツの量にフォーカスして話を進めてきましたが、ロングテールキーワードでSEO対策する際には、投稿する量だけでなく、コンテンツの質にも気を遣うことが求められます。
アクセス数の増加という成果を出すためにも、ユーザーにとって価値のある有益な情報を提供するようにしましょう。
また、ロングテールキーワードでSEO対策をすると決めたのならば、結果を急いではなりません。
成果が出るまでは、根気よく記事を投稿し続ける必要があります。短期間で成果を出そうとするのではなく、中長期的な視点を持つことが求められます。
ロングテールキーワードを使ったSEO対策の結果は後からついてくるので、成果が出るまではユーザーの検索意図に合った質の高いコンテンツを地道に投稿し続けましょう。
ニッチ過ぎてアクセスが集まらない
ロングテールキーワードで検索流入するユーザーは少ないです。
なぜなら、キーワードがピンポイント過ぎると検索需要が少なくなるためです。たとえば、「池袋 ランチ 人気 おしゃれ」というロングテールキーワードの場合、検索するユーザーは「池袋の人気でおしゃれなお店に行きたい人」に限られてしまいます。
正味、「池袋 ランチ 人気 おしゃれ」のようなニッチなキーワードで検索する人は多くありません。
ロングテールキーワードで検索するユーザーがまったくいないという意味ではなく、検索ボリュームの多いビッグキーワードやミドルキーワードと比べて相対的に少ないという意味なので注意しましょう。
このように、ロングテールキーワードはニッチ過ぎてアクセスを集めるのがなかなか難しいです。しかし、「池袋」「池袋 ランチ」といったビッグキーワードやミドルキーワードであれば、検索需要が多いので、池袋にあるランチできるお店について書いたサイトが上位に表示されたとき大量のアクセスを見込めます。
そもそも、「池袋 ランチ 人気 おしゃれ」のようなニッチなキーワードは検索需要が少ないので、1つの記事で大量のアクセスを集めようとすること自体が無謀です。
ロングテールキーワードでアクセスを集めたければ、「池袋 ランチ おすすめ」「池袋 ランチ 安い」といった関連性の高い記事をいくつか投稿してアクセスを集める必要があります。
その際、アクセス数を増やしたいからと言って、ビッグキーワードやミドルキーワードになびくことはおすすめできません。なぜなら、検索ボリュームの大きいキーワードは競合性が高くて対策が大変だからです。
ユーザーにとって有益な記事が一定量書けていれば、キーワード1つ1つの検索需要が少なかったとしても、検索エンジンからも評価され、しだいに自然とアクセスも集まってきます。
ロングテールキーワードでSEO対策したい人は、ページ単位ではなくサイト単位でアクセスを集めるようにしましょう。
ロングテールキーワードの選び方
ロングテールキーワードとは一体どういったものかわかったところで、続いてロングテールキーワードの選び方を見ていきます。
ロングテールキーワードを選ぶときは、次の4つを心掛けるようにしましょう。
・サイトのテーマに合ったメインのキーワードを選ぶ
・ツールを活用してキーワードの検索ボリュームを調査する
・ユーザーの検索意図を汲んでキーワードを選定する
・サイトの構造を意識する
以下では、詳しく解説します。
サイトのテーマに合ったメインのキーワードを選ぶ
ロングテールキーワードを選ぶ際、まずは軸となるキーワードを設定しましょう。
その際、サイトのテーマに合ったキーワードを選ばなければなりません。たとえば「サウナ」をテーマとするサイトの場合、メインのキーワードを「サウナ」にします。
ここで「サウナ」に関係のないキーワードを選んでしまうと、記事の内容とユーザーの検索意図にズレが生じて検索順位における上位表示化やアクセス数の増加といった成果を思うように上げられなくなってしまいます。
ロングテールキーワードのSEO対策を成功させるためにも、サイトのテーマから逸れた記事は書かないようにしましょう。
軸となるメインのキーワードを選んだら、次に「サウナ」と相性が良さそうな単語を掛け合わせます。
その際、ラッコキーワードと呼ばれるツールを使って、ユーザーの興味関心が高そうなサジェストキーワード(関連キーワード)を探しましょう。
今回は、検索ユーザーが東京にあるサウナ施設を探していると仮定して「サウナ 東京」というキーワードに設定します。
ツールを活用してキーワードの検索ボリュームを調査する
サイトのテーマに合ったキーワードを選び終えたら、Googleキーワードプランナーなどのツールを活用して設定したキーワードの検索ボリュームを調査しましょう。
ツールを使うことで、対策しようと考えている「サウナ 東京」というキーワードでコンテンツを作った場合、どれだけ検索されるかを確かめられます。
キーワードの検索ボリュームを調査できたら、「サウナ 東京」の後に続ける単語を決めましょう。
今回は、関連キーワードの中でもユーザーの検索意図が明確に表れている「サウナ 東京 ロウリュ」を検索キーワードとして選びます。
ユーザーの検索意図を汲んでキーワードを選定する
キーワードを選定する際、何となく選ぶのではなく、ユーザーの検索意図に合ったキーワードを選ぶ必要があります。
なぜなら、ロングテールキーワードでSEO対策する時に何よりも重要なのは「検索意図に合った記事が書けているかどうか」だからです。たとえば、「サウナ 東京 ロウリュ」というロングテールキーワードの場合、ユーザーが「東京でロウリュを実施しているサウナを探している」ことがキーワードから読み取れます。
このように、ロングテールキーワードでSEO対策して成果を上げるには、記事の内容とユーザーの検索意図が合致していれば良いわけです。
サイトの構造を意識する
ロングテールキーワードを選ぶ際、どんなキーワードを設定するかだけでなく、サイトの構造も意識する必要があります。
なぜなら、ロングテールキーワードのコンテンツを数多く作ることで、親子関係にあるビッグキーワードのSEO効果を間接的に高められるからです。
たとえば、下記のキーワードの場合、「サウナ 東京 ロウリュ」「サウナ 大阪 ロウリュ」「サウナ 東京 おすすめ」「サウナ 大阪 おすすめ」といったロングテールキーワードのコンテンツを大量に作ることで、その上に位置する階層のミドルキーワードひいては、1番上の階層である「サウナ」というビッグキーワードのトップページにまでSEO評価向上の影響が及びます。
ビッグキーワード・・・テーマ単位のトップページ
「サウナ」
ミドルキーワード・・・トピック単位のカテゴリーページ
「サウナ 東京」「サウナ 大阪」
ロングテールキーワード・・・記事単位の詳細ページ
「サウナ 東京 ロウリュ」「サウナ 大阪 ロウリュ」「サウナ 東京 おすすめ」「サウナ 大阪 おすすめ」
このように、サイトは上から順に「第一階層→第二階層→第三階層」というツリー状の階層構造になっています。
ロングテールキーワードを選定する際、つい「どんなキーワードを設定するか」にばかり焦点が置かれてしまいますが、1つ1つのキーワードが全体を構成する一部であることも忘れてはいけません。
ロングテールキーワードがサイトを構成するページ群の末端に位置していることを知らずに、ただ何となくコンテンツを作っていると、サイトのディレクトリ構造が崩れて、検索エンジンから本来得られるはずの評価を得られなくなってしまうからです。
SEO対策でキーワード選定やアクセス解析に必要なツールとは?
ロングテールキーワードの選定に役立つツール6選
キーワードの選定には、Google検索の関連キーワードも使えますが、今回は中でもロングテールキーワードの選定に役立つツールを6つ紹介します。
ツールを活用するときは、どれか1つだけを使うよりも2つ以上掛け合わせて使い分けることで、競合の少ないキーワードを見つけられます。
・Googleキーワードプランナー
・Googleサーチコンソール
・Googleトレンド
・ウーバーサジェスト
・ラッコキーワード
・ahrefs
以下では、詳しく解説します。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Google広告を出稿する際に活用する無料のツールです。
GoogleアカウントとGoogle広告アカウントを作れば誰でも利用できます。しかし、活用する人が多いために競合との差をつけられないのが難点です。
また、広告を運用していないと、検索ボリュームが1,000から10,000のような大まかな数値しか表示されません。
ロングテールキーワードを選定する分には特段の問題はありませんが、細かい検索ボリュームを知りたい人は他のツールも併せて活用するようにしましょう。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールを活用すれば、キーワードプランナーでは分析できない表示回数やクリック回数が無料で把握できます。
アクセス数を正確に把握したい人におすすめです。ユーザーがどういったキーワードでサイトに流入しているのかを知れます。
Googleトレンド
Googleトレンドを活用すれば、トレンドのキーワードや急上昇ワード、関連キーワードを確かめられます。
無料版と有料版があります。
ウーバーサジェスト
ウーバーサジェストを活用すれば、検索ボリュームや競合サイトを調査したり関連キーワードをチェックしたりできます。
また、ドメインスコアを確かめることで、自社サイトの規模がどれだけかを把握する目安となります。ただし、無料版は1日3回までなので、注意しましょう。
なお、有料版であれば回数の制限なく検索ボリュームを調査できます。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、1つのビッグキーワードに対するサジェストキーワード(関連キーワード)を取得できる基本無料のツールです。
その他、見出し語や共起語、競合の少ないニッチなキーワードを抽出できます。しかし、検索ボリュームの調査はラッコキーワードだけではできないので、検索される回数を知りたい人はキーワードプランナーも同時に活用しましょう。
有料プランには、月額990円、2,475円、4,950円、9,900円があります。
月間の検索ボリュームや競合サイトの検索流入キーワード、サジェストプラス機能を活用したい人は、有料版を視野に入れても良いでしょう。
ahrefs
ahrefs(エイチレフス)を活用すれば、検索ボリュームの調査はもちろんのこと、SEO分析もできます。
その他にも競合のキーワード分析や関連キーワードの上位表示難易度の把握といった便利な機能が備わっていて、世界中にユーザーがいます。
基本は有料ですが、7日間無料トライアルで使い勝手を試すこともできます。
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まとめ
今回は、ロングテールキーワードについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
ロングテールキーワードとは、月間の検索ボリュームが1,000に満たない「3語以上の単語を掛け合わせた検索キーワードのこと」で、スモールキーワード、ニッチキーワードと呼ばれることもあります。「新宿 ラーメン 駅前」「品川 カフェ ゆったり ソファ」といったキーワードが例として挙げられます。
そもそも、ロングテールキーワードという用語は、縦軸が検索回数、横軸がコンバージョン率を表す棒グラフにおいて、右側に位置する検索キーワード群の集まりが長い尻尾のように見えることが語源になっています。
そんな、ロングテールキーワードと月間の検索ボリュームが10,000以上のビッグキーワード、1,000以上10,000未満のミドルキーワードの違いは「検索回数やコンバージョン率の高さ」にあります。
こうしたキーワードに比べて、ロングテールキーワードは検索回数が少ないものの、コンバージョンに直結しやすいのが最大の特徴です。
実際に、ロングテールキーワードでSEO対策することで、「検索結果で上位に表示されやすい」「安定して集客できる」「音声検索と親和性が高い」といったメリットを実感できますが、「効果が現れるまでに時間がかかる」「ニッチ過ぎてアクセスが集まらない」といったデメリットもあるため、注意が必要です。
ロングテールキーワードを選ぶときは、サイトのテーマに合ったメインのキーワードを選んだうえで、サイトの構造も意識するようにしましょう。
その際、ツールを活用したキーワードの検索ボリューム調査と、ユーザーの検索意図を汲んだキーワードを選定が欠かせません。
自社への見込み度が高い顧客を安定して集客したい方は、ロングテールキーワードでSEO対策してみてはいかがでしょうか。
その際、今回ご紹介したロングテールキーワードの選定に役立つツールも併せて活用することで、競合の少ないニッチなキーワードをすぐに見つけられます。
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