PV(ページビュー)とは?確認方法を紹介
この記事をご覧の皆さんは、PV数についてご存知ですか。
PV数は「ユーザーによってWebサイトで表示されたページ」を意味します。
では、なぜPVを増やす必要があるのでしょうか?
PVが増えることによって、自社のCVやCVR、CV単価のアップを見込めるからです。
また、PVを増やすための手段として、SEO対策が講じられることが多いため、そのタイミングで自社サイトの掲載順位を上げることができます。
このようにPVが増加すると、自社サイトは経済的な恩恵を受けられることになります。
そんなPV数という用語を聞いたことがあっても、似て非なるセッション数やUU数と混同してしまったり、詳しい意味までは分からなかったりしてお困りの方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで、今回は「PVとは?確認方法を紹介」と題して、PVとセッション数、UU数の定義と違いを明らかにします。
その上で、PVごとの収益やPVのランキング、PVの目安・平均、PVをGoogleアナリティクスで調べる方法・PVを増やす方法をご紹介させていただきます。
PV(ページビュー)とは
PVとは「Webサイトで表示されたページの閲覧数のこと」です。
Page Viewの略で、頭文字を取っています。ユーザーが1ページ閲覧すると、1PVとしてカウントされます。そのため、同じユーザーが5ページ閲覧すると5PV扱いになります。
なお、戻るボタンをクリックして前のページに戻った場合・ページが更新された場合も1PVとしてカウントされます。
Googleアナリティクスを始めとするアクセス解析ツールを活用すれば、PV数を確認することができます。
Webサイトを運営する上で、PV数を上げることはもちろん重要ですが、成果につながっていない場合には見直しが必要だと言えます。
PV(ページビュー)とセッション数(訪問数)・UU数(ユニークユーザー数)の違い
PV数とは何か明らかになったところで、続いてPV数と間違えられることの多いセッション数(訪問数)とUU数(ユニークユーザー数)との違いを見ていきましょう。
その前に、まず各用語の意味を改めて明らかにします。
その上で「PV数とセッション数の違い」「PV数とユーザー数の違い」に言及していきます。
セッション数とは?
セッション数とは「ユーザーによるWebサイトへの訪問回数のこと」です。
時に「訪問数」や「アクセス数」と呼ばれることもあります。
ユーザーが複数のWebページを閲覧したとしても、サイトに訪問した回数が1回であれば1とカウントされます。
ユーザーがWebサイトに訪問した回数に焦点があてられるセッション数ですが、閲覧中に再びカウントされるケースがあります。以下の場合です。
・日をまたぐ(0時を過ぎる)
・Webサイトに離脱した後、再びアクセスした
・閲覧している最中に30分以上操作がされていない
・異なるキーワードや他のサイトの参照元リンクからWebサイトにアクセスした
UU数とは?
UU数とは「Webサイトにアクセスしたユーザー数のこと」です。
Unique Usersの略で、頭文字を取っています。1人のユーザーが同じWebサイトに何度もアクセスした場合であっても、1とカウントされ、同じユーザーが複数の端末で同じWebサイトに訪問した場合、閲覧した閲覧の数だけユーザー数はカウントされます。
例えば、同じ人がパソコン・スマートフォン・タブレットを使って同じWebサイトを閲覧した場合、ユーザー数は1ではなく3としてカウントされます。
したがってUU数は、サイトの人気度を測る指標だと言えます。
PVとセッション数の違い
PVとセッション数の違いは「ページの閲覧回数か、サイトへの訪問回数か」だと言えます。
例えば、太郎さんがあるWebサイトを2ページ閲覧した場合、PVは2でセッション数は1です。
なお、太郎さんが同一のページで操作を30分以上しなかったりページを閲覧している途中で0時を過ぎたりした場合は再びカウントされます。
このようにセッション数は、「ページの閲覧回数ではなくサイトへの訪問回数に焦点を当てている点において、同じWebサイトに1人のユーザーが何度もアクセスしても閲覧した数だけカウントされるPVとは異なります。
PVとユーザー数の違い
PV数とUU数の違いは「同じユーザーによる複数回のアクセスを1とカウントするかどうか」だと言えます。
なぜならPVは、表示されたページを表示された数だけカウントする(同じユーザーであったとしても)のに対し、ユーザー数はWebサイトへの訪問数をカウントするからです。
例えば1日に、太郎さんが朝と昼と夜の3回、花子さんが朝と夜の2回、同じページを閲覧した場合、PV数は3PVとなります。
ところが、この日閲覧のためにページにサイトを訪問したのは太郎さんと花子さんの2人なので、ユーザー数は2とカウントされます。
なお、太郎さんがパソコンとタブレットとスマートフォンを使ってアクセスした場合、太郎さん1人で3人分を表すため、ユーザー数は3人+1人で4になります。注意しましょう。
このようにUU数は、同じユーザーによる閲覧の重複をカウントしない点において、同じWebサイトに1人のユーザーが何度もアクセスしても閲覧した数だけカウントされるPVとは異なります。
UU数もPV数と同じように、Googleアナリティクスでユーザー数の項目を分析すれば正確な数値を把握できます。
このように、PV数とセッション数とUU数は、どれも「Webサイトにアクセスしたユーザー数をカウントする指標」という意味では共通していますが、微妙に意味が異なります。
特にPVは、同じユーザーが同じページを何度見ても閲覧した回数だけカウントされるため、セッション数やUU数よりも多くなります。
そのため「PV数が6万PVであっても、実際に閲覧しているのは3千人のユーザー」という可能性が有り得ないとは言えません。
間違えやすい3つを区別するとともに、各指標のカウント基準も知っておきましょう。
PV (ページビュー)ごとの収益(収入)
PVごとの収益はサイトによって異なります。なぜなら、CVやCVR、CV単価がサイトごとに異なるからです。
一般的なアドセンスの収益は、1,000PVにつき250円とされています。
そのため、1クリックあたりの単価が0.25円となります。
このとき「1万円の収益を得るためには4万PV」「5万円の収益を得るためには20万PV」「10万円の収益を得るためには40万PV」「50万円の収益を得るためには200万PV」が必要だということになります。
このようにPVが増えるにつれて、獲得できる収益も上がります。
なお、アフィリエイトの場合は、サイトに訪問したユーザーが広告を経由して商品を購入したときに収益が発生するシステムなので、PV数を気にしなくても差し支えありません。
PV (ページビュー)のランキング
AlexaというWebサイトでは、世界中のWebサイトのアクセス数を推計してランク付けしていました。
日本におけるWebサイトのアクセス数もランキング形式で紹介していましたが、2022年5月1日をもってサービス提供終了しました。
そのため、以下では2020年9月時点で日本において人気が高いWebサイトトップ5をご紹介いたします。
1位 Google.com
2位 YouTube.com
3位 Yahoo.co.jp
4位 Amazon.co.jp
5位 Google.co.jp
PV (ページビュー)の目安・平均
PVの目安
収益と同様に、PVの目安もWebサイトのジャンルによって異なります。
前年比や前月比などの期間比較をしてPVの増減を把握したら、PVが上がったり下がったりしている原因を調べましょう。
原因を明確にして改善すれば、PV増加につなげられます。
PVの平均
一般的な企業のPVの平均は、3,000~10,000PVとされています。
しかし、会社の知名度や展開している商品・サービスによって様々なので一概に言えないというのが現状です。
PV (ページビュー)をGoogleアナリティクスで調べる方法
Googleアナリティクスを活用してPVを確かめる方法をご紹介いたします。
全ページのPV数を確認したい場合
手順は、3ステップです。
・まず、Googleアナリティクスにログインする
・画面左のメニュー>ユーザー>概要をクリックする
・ページビュー数が表示される
ページごとのPV数を確認したい場合
手順は4ステップです。
・まず、Googleアナリティクスにログインする
・画面左のメニュー>行動をクリックする
・サイトコンテンツを開いてすべてのページを選びます
・表示されたWebサイトの全ページのPV数の中から確認したい期間を選択する
このようにPV数を知ることによって、自社サイトが特定の期間にどれだけ閲覧されているか把握できます。
PV (ページビュー)を増やす方法
PVを増やす方法は大きく2つあります。
SEO対策を講じて自社サイトの掲載順位を上げる
PVを増やす手段として、SEO対策(検索エンジン最適化)は打って付けだと言えます。
なぜなら、検索エンジンにおける自社サイトの掲載順位が上がれば、多くのユーザーの目に留まりやすくなるからです。
このようにして、自然検索による流入が増えると、ユーザーとの接点を新たに生み出すことができるようになります。
自社サイトに内部リンクを設置したり、他のサイトの被リンクから新規ユーザーの流入を促したりする施策がその代表例と言えます。その他のSEO対策は以下の通りです。
・記事のタイトルや見出しにキーワードを盛り込む
・一度書いた記事を定期的にリライトして本文を読みやすくする
・ユーザーにとって有益で良質な記事を長期にわたって提供し続ける(コンテンツマーケティングの導入・運用)
上記で取り上げた施策は、どれもSEO効果を生み出すために欠かせないものばかりです。つまり、PVを増やすためにはSEO対策を講じる必要があるということです。
自社サイトのPVを増やすためにもいち早く実践しましょう。
Web広告やSNS、メルマガを使って宣伝する
Web広告と一括りに言ってもリスティング広告やディスプレイ広告など種類は多岐にわたります。
SNSもX(旧Twitter)・Facebook・Instagram・TikTokなど情報を拡散するプラットフォームは多種多様です。
自社サイトの方向性や特徴に合ったやり方で自社サイトを宣伝していきましょう。
このようにPVを増やすためには、SEO対策を講じて自社サイトの検索順位をあげるアプローチも確かに欠かせません。
しかし同時に、Webサイトの存在を世に知らしめるプロモーションも大切です。
なぜなら、広告効果が出るまで根気よく運用することで、自社の知名度・認知度が上がるからです。
広告宣伝さえしていれば、すぐにPV数がアップするというわけではありませんが、最終的には回りまわってPV数増加につながります。
コンテンツマーケティングの効果を上げるタイトルの付け方とは?
まとめ
今回は「PVとは?」と題して、PVとセッション数、UU数の定義と違いを明らかにした上で、PVごとの収益やPVのランキング、目安・平均、PVをGoogleアナリティクスで調べる方法・PVを増やす方法をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
PVとは「Webサイトで表示されたページの閲覧数のこと」です。サイト内のページが表示された回数を累計で表しています。
一方、セッション数とは「ユーザーによるWebサイトへの訪問回数」を表し、UU数とは「Webサイトにアクセスしたユーザー数」を意味します。
PVとセッション数には「ページの閲覧回数か、サイトへの訪問回数か」という違いがありますが、PV数とUU数には「同じユーザーによる複数回のアクセスを1とカウントするかどうか」という違いがあります。
また、PVごとの収益はサイトによって異なりますが、概ねPVが増えるにつれて、獲得額も上がります。
同じようにPVの目安・平均も、Webサイトのジャンルや会社の知名度、提供している商品・サービスによって異なります。
この記事をご覧になってPVを増やすことの重要性が解った方は、Googleアナリティクスを始めとするアクセス解析ツールを活用して現状のPVを把握しましょう。
その上で、実際にPVを増やすためのアクション(SEO対策・広告宣伝)を興してみてはいかがでしょうか。
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