SEO対策をしていたのに突然順位が下がってしまった・・・原因は?
SEO対策をしていたのに、突然として検索順位が下がってしまったということはよく聞く事例です。
今まで順調に1ページ以内(10位以内)をキープしていたのに・・・・・急になぜ、その原因は?
このようなことに遭遇した時、SEOの担当者やWEBマーケティングに携わる方であれば、かなり焦ってしまうことでしょう。
突然に検索順位が下がるということは、そこに何かしらの原因や問題があるということです。
今回は、Google検索エンジンにおいて、SEO対策の観点からどのようなことがありえるのか解説をさせていただきます。
Google検索エンジンが大きなアップデートを行った場合【CASE1】
事前にWEBサイトの運営者側では防ぎようがありませんが、Google検索エンジンのペンギンアップデートやパンダアップデートなど、検索順位に大きな影響を与える更新が行われた場合は、順位が変動して大幅に下落することがあります。
Google検索エンジンの公式ブログを確認し、今後の傾向などSEO対策に有効な最新の情報を収集して、次の施策で打てる手があれば早めの改善を行うべきでしょう。
Google検索エンジンのアルゴリズム変動による場合【CASE2】
Google検索エンジンは、日々のアルゴリズム変動によるアップデートを繰り返していますので、日常的に検索順位は変化をし続けています。
そのため、数日間で多少の順位が変わったとしてもごく一時的な場合(評価揺れ)も考えられます。
その後の検索順位が平均的な状態で安定してくるまでは、キーワードや施策の変更などを行わず、あえて何の動きも取らない方が良いでしょう。
1ページ以内(10位以内)をキープしていたのに、突然ランク圏外になったということであれば、驚くこともありますが、1ページ以内(10位以内)にあったものが2ページ目(11位以降)に表示されているというような、小さな順位の上下変動はよくあることですので、しばらくはそのまま見守るということも大切です。
Google検索エンジンからペナルティ警告を受けた場合【CASE3】
これまで成果が出ていたキーワードの検索順位が「突然ランク圏外(10ページ以降・100位以降)になった。」とか「大幅に下がってしまった。」などの場合は、Google検索エンジンからペナルティを受けている可能性が考えられます。
よくあるのは、Google検索エンジンのSearch Consoleに不自然なリンクの対処などペナルティの警告メールが届いているケースです。
この場合は、Google Search Consoleから指摘を受けている対象のリンクをすべて削除して、再審査のリクエスト申請を行います。
Google検索エンジンからペナルティ解除のメールが届けば、元の通りに順位が復活する可能性が高くなります。
仮に元の通りに検索順位が復活しない場合は、他にも指摘されているリンクが残っているのか、何か別のペナルティの原因が考えられます。
重複コンテンツやミラーサイトがあると認識された場合【CASE4】
インターネット上の自社サイトか他社サイトで、重複コンテンツや類似コンテンツがあって、ミラーサイトと認識されている場合は、順位が大幅に下がってしまうか、検索結果に表示されないことがあります。
自社のサイト内に同じ内容をいくつも記載してある場合や他社のコンテンツを勝手に転載したり、コピペしていることがこれらの現象に該当します。
Google検索エンジンは、WEBページの内容にオリジナル性がある高品質なコンテンツを優先して評価をしています。
WEBサイトの運営者は、どこにもない自社独自のコンテンツを作成して手抜きをすることなく公開しなければなりません。
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競合のサイトがSEO対策の強化を行った場合【CASE5】
競合でベンチマークをしていたサイトが、良質なコンテンツを増やして規模を拡大していく、外部施策(被リンクの追加)の導入をした、などSEO対策の強化を行って、これまでの順位から上昇してきた場合も、自社サイトの検索順位は下がってしまいます。
日頃から競合サイトの動向を注視して、最新の業界情報を確認しながら日々の地道な更新作業やSEO対策が必要になってきます。
ウェブスパムの手法でサイトの制作をしていた場合【CASE6】
ウェブスパムとは、不正確なSEO対策を行うため、Google検索エンジンをだまして順位を上げようとする虚偽のWEBページのことを言います。
Google検索エンジンに対して、欺くようなことをしてサイトを制作している場合も検索順位を下げてしまう原因になりますので、WEBサイトの運営者は絶対にやってはいけません。
特に下記のようなNG行為は、行わないようにGoogleの品質ガイドラインでも公式に警告をしています。
Googleの品質ガイドラインで警告がされている行為
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) Googleから引用
・クローキング行為はNG
Google検索エンジンとユーザーに対して、違うコンテンツやWEBページを出し分けている。
・コンテンツの自動生成はNG
自動的に作られた質の悪いコンテンツを使用している。
・リンクプログラムへの参加はNG
検索順位を操作するための自演リンクを貼っている。
・誘導ページの作成はNG
Google検索エンジンに認識されることを目的とした、誘導ページを作成している。
・不正なリダイレクトはNG
サイトにアクセスしようとしたユーザーを、最初にリクエストされた URL とは別の URL に強制的に移動させている。
・隠しテキストや隠しリンクの埋め込みはNG
ユーザーに見えない隠しテキストやリンクを、サイトの中に埋め込んでいる。
・無関係なキーワードの埋め込みはNG
コンテンツに全く関係のないキーワードをあえてサイトの中に埋め込んでいる。
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Google検索エンジン側に不具合が発生した場合【CASE7】
良質なコンテンツを地道に作成して、前項で紹介したようなペナルティを受けていないのにも拘わらず、Google検索エンジン側の不具合によって、突然順位が下がってしまうことも稀にあります。
レアなケースになりますが2020年8月11日に、Googleのインデックスシステムに障害が起こって検索順位が下降したことがありました。
このようなトラブルは過去の事例ではなかったことで、システムの障害なのか、アルゴリズムのアップデートなのか、何かのペナルティを受けているのか判断がつきませんでしたが、翌8月12日にGoogleから公式に障害があったことを認めて発表がありました。
Google検索エンジンでもこのような不具合が発生することは稀にあり、異常な検索順位の動きがあった場合には慌てることなくしばらく事態を見極めることも必要です。
おわりに
今回は、SEO対策をしていたのに突然順位が下がってしまう原因について、いくつかのケースで紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここで解説をさせてもらった内容は、弊社の顧客で過去に取り引きがあった、スキルの低いSEO業者と取り組んだ間違った事例を元に紹介をさせてもらいました。
今後のGoogle検索エンジンの傾向としては、【サイトのスマホレスポンシブ化】【サイトの表示速度、高速化】【サイトの常時SSL(https)化】なども検索順位を決定する大きな要因になっていますので、それらを中心とした施策が重要になってきます。
特に、スマートフォンからの検索需要が急速に高まったため、【スマホサイトを基準にする】傾向は、これまでのアルゴリズムよりも強くなりました。
安定した順位のキープや検索順位の上昇を望んでいる方は、この記事を参考にしていただいて、今後のSEO対策の中でお役立てください。
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