コンテンツマーケティングに影響する重複、類似コンテンツとは?
コンテンツマーケティングを運用するうえで、コンテンツの質や量が重要なことは、前回の記事の中で紹介させていただきました。
一方、それとは別に重複、類似コンテンツ(記事)の存在が、コンテンツマーケティングの効果に影響を及ぼすことはご存知でしょうか。
今回は、コンテンツマーケティングの効果に影響する、重複、類似コンテンツについて紹介をさせていただきます。
重複、類似コンテンツの定義
重複、類似コンテンツとは、自社が制作したWEBサイトのタイトルやコンテンツ(記事)の内容が、他の競合サイトと似ている状態を指しています。
WEB広告やSEOの業界では、このような状態をコピーコンテンツやミラーコンテンツとも呼んでいます。
また、Google検索エンジンからは、他の企業が掲載しているサービス内容、採用情報、プライバシーポリシーなど一般的な情報を無断で引用している場合も、重複、類似コンテンツと見なされることがあります。
重複、類似コンテンツは、コンテンツ(記事)内のテキストや画像、写真の引用、言葉の並べ替え以上に大幅に転載してしまうと、Google検索エンジンからペナルティを課せられて、検索順位から消されてしまうリスクを伴っています。
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一方、自社で制作したコンテンツ(記事)のある部分だけを変えて、複数のページを自動生成しているような場合も、重複、類似コンテンツと見なされるケースが出てきます。
私たちは、日常的によく使う文言や単語、言い回しなど、自分でも気がつかないうちに繰り返して使っていることがあります。
WEBサイトに掲載する全ての情報は、このような重複、類似コンテンツにならないように気をつけて作成しなければなりません。
以降は、コンテンツマーケティングやコンテンツSEOで悪影響を及ぼす、重複、類似コンテンツの事例とデメリットを説明させていただきます。
重複、類似コンテンツに該当するケース
タイトル名だけを変えて、コンテンツの内容は同じ状態である
タイトル名を少し変更しただけで、コンテンツの中身はほとんど同じ内容を別のページで引用している。
自社や他の企業が制作したコンテンツの一部分だけを変えている
部分的に文言や語句、言い回しだけを変えているだけで、ほとんど同じコンテンツを別のページで引用している。
メーカーから提供されたカタログ、取扱説明書、仕様書を使用している
商品・サービスの紹介で、メーカーが使用しているものや支給された資料をそのまま転載している。
他のサイトからの画像や写真を勝手に使用している
他サイトの画像や写真を許可も得ず無断で使用して、フリ―画像か著作権がある画像なのか確認していない。
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重複、類似コンテンツを掲載するデメリット
ユーザーから見た場合のデメリット
ユーザーからの信頼を損なう
別のWEBサイトからの引用や前回見た内容と同じとわかった時点で、ユーザーとの信頼関係が崩れる。
次回以降はサイトに訪問してくれない
ユーザーとの信頼関係が一回でも崩れてしまうと、そのWEBサイトには二度と訪問しなくなる。
Google検索エンジンから見た場合のデメリット
コンテンツSEOを実施しても効果を発揮できない
重複、類似コンテンツは、Google検索エンジンがまったく評価をしないため、対策キーワードの検索順位が上昇しない。
コンテンツマーケティングの効果を発揮できない
コンテンツSEOで施策したキーワードが上位に表示されないため、WEBサイトへの流入やコンバージョンの獲得につながらない。
サイト管理者から見た場合のデメリット
使用している文言が重複、類似に該当すると気がついていない
日常で何気なく使用している文言や言葉、言い回しで、意識をせず頻繁に繰り返していることがある。
変更したコンテンツが重複、類似に該当すると気がついていない
部分的に文言や単語、言い回しを少しだけ変えて、自己の勝手な判断でコピーコンテンツ、ミラーコンテンツにならないと思い込んでいる。
重複、類似コンテンツを確認する方法
ここまでの説明で、重複、類似コンテンツに該当する事例やデメリットついてはご理解をいただけたと思いますが、これらを確認する方法についても紹介させていただきます。
Google search consolesで確認する
・ログイン
・左側メニュー「カバレッジ」を選択
・右側に表示された「除外」を選択
・「重複しています」から始まるステータスがあれば表示されている箇所をクリック
URLの一覧が表示されれば、そのページが重複、類似コンテンツになります。
または
・ログイン
・左側メニュー「手動による対策」を選択
「問題は検出されませんでした」が表示されれば重複、類似コンテンツは無いです。
専用のチェックツールで確認する
重複、類似コンテンツは、専用のツールを活用して確認する方法もあります。
専用のチェックツールを活用すれば、重複、類似コンテンツの可能性が高いページや改善すべき箇所を簡単に知ることができます。
これらのチェックツールの詳細については、次の記事で紹介させていただきます。
・こぴらん
・Copy Content Detector
・sujiko.jp
・chiyo-co(旧サービス名:影武者)
・コピペリン
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おわりに
今回は、コンテンツマーケティングの効果に影響する、重複、類似コンテンツについて紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
日常的に使用している文言や単語、言い回しなどは、自分でも気がつかないうちに繰り返し使っていたり、コンテンツ(記事)を部分的に修正して、多くの情報を引用してしまっていることがあります。
重複、類似コンテンツを、そのままWEBサイトへ掲載するメリットは何ひとつ存在しませんし、ユーザーやGoogle検索エンジン、サイト管理者の3者から見た場合にもデメリットしかありません。
コンテンツマーケティングは、ユーザーにとって価値のある情報を提供して、潜在ユーザーのニーズを育成しながら購買を経て、最終的にファン化させるマーケティング手法です。
この手法を成功に導くためには、重複、類似コンテンツに該当しないように注意をして、自社が作り込みをしたオリジナルのコンテンツ(記事)を提供していく必要があります。
この記事をご覧になった方は、デメリットだらけの重複、類似コンテンツに該当することが無い様に、コンテンツマーケティングの運用でお役立てください。
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