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サジェストとは?SEO対策で活用するには

サジェストとは?SEO対策で活用するには

この記事をご覧の皆さんは、サジェストというビジネス用語をご存知でしょうか。

サジェストとは「検索窓にキーワードを入力している途中で、自動的に表示される候補のこと」です。

普段、インターネットで調べ物をするときに、何気なく使っている身近な機能だと言えます。

サジェストを活用するとユーザーの検索意図を予測できます。

そのため、コンテンツを制作するときに汲み取ったユーザーのニーズを反映させれば、SEOに良い影響を与えられます。

 

このようにサジェスト機能は、検索するユーザーにとって便利なだけでなく、サイト運営者がSEO対策を講じるときにも役立ちます。

そんな、サジェストという用語を聞いたことがあっても、詳しい意味までは分からずお困りの方も多くいらっしゃるかと思います。

 

そこで、今回は「サジェストとは?SEO対策で活用するには」と題して、サジェストの定義やサジェストキーワードの仕組み、サジェストをSEO対策に使用する方法を明らかにします。

その上で、注意すべきサジェスト汚染やサジェスト抽出ツールについてご紹介させていただきます。

 

Googleサーチコンソールとは?設定方法と使い方を解説

 

サジェストとは

 

サジェストとは?

みなさんは、サジェスト(suggest)と聞いてどんな意味を思い浮かべますか?

一般に、サジェスト機能と言われる場合のサジェストは「検索窓にキーワードを入力している途中で自動的に表示される候補のこと」を指します。

Googleでは、オートコンプリート、Yahoo!では入力補助という名称で使われていて、日常的にインターネットで調べものをする人にとっては馴染み深い機能だと言えるでしょう。

 

こうしたサジェスト機能は、GoogleやYahoo!を始めとする検索エンジンだけでなく、Amazonや楽天といったECサイト、YouTubeなどの動画投稿サイトでも使われています。

実際に、Googleを始めとする検索エンジンは、私たちが検索窓にキーワードを入力している途中で、ユーザーが過去に検索したキーワードを「提案」します。

 

そもそも、suggestという英単語には「提案する」「示唆する」という意味があるため、サジェスト機能が行っている候補の自動表示は、サジェストという言葉が持つ本来の意味通りだということになります。

例えば「スマホ 購入」で検索すると、検索窓の下に「おすすめ」「どこで」「必要なもの」「安く」と表示されます。このとき「スマホ 購入 ○○」の○○の部分がサジェストキーワードです。

 

このようにサジェストは、検索窓にキーワードを入力している途中で候補として表示されます。

そのためサジェスト機能があると、ユーザーは欲する情報にいち早く辿り着くことができます。また、Googleオートコンプリートではテキストだけでなく、画像検索にも使われていて便利です。

 

サジェストと混同されやすいキーワードとの違い

そんな、サジェストキーワードは「関連キーワード」や「共起語」と混同されることが多々あります。

どれもキーワードという点で共通していますが、似て非なります。区別しておきましょう。サジェストキーワードと「関連キーワード」「共起語」の違いはそれぞれ以下の通りです。

まず、サジェストキーワードと関連キーワードの違いは「表示されるキーワードが各ユーザーの過去の検索情報を考慮に入れているか否か」にあります。

 

サジェストキーワードはユーザーが過去に検索したキーワードだけでなく、検索ボリュームやトレンド性の高いキーワードなどその他の要素にも左右されます。

一方で、関連キーワードは検索ボリュームにだけ影響されます。

検索キーワードと関連性の高いキーワードを関連キーワードと言い、検索窓に入力している途中で表示されるキーワードをサジェストと言います。

 

サジェストキーワードと共起語の違いは「Webページ上に出てくるか否か」にあります。

検索窓に、キーワードを入力している途中で自動的に表示されるワードがサジェストで、Webページの文章中に出てくるキーワードが共起語です。

共起語とは「主となる軸のキ―ワードを設定して、そのキ―ワードからよく連想される関連キ―ワードのこと」を言います。

 

例えば、「料理」というキーワードが主となる軸であれば、「定番」「簡単」「レシピ」といった言葉が関連キーワードとして挙げられます。

近年では、多くのマーケターがこうした共起語を盛り込んだコンテンツを作成しようとしています。

なぜなら、検索エンジンがWebサイトを評価するときに、共起語を重要な判断材料の一つとしているためです。

 

Webサイトが上位に表示されると、見込み顧客の目に触れる機会も増え、最終的に自社が展開する商品やサービスの認知拡大につながります。

自社プロモーションをしていくためにも、自然な文脈で共起語を盛り込んだ質の高いコンテンツを数多く作成するようにしましょう。

このように、メインのキーワードと関連性の高いキーワードは共起語と呼ばれ、SEO対策に活用されています。

 

コンテンツマーケティングに必要な共起語の存在とは?

 

サジェストキーワードの仕組み

 

サジェストとは、何か明らかになったところで、続いてサジェストキーワードの仕組みについて見ていきましょう。

今回は、サジェストの中でもGoogleのサジェスト機能を取り上げます。

サジェスト機能には、Googleオートコンプリート(旧Googleサジェスト)が関係しています。

Googleには、サジェストキーワードを選定する基準あり、その選定基準に沿ってサジェストとして表示するキーワードを決めています。以下では4つの選定基準をご紹介いたします。

 

検索するユーザーの位置情報

Googleでは、ユーザーの位置情報を反映したサジェストが表示されるようにアルゴリズムが組まれています。

例えば、検索窓に「映画館」と入力しようとしたとき文字を打っている途中で「映画館 ○○(現在地周辺の地名)」が表示されます。

このように、サジェストとして表示されるキーワードには、検索するユーザーの位置情報も関係してきます。

 

ユーザーの属性

ユーザーが過去に検索したキーワードは、サジェストで表示されやすくなります。

Googleは、過去の検索履歴に基づいて各ユーザーの属性を把握していますが、これをパーソナライズド検索と言います。

 

なお、ここで言うパーソナライズド検索とは「Googleの検索機能のひとつのことで、ユーザーの利便性を図るため、そのひとに合った検索結果をカスタマイズして自動表示する機能のこと」です。

したがって、同じ単語を入力したとしても、人によって検索結果が異なります。

そんな、パーソナライズド検索に大きな影響を与えているものとして以下の要素が挙げられます。

 

デバイス、検索キーワード、現在地情報、検索履歴、過去にアクセスしたWebサイト、SNSでの投稿、使用言語。

 

また、パソコンとスマートフォンでも検索結果が異なる場合があります。

このように、パーソナライズド検索は便利ではありますが、自社サイトの順位をチェックする時に不便となってしまいます。

そこで、計測ツールを活用したり、シークレットモードを起動したりすることにより、正確な順位を把握できます。

 

ただし、1つだけ注意すべき点があります。それはパーソナライズド検索の影響を防ぐことはできても、ローカライズ検索の影響は受けてしまうことです。実店舗ビジネスをしている事業者は特に気を付けましょう。

このように、ユーザーのニーズに合った情報を提供するため、パーソナライズド検索は検索エンジンに重要視されています。

SEO対策に力を入れているサイト運営者は、自社サイトの現状を把握する際に活用してみましょう。

 

月間検索ボリューム

そもそも、検索ボリュームとは「一か月間で1つのキーワードがすべてのユーザーから検索された回数のこと」です。

多くユーザーから注目が集まって、人気の高いキーワードほど検索数が多くなります。

Googleは、ユーザーからの興味・関心が高い話題ほど上位に表示しようとするため、サジェストで表示されるキーワードもその時々で変わります。

 

トレンド性の高いキーワード

Googleサジェストでは、タイムリーな話題ほどトレンド性の高いキーワードとして表示されやすくなります。

なお、ここで言うトレンドとはイベントやニュースなどのリアルタイムで急上昇している検索ワードを指します。

Google検索エンジンは一時的ではありますが、ユーザーのニーズに応えようとします。

その結果がサジェストとして表示されるキーワードに現れます。

 

Googleトレンドとは?活用方法を解説!

 

サジェストをSEO対策に使用するには

 

サジェストをSEOに活用する方法は大きく2つあります。以下の通りです。

 

サジェストをキーワード選定に役立てる

まず、サジェストキーワードを見てユーザーの検索意図を分析します。

その上で、ユーザーによく検索されるキーワードを選定し、サイトに盛り込むことが求められます。

その際、自社オリジナルのコンテンツで他社サイトとの差別化を図りましょう。このとき作るコンテンツは、量はもちろんのこと質にもこだわることが重要です。

こうしたやり方で、コンテンツの制作と修正を繰り返していると、そのうち検索エンジンに高く評価され、自社サイトが検索順位の上位に表示されるようになります。

 

既存のコンテンツをリライトする

サジェストの結果からユーザーの意図を汲み取り、コンテンツの作成に活かすことができます。

過去に作成したコンテンツが現在のユーザーのニーズを満たせていない場合があるため、コンテンツをリライトするなどして定期的に更新する必要があります。

このように、サジェストキーワードからユーザーがどんな情報を求めているのかを把握した上で、記事をリライトすることにより、日々変化するユーザーのニーズに応えることができます。

 

SEO対策の基本と言えるキーワード選定の方法とは?

 

サジェスト汚染に注意

 

サジェスト汚染とは?

サジェスト汚染とは、「検索エンジンの検索窓に検索キーワードを入力したときに、ネガティブな候補が表示されること」を指します。

「効果ない」「使いづらい」「ブラック」「詐欺」「事故」「迷惑」といった、ネガティブなキーワードサジェストとして表示されます。

 

こうした、キーワードは事実ではなかったとしてもどんどん広がっていき、ユーザーに誤った解釈をされる恐れがあります。

しまいには、企業の評価やイメージの低下にもつながりかねません。

 

サジェスト汚染の対処方法

そこで、サジェスト汚染の対処方法が大きく2つあります。

 

Googleにサジェストキーワードの削除申請をする

「表示されたサジェストから申請する」か「法律に基づく削除に関する他の問題を報告する」の2つ方法の中からどちらを選んで削除申請します。

一度、インターネット上に広がってしまったキーワードなので、完全に削除されるとは限りませんが、サジェスト汚染を見つけたらすぐに申請しましょう。

 

誹謗中傷・風評被害の対策業者に依頼する

Googleに申請しても削除されない場合は、サジェスト汚染の対策業者に問題の解決を委ねるのも一つの手です。

 

404 not found(404エラー)とは?原因と対処方法とは

 

サジェスト抽出ツールの紹介

 

特定のキーワードのサジェストを調べる際、検索窓にキーワードをその都度打ち込むのは大変です。

また、ユーザー属性の影響を受け、サジェストを抽出する人によって検索結果が偏ってしまう恐れがあります。

そこで、一役買うのがサジェストキーワードツールです。

 

種類は、国内のものから海外のもの、無料版から有料版まで多岐にわたり、同じサジェスト抽出ツールでも機能が異なります。

以下では、そんな個性豊かなサジェスト抽出ツールをご紹介いたします。

 

グーグルサジェストキーワード一括DLツール

無料プランでの使用は1日1回までなので、回数無制限で使いたい方は有料会員登録しましょう。

表示したサジェストキーワードは、csv形式でダウンロードすることもできます。

 

KOUHA.jp

完全無料で利用できます。

Googleだけでなく、Amazonや楽天などのECサイトのサジェストも抽出できます。

 

Keyword Tool

無料版と有料版があります。

無料版では、最大750個まで各キーワードのデータを抽出できます。有料版では、検索ボリュームや各キーワードの競合性を調査できます。

 

Ubersuggest

海外のSEOツールですが、日本語にも対応しています。

有料のツールですが、お試し期間は7日間無料で利用できます。

 

Keyword.io

Google以外のサイトのキーワードも抽出できます。

抽出されたキーワードは、自動でグループごとに分類されます。無料です。

 

TACT SEO

サイトの上位表示化やキーワード調査を行います。

その他にも、日々の検索順位チェックなどSEO対策に必要なツールが一つにまとまっており、便利です。基本は有料ですが、無料版もあります。

 

ラッコキーワード

対象キーワードを入力するだけで、サジェストキーワードを調査することができます。

無料で利用できます。

 

Googleアナリティクスとは?設定と使い方をご紹介

 

まとめ

 

今回は、「サジェストとは?SEO対策で活用するには」と題して、サジェストの定義やサジェストキーワードの仕組み、サジェストをSEO対策に使用する方法を明らかにした上で、注意すべきサジェスト汚染やサジェスト抽出ツールについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

サジェストとは「検索エンジンの検索窓においてキーワードを入力している途中で、自動的に表示される候補のこと」です。

 

検索窓にキーワードを入力すると、候補となるサジェストが表示されます。そのため、ユーザーはキーワードをすべて入力せずとも、すぐに知りたい情報に辿り着けます。

そもそも、サジェストキーワードの仕組みは4つの選定基準に沿っています。

 

・位置情報

・ユーザー属性

・検索ボリューム

・トレンド性の高いキーワード

 

こうした、4つの選定基準をもとにしてサジェストとして表示するキーワードを決めています。

そんなサジェストキーワードは、キーワードの選定やコンテンツの制作・リライトを行うときに役立ちます。

しかし、サジェストキーワードと一括りに言っても良い影響をもたらすものばかりでなく、自社コンテンツに悪い影響を及ぼすネガティブなキーワードもあります。

 

こうした、サジェスト汚染に対処する方法は大きく2つあります。

1つは、Googleにサジェストキーワードの削除申請をする方法です。もう一つは対策業者に依頼する方法です。

とはいえ、サジェスト汚染してしまってから削除しようとしても完全に消すことはできない場合もあります。

 

そのため、ネガティブなキーワードが伝染するよりも前に早くから手を打つか、良いイメージを与えるキーワードがサジェスト汚染を上回る量で数多く表示されるようにしましょう。

このようにサジェスト機能は、汲み取ったユーザーの検索意図をコンテンツ作成に活かして自社サイトのSEO対策にも役立てられます。

そのため、ユーザーにとって便利な機能だと言えますが、一方で企業のブランディングを損ねる要因となる可能性もあります。

 

また、サジェストキーワードを分析してSEO対策に活かしたい方は、サジェスト抽出ツールを活用してみましょう。

サジェスト抽出ツールは、数多くの種類があるため費用面や機能面を鑑みて自社に合ったサービスを見つけることが必要です。

サジェストキーワードをSEO対策で活用したいとお考えの方は、キーワードの選定やコンテンツの制作・リライトをする際に役立てて見てはいかがでしょうか。

 

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