これだけはダメ!ホームページの制作でやってはいけない事とは?
WEBサイトやECサイトを制作する際に、これだけはやってはいけないといったNG項目があります。
自分の感性に頼り過ぎていたり、コンテンツの作成で手抜きをしたり、トップページのデザインに拘り過ぎていたり、ユーザーに対してもう少し気を遣えば良いのに・・・とWEBサイトを制作する際はやってはいけないことが数多く存在します。
今回は、ホームページの制作で【やってはいけないNG項目】について紹介をさせていただきます。
お客様にも確認して欲しい!設計時点のNG項目 3選
目的を明確にしないことはNG
ホームページの制作において、最初のNG項目は設計時点にあります。
コーポレートサイトを制作してブランディング効果を高めたいのか、ECサイトで訴求して集客効果を上げたいのか、採用サイトを充実させて母集団形成に役立たせたいのか、ホームページはその目的によって着地地点が変わってきます。
そして、ただ漠然とデザインや見た目を良くしたい!という思いだけではなく、自社の現状を分析して、抱えている課題を知っておく必要があります。
ホームページを制作する目的はどのようなものか、ユーザーやクライアントにどのような行動をして欲しいか、ごくあたり前のことかもしれませんが、目的は設計時点で明確にして社内で共有する必要があります。
目標数値の設定をしないことはNG
WEBサイトの運営では、具体的な目標数値の設定が重要です。
目標数値は、ホームページの目的によっても変わってきますが一般的な項目は以下の通りです。
ユニークユーザー数
一定の期間内において、WEBサイトを訪れた重複していないユーザーの訪問回数のこと。
セッション数
一定の期間内において、WEBサイトを訪れたユーザーの訪問回数のこと。
ページビュー数
WEBサイト内で閲覧された、個々のページの閲覧回数のこと。
コンバージョン数
ホームページを訪れたユーザーが、サイト運営者が定めた目標を達成した数値のこと。
・お問い合わせの件数
・予約の件数
・商品購入の件数
・資料請求の件数
・メルマガ登録の件数
・資料のダウンロード件数
・アプリのダウンロード件数
これらの目標数値に対して、1日後、1週間後、1か月後、3か月後、半年後、1年後、など運用をしながら数値の検証を行っていきます。
目標に到達しない場合は、PDCAサイクルを活用し修正と改善を繰り返しながらWEBサイトの最適化を図っていきます。
ホームページは公開して終わりではなく、目標数値が達成するまで根気強く運用することが必要です。
ターゲットユーザーを決めないことはNG
目的と目標数値を設定したらターゲットユーザーを決めなければなりません。
せっかくWEBサイトを公開しても、それを必要としているユーザーに届かなければ意味がなく、ただネット上に存在しているだけの無駄なページになってしまいます。
ターゲットユーザーは、設計時点で明確に定めることで、作成するコンテンツの内容やデザインの方向性が見えてきます。
また、キャッチコピーやSEO対策で必要なキーワード選定にも影響がありますので特に重要です。
ユーザー像の設定は、既にお取引のあるユーザーやこれから狙っていきたい顧客層を勘案してイメージを膨らませながら創出していきます。
これから始まるホームページの制作を成功させるためには、より精度の高いターゲティングが求められます。
ホームページ制作会社も確認したい!テキスト文・画像・写真のNG項目 4選
トップページにテキスト文の情報が少ないのはNG
トップページに記載するテキスト文が極端に少ない場合には、会社概要やサービス紹介ページなど他のWEBページの方が検索順位で上位に表示されてしまうことがあります。
画像や写真を多く配置して、見た目やデザインに気を遣い過ぎたために、トップページが検索結果で表示されなくなることがこのケースに該当します。
最低でも2,000文字以上のテキスト量を目安にして、紹介文やサービスの特徴、見出し、キャッチコピーなどを盛り込んでトップページの中にテキスト文を記載することが必要です。
他サイトのテキスト文・画像・写真の許可を得ず使うのはNG
ホームページ制作をする場合には、他のWEBサイトのコンテンツを著者(サイト運営者)の許可を得ることなく、テキスト文・画像・写真などを無断で掲載すると著作権の侵害になってしまいます。
著者(サイト運営者)に許可を得ていれば問題はありませんが、簡単な気持ちで転載をやってしまうことがありますので、WEBサイトを制作する際は注意が必要です。
大きな画像をそのまま使うのはNG
昨今は、デジタルカメラやスマートフォンカメラの性能が上がって、写真のサイズが大きくなっています。
大きなサイズの画像や写真は、WEBサイトの表示速度が遅くなってしまうだけでなく、余計な転送量がかかってしまい、そのページを閲覧したユーザーに対してストレスが発生してしまいます。
画像や写真のサイズを縮小するためには、無料のソフトやサービスが出ていますので、表示するサイズにリサイズしたものを使用する必要があります。
トップページに関連のない画像を使うのはNG
トップページのファーストビューの画像は、一番目につく場所にありますので特に重要です。
デザインを重視し過ぎることで、本業のサービスとは関係のない画像をカッコいいという見た目だけで使用することは、自分の感性に頼り過ぎた悪い例に該当します。
はじめてWEBサイトに訪問したユーザーは、本業と関係のない画像がトップページにあることで、どのような会社で何のサービスを提供しているのか、理解をすることができないままサイトの離脱率や直帰率の上昇につながってしまいます。
制作実績の中から見直したい!ユーザビリティ・デザインのNG項目 7選
トップページからお問い合わせまでの導線が長いのはNG
トップページからお問い合わせまでの導線が明確でなく、WEBサイトの中のどこにいるのか、見たい情報はどこに記載してあるのか、ユーザー導線が複雑で次のアクションへ表記がない、など迷ってしまうサイトもよく見られます。
最低でもサイト内部を3クリック以内で、トップページからお問い合わせまでスムーズに回遊できるように、あらかじめ構造設計をしておくことが必要です。
この場合の良い方法として、SEO対策にも有効な【パンくずリスト】を設置することが、Google検索エンジンにもユーザーに対しても効果的です。
株式会社セレクト・ワンでは、WEBサイトを制作する設計の段階から【パンくずリスト】の導入を推奨しています。
お問い合わせフォームからユーザーの離脱を防ぐEFO対策とは?
アクセス時にいきなり音楽を流すのはNG
アクセスをした場合に、いきなり音楽が流れるWEBサイトもユーザーから見た場合に良いイメージを持たれません。
ユーザーがどんな環境でそのサイトを閲覧しているのか、個々にわからない状況がありますので、音が出たことだけで驚いてそのページを閉じてしまうことがあります。
個々のユーザーのパソコンの音量設定までは、WEBサイト運営者が制御できないことを理解したうえで、仮に音楽を流す場合でも、ONやOFFの切り替えができるような仕様にするなどユーザーへの気遣いが必要です。
英語表記を多用することはNG
これは業界や業種にもよりますが、難しいと言われる英語表記やなじみのない英単語は、なるべく使用を避けた方がユーザーに対して優しいサイトと言えます。
WEBサイトを閲覧する方の英語レベルも人それぞれですし、見た目重視というだけで意味のない英語表記を使うことは、なるべくやめた方が良いでしょう。
サイト内の文字が大きすぎる、または小さすぎるのはNG
サイト内の文字を極端に見やすくすることを意識して、文字を大きくすることやおしゃれなデザインにしたいと思って小さくすることも好ましくありません。
また、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末やブラウザの種類によっても見え方やテキストの改行位置なども変わってきますので、すべてのパターンでブラウザ確認が必要です。
リンク切れはNG
これは、WEBサイトの運営をしている中で一番よくないケースと言えるかもしれません。
次に見たいページやお問い合わせフォームに行った場合にリンク切れがおこっていれば、その会社の信頼度は下がりイメージダウンにつながりますので、ご自身が運営しているサイトに欠陥があるということは大きな問題です。
また、細かなリンク切れを防ぐには、WEBサイトの制作が完了して公開する前後から、複数人の体制で確認が必要になります。
関係のない広告が入るのはNG
こちらもたまに見かけるケースですが、無料のホームページ制作サービスなど自力でWEBサイトの制作をした場合は、使用するテンプレートやサービスとの兼ね合いから、本業と関係のない広告が入ることが見られます。
関係のない広告表示があることは、会社、サービスのブランディングや商用目的という観点からオススメできない事例と言えます。
ポップアップウィンドウを多用するのはNG
サイト内のコンテンツを閲覧中、気になったボタンをクリックして別のページに移動しようとした場合に、別ウィンドウが開くポップアップウィンドウも多用しすぎると、ユーザーが持つWEBサイトの印象はよくありません。
結果として、ユーザーの離脱や直帰につながっていきますので、WEBサイトを制作する際は気を付けておきたい項目です。
おわりに
今回は、ホームページの制作で【やってはいけないNG項目】について紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
ほとんどの項目が、テクニカルな要素よりも、ユーザーに対する気遣いひとつで未然に防げる事だとおわかりいただけたと思います。
また、ここで紹介させていただいたNG項目は、一般の方だけでなく、ホームページ制作会社の方も制作実績を確認することによって理解が深まることでしょう。
これからホームページの制作やリニューアルを検討している方は、ユーザーが快適だと思うWEBサイトの完成を目指して取り組んでみてはいかがでしょうか。
【株式会社セレクト・ワン】
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