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UI/UXとは?対策のポイント

UI/UXとは?対策のポイント

この記事をご覧の皆さんは、UI/UXについてご存知でしょうか。

近年、UI/UXの注目度が高まりつつあります。なぜならUI/UXの対策をすると、ユーザーがサイトを離脱するのを防げるだけでなく、最終的にコンバージョン率の向上も見込めるためです。

 

現在、インターネット上には、数多くのWebサイトが存在します。その中で自社のサイトの検索順位を上げて、集客に導くことは容易ではありません。

しかし、UI/UXを上手く活用すれば、Googleを始めとする検索エンジンがサイトを認識しやすくなり、評価を受けやすくなると考えられています。

 

そんな、UI/UXというITの用語を一度は耳にしたことがあるものの、詳しい意味が分からずお困りの方も多くいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、「UI/UXとは?対策のポイント」と題して、UI/UXの定義とUI/UXがなぜ必要なのかを明らかにします。

その上で、チェックするポイントや分析ツールなど周辺知識も交えてご紹介させていただきます。

 

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UI/UXとは

 

UIとは?

UIUser Interfaceとは「利用者であるユーザーと商品やサービスの接点すべてのこと」を意味します。別名では、ユーザーインターフェイスの略称のことです。

色々な種類があるインターフェースの中でもユーザーインターフェース(UI)は特に有名で、一度は耳にしたことがあるかと思います。

 

例えば、日常でもよく活用するキーボードやマウスを始めとするハードウェアやソフトウェアも、ユーザーインターフェースの一つだと言えます。

そもそも、インターフェイスという英単語は「接点」「接触面」という意味を持っていて、根底には「何かと何かをつなぐもの」という意味があります。

 

インターフェースとは、コンピューターと周辺機器を接続するための規格や仕様、またはユーザーがコンピューターなどを利用するための操作方法や概念のことです。

したがってUI は、ユーザーと商品やサービスの接触面を表すため、ユーザーの目に触れる部分や使用する部分はすべてUI とされています。

 

そんなインターフェースは時に、インターフェイスと表記されることもありますが、意味に違いはありません。

また、UIと似て非なるUXは「ユーザーが商品やサービスを通じて得られる体験」を意味するものです。

一緒に使用されることも多いため、両者を区別して覚えておきましょう。

 

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UXとは?

UX(User experience)とは「ユーザーが商品やサービスを通じて得られる体験のこと」を言います。

別名では、ユーザーエクスペリエンスの略称のことで、エクスペリエンスとは「体験」「経験」を意味します。UXを向上させるためには、ユーザーに共感する必要があります。

 

また、UXと一緒に使用されることも多く、「ユーザーとの接点」を意味するUIは、UXを構成する要素の一つにすぎません。UIとUXを区別しておきましょう。

UXは、よく似た概念であるカスタマーエクスペリエンス(Customer experience)と混同されることも多いですが、UXとCXでは顧客の対象数が異なります。

 

UXが既存顧客の体験だけを表すのに対して、CXには見込み顧客の体験も含まれています。

「顧客体験」を意味するカスタマーエクスペリエンスは、商品やサービスそのものが使用された時に発生する効果やユーザーが味わう満足感、価値のことでCXと略されます。

購入前の対応から購入後のサポートまでの一連のプロセスすべてを指します。

 

このように優れたUXやCXを提供する企業は、競合他社との差別化を図ることができます。

さらに、顧客満足度を向上させ、企業のイメージアップやリピーターの獲得につなげられます。

UXを向上させてユーザーの満足度を高めたいとお考えの企業は、ユーザーに寄り添う形で共感することが求められます。

 

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UI/UXの必要性

 

UI/UXの定義が明らかになったところで、続いてUI/UXの必要性について見ていきましょう。

結論、UI/UXが必要なのは「ユーザーの離脱を防ぐため」だと言えます。

では、なぜユーザーの離脱を防ぐ必要があるのでしょうか?

それは離脱率が高いと、ユーザーが自社の商品やサービスに関連する情報と接する機会が減り、最終的にはコンバージョン率(商品に購入や資料請求など)の低下につながってしまうからです。

したがって、検索ユーザーの離脱を防ぐためにはUI/UXが欠かせません。

 

コアウェブバイタルとは?

2021年5月から「コアウェブバイタル(Core Web Vitals)」が検索順位を決定づける要因として組み込まれました。ここにUI/UXも新たに加わるようになりました。

したがって、UXの指標であるコアウェブバイタルを考慮に入れてサイト運営をしていけばSEO効果を実感できます。

なお、ここで言うコアウェブバイタルは「LCP」「FID」「CLS」の3つの指標から構成されます。

それぞれの定義は以下の通りです。

 

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LCP(Largest Contentful Paint)

Webページ内で画像や動画、テキストなどが読み込まれるまでの時間を指します。

 

FID(First Input Delay)

ユーザーが起こした何かしらのアクション(リンクのクリックなど)に対して、応答するまでの時間を指します。

 

CLS(Cumulative Layout Shift)

Webページで表示される画像を始めとするコンテンツの予期しないレイアウトのずれを指します。

 

いずれも、ページが表示されるまでにかかる時間に関連する用語だと言えます。

そもそもここで言う表示速度とは、ページスピードの略称のことです。

表示速度が遅いページはユーザーから敬遠され、コンバージョン率を下げてしまいます。ページの読み込みがあまりにも長いとストレスを感じます。

一方、表示速度が速いページは利便性の良さが認められ、ユーザーからの満足度が高いです。

 

このように、Webサイトの改善要素の1つとして表示速度が指標の一つとなっています。

実際にGoogleは、表示速度がSEOに影響を与えることを公表していて、2018年7月に「Speed Update」が導入されました。

そのため、表示速度が速いに越したことはありません。Webページのアクセス数を伸ばしたいサイト運営者は、表示速度をなるべく速くすることで、ユーザーが感じるストレスを少しでも軽減するようにしましょう。

なぜなら、最終的にはコンバージョン率にも影響するからです。

 

表示速度が遅くなってしまう原因は大きく3つ考えられます。

まず一つ目に、画像データの容量が大きいために読み込みに時間がかかるという点です。

2つ目に、サーバー環境が十分に整っていないことによる影響です。3つ目にサイト内のコンテンツが重いということです。

SEOとユーザーの利便性という2つの観点から、サイトの表示速度を改善させることは欠かせません。

表示速度を測定するツールを活用しながら、原因を追求して改善につなげていきましょう。

 

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チェックするポイント 6選

 

UI/UXの設定をする際にチェックするポイントは大きく6つあります。以下の通りです。

 

サイト設計および戦略

どういったターゲットにどのような行動をとってもらいたいかを明確化しましょう。

 

デザインのレイアウト

視覚的な情報の果たす役割は非常に大きいです。サイトの見た目にも気を配りましょう。

 

リンクおよびナビゲーション

ユーザーが閲覧したいWebページへとスムーズに遷移し、辿り着けるように誘導しましょう。

 

コンテンツ

ユーザーにとって有益で良質な情報を提供し続けることが求められます。

 

ユーザビリティ

ユーザーが自社の商品やサービスを購入するに至るまでに、ストレスを感じさせないようにサイトの使いやすさにこだわりましょう。

 

フォーム

信頼度の高い情報を提供することで、ユーザーに安心感を与えられます。離脱を防ぐための工夫を凝らしましょう。

 

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分析ツール

 

自社サイトでUI/UX対策がきちんとできているかどうかをチェックする際に分析ツールが役立ちます。

今回ご紹介する2つの分析ツールは、いずれもGoogleが無料で提供しているサービスです。

 

Pagespeed Insights

Pagespeed Insightとは「ページを読み込んでから実際に表示されるまでにかかる時間を測定することで、表示スピードを100点満点で定量的に評価してくれるツール」です。

離脱率を減らすことは、コンバージョン率の増加にも多大なる影響を及ぼします。

そのため、サイトの読み込み時間が長いと感じた場合は、ツールを活用しつつ改善していきましょう。

 

モバイルフレンドリーテスト

モバイルフレンドリーテストとは「Webページがスマートフォン対応しているかどうかを検証する無料のツール」です。

Webページをスマートフォンで表示した場合に、文字や画像のサイズがユーザーにとって適切かどうかをチェックします。

 

なお、ここで言うモバイルフレンドリーとは、2015年4月21日に全世界で実装されたモバイルを基準としたGoogleによるアルゴリズムのことです。モバイルフレンドリーアップデートとも呼ばれます。

そもそもモバイルフレンドリー化が進められているのは、スマートフォンで検索を行うユーザーが増えてきたことが背景にあります。

時代の移り変わりとともに、Webページのニーズも変化するようになりました。

 

世界中すべての言語の検索順位に影響するモバイルフレンドリーは、Webサイトではなくページ単位で適用されます。

ただし適用されるのは、スマートフォンでの検索順位のみに限ります。

そんなモバイルフレンドリーは、「スマートフォンでの閲覧に適しているWebページを高く評価する仕組み」を指します。

そのため、Webサイトがモバイルフレンドリー化(スマートフォン対応)していないと、検索順位が低下してしまう恐れがあります。

検索順位を下げたくないサイト運営者は、モバイルフレンドリー化を済ませるようにしましょう。

Webページを上位に表示させられると同時に、ユーザーの満足度を高めることができます。

 

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まとめ

 

今回は、UI/UXの定義とUI/UXがなぜ必要なのか?を明らかにした上で、チェックするポイントや分析ツールなど周辺知識も交えてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

ユーザーがサイトを離脱するのを防ぐために必要なUI/UXは、UIが「利用者であるユーザーと商品やサービスの接点すべてのこと」を意味します。

UX が「ユーザーが商品やサービスを通じて得られる体験のこと」を意味します。

 

そのためサイトを作成する際には、ユーザーの視点に立って質の高いコンテンツを提供していくことが求められます。

今後、ユーザーのサイト離脱を防ぐことでコンバージョン率を高めたいとお考えのサイト運営者は、この機会にUI/UXの対策を講じてみてはいかがでしょうか。

その際、今回ご紹介した分析ツールも同時に活用すれば、より効率よく自社サイトに潜む問題点を改善へと繋げていくことができるようになります。

 

ホームページの表示速度の測定・改善方法を知ってる?

 

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