SNSはSEO効果に関係する?

この記事をご覧の皆さんは、SNSにどれだけSEO効果があるのかをご存知でしょうか。
SNSの運用がうまくいけば、SEO効果が現れて自社サイトが検索順位の上位に表示されやすくなります。
それだけでなく、サイトの認知度が向上してアクセス数の増加も見込めます。
これは、Googleやその他の検索エンジンがサイトを認識しやすくなり、自社コンテンツが評価を得られるためだと考えられています。
そんな、SNSやSEO効果の関係を漠然と知っていても、詳しい内容までは分らない方も多くいらっしゃるかと思います。あるいは、自社でSNSアカウントを登録しているにもかかわらず、効率よく運用できていない方もいることでしょう。
そこで、今回は「SNSはSEO効果に関係する?」と題して、SNSによるSEO効果や被リンク、サイテーションなどの周辺知識を明らかにします。
その上で、SNSでSEO対策する方法を3つご紹介させていただきます。
SNSによるSEO効果は?
SNSとは?
SNSによるSEO効果について明らかにする前に、SNSとは一体何なのかご紹介いたします。
SNSとは「人と人のつながりを支援するインターネット上のサービス」を指します。
代表例として、X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、LINE、TikTokなどが挙げられます。
SNSというアルファベット3文字の羅列は、Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)の頭文字を取って表した略称です。
日本ではSNSと呼ばれていますが、英語圏ではSNSという呼び方がされていません。social mediaやsocialなどと呼びます。
そんなSNSは、実社会では知り合いでない利用者同士がオンライン上で交流できる点において優れています。
活用の場は多岐にわたり、プライベートに共通の趣味を持つユーザーとの交流を楽しむ人もいれば、仕事やビジネスに活用する人も数多くいます。最近では企業や組織が、広報活動の手段としてSNSを上手く活用しています。
このようにSNSが普及したことで、個人が情報発信できる時代が到来しました。世界中が情報で溢れかえると同時に、従来よりも情報をいち早く知ることができるようになったのです。
しかし、SNSが普及したことで引きおこる弊害もあります。デマの拡散、プライバシーの問題、詐欺被害、ウイルス配布の被害などが顕著な例です。
こうした現代社会においてSNSを活用する人々は、情報リテラシー(情報を批判的に読み取る力)を養う必要があります。
インターネット上にある情報の全てを鵜呑みにするのではなく、あらゆる情報の中から自分に必要かつ安全な情報をかいつまんで取捨選択をできるようにしましょう。
SNSを活用される方は、その利便性の高さだけでなく、注意点にも目を向けることが求められます。
SNSによるSEO効果はあるの?
SNSの定義が明らかになったところで、続けてSNSによるSEO効果についてご紹介いたします。
結論、SNSで自社コンテンツが拡散されると一定のSEO効果を得られます。
例えば、SNSでサイトを拡散することで被リンクとサイテーションが増加します。しかし、SNSを経由して増加した被リンクがSEOに直接影響することはありません。なぜなら、SNS上でシェアされるリンクにはnofollow属性タグが付けられるためです。
Googleのジョンミューラー氏が明言するように、検索エンジンがSNSによる被リンクの増加をSEOの評価に加味することはありません。
なお、ここで言うnofollow属性タグとは「検索エンジンがnofollow属性タグの貼られたリンク先をクロールしなくなるタグ」を指します。
nofollow属性タグは、質の低いサイトに自社サイトの検索順位を不当に操作されないために付けられます。クローラーにタグをたどらせないという意味で、検索エンジンにヒントとして提示するための属性値だと言えます。
なお、2019年9月に変更されるまでは「命令」だったため、検索エンジンに対して確実に知らせることができていました。
そもそもnofollowがヒントになったのは、本来の用途に反して「外部サイトに評価を渡したくないから」という理由で、タグを設置するサイト運営者が多かったことが背景にはあります。
この頃nofollow属性タグの変更と同時に、ユーザー生成コンテンツ用の「ugc」、広告リンク用の「sponsored」など、具体的にリンク先を示す属性値が登場しました。
そんなnofollow属性タグが使用される場面はいくつかあります。以下の通りです。
・有料の広告リンク
・コメントや口コミ、フォーラム投稿
・ユーザーによって生成可能なコンテンツ
・サイトにとって不利益になり得るリンク
このようにnofollow属性タグを使用すれば、自サイトのリンク評価が悪質なサイトへ受け渡されることがなくなります。
基本的には、nofollow属性タグを設定することによるSEO効果は見込めません。ただし設置する際には正しい使用方法で活用するようにしましょう。
なぜなら、使い方を間違えるとサイトの評価が下がってしまう恐れがあるからです。
サイテーションによるSEO効果が期待できる
SNSによる被リンクの増加は、nofollow属性タグの影響でSEO効果が見込めませんが、サイテーションによるSEO効果であれば期待できます。
そもそも、ここで言うサイテーションとは「企業名やサイト名、店舗名、ブランド名が他サイトやSNSで言及されること」を指します。
そんなサイテーションは、被リンクとともにSEO外部対策の一つに数えられます。被リンクやサイテーションを増やすためには、サイト運営者は良質なコンテンツを数多く作成し続ける必要があります。
その際、サイテーションを始めとする外部対策をしっかり行うことで、検索エンジンから自社サイトが見つけられやすくなります。
SNSによる間接的なSEO効果とは?
SNSを経由して増加した被リンク自体が直接SEOに影響することはありませんが、間接的なSEO効果であれば関係あります。
SNSのシェアやリツイートによって拡散されたコンテンツを見たユーザーが、他サイトのブログで自社サイトを紹介したりすると、間接的なSEO効果を得られます。
また、有名なメディアサイトなどで自社のコンテンツが取り上げられると、信頼性および専門性の高いサイトから被リンクを受けることができ、SEO効果を得られます。
SNSでSEO対策する方法は?
SNSでSEO対策する方法は大きく3つあります。以下の通りです。
ユーザーがシェアしたくなるコンテンツを提供する
SNSにコンテンツを投稿するときには、ただやみくもにアップするのではなく、ユーザーの心を掴む魅力的なコンテンツに仕上げる必要があります。
どんな時でも、ユーザーのニーズに訴求することが求められます。
ただし、ネガティブな内容はサイテーションによるSEO効果に悪影響を及ぼす可能性があるため、SNSへアップするのは控えるようにしましょう。
フォロワーを増やす
フォロワーを増やしたい方は、ユーザーに刺さる良質なコンテンツを提供すると効果的です。
しかし、フォロワーを増やすといっても、フォロワーが自社のターゲット層でなければ意味がありません。自社サイトのテーマに合ったフォロワーを増やす必要があります。
その他に、フォロワーを多く抱えているインフルエンサーに積極的に絡んで、効率よくフォロワーを増やす方法もあります。
拡散しやすい環境を整える
拡散させたいページを自社サイト内に掲載するときには、ソーシャルボタンを設置して各ユーザーがSNS上で次のアクションを起こしやすいように促しましょう。
多くの場合はページ下部に設置されますが、ページの冒頭にも設置して接触機会を増やすと良いです。
まとめ
今回は、「SNSはSEO効果に関係する?」と題して、SNSによるSEO効果や被リンク、サイテーションなどの周辺知識を明らかにした上で、SNSでSEO対策する方法を3つご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
SNSで自社コンテンツが拡散されると、一定のSEO効果を得られます。SNSによる被リンク自体が直接SEOに影響することはありませんが、間接的なSEO効果とサイテーションによるSEO効果はあります。
SNSでSEO対策する方法は大きく3つあります。
まずは、ユーザーが思わずシェアしたくなるコンテンツを作成することが第一に求められます。
次に、自社サイトのテーマに合うフォロワーを増やしましょう。その上で、自社サイトにソーシャルボタンを設置して拡散しやすい環境を整えることも重要です。
このように、SNSを使ってSEO対策をしていく際には、ユーザーのニーズに合った質の高いコンテンツを提供し続けていくことが求められます。
SNSによるSEO効果を実感したいとお考えのサイト運営者は、この機会にSNSを本格的に運用してみてはいかがでしょうか。
【株式会社セレクト・ワン】
東京本社:03-5953-7160

株式会社セレクト・ワンの社員によってオススメ情報を執筆している【編集チーム】です。”初心者の方にもわかりやすく”をモットーに、記事を読んだら直ぐに実践できるWEBマーケティング関連の情報を紹介しています。
また、弊社の実績や導入事例から見る・コンテンツマーケティング・SEO対策・WEB制作など、様々な最新情報やノウハウも発信していきます。