パンダアップデート
パンダアップデート(Panda update)とは、Googleが2011年2月に導入したアルゴリズム更新のことです。
質の低いコンテンツが検索結果に出ないようにし、質の高いコンテンツの評価を上げることを狙ったものです。
パンダアップデートのパンダの名前は開発の中心人物であるNavneet Panda氏に由来しています。
そんなパンダアップデートは2011年2月にアメリカで初めて導入された後、2012年7月18日に日本語にも適用されるようになりました。
それ以来、良質なコンテンツが検索上位に表示されるようになりました。同時に、低品質なWEBサイトの掲載順位が下がるようにもなりました。
実際にGoogleは、以下の4つに当てはまるWEBサイトの順位を下げました。
①誘導ページ
②自動生成されたコンテンツ
③無断で複製されたコンテンツ
④実質を伴わないアフィリエイトサイト
上記のような質の低いコンテンツを掲載しているWEBサイトは、Googleからペナルティの通知を受ける可能性があります。
このようにパンダアップデートが導入されたことで低品質なものが淘汰され、ユーザーにとって有益かつ良質なコンテンツが高く評価されるようになりました。
Googleは今後も継続してこの傾向を強めることが予想されます。
特にSEO対策に力を入れている企業やサイト運営者は、ユーザーを第一に考えた独自のコンテンツを制作していくことを心掛けましょう。
販売促進
販売促進(Sales promtion)とは、広告活動からセールスマン活動を含めた、販売促進に関する組織的な活動のことです。販促と略されたり、セールスプロモーションと呼ばれたりもします。
売り手が自社の商品やサービスを購入してもらうために、消費者の購買意欲を搔き立てる一連の活動を指します。
時代の移り変わりとともにその手法も多様化し、変わりつつあります。その背景にはインターネットの普及も関係しています。
そんな販売促進は一括りに言っても、目的が大きく3つの種類に分類されます。
①認知度向上のための販促
②購入や消費を促すための販促
③リピーターを増やすための販促
代表的な販売促進の方法は、以下の通りです。
・チラシや紙のクーポン券
・テレビCM
・新聞広告
・インターネット広告
・街頭広告や看板
・SNSの活用
・試食や試飲を始めとするサンプリング
・値引きや期間限定セールなどのプライス手法
・おまけや特典などのプレミアム手法
・従業員の教育
・デジタルクーポンの配布
・ポイントカード
このように販売促進は企業が利益・売上をあげるため、さらには競合他社との差別化を図る上で欠かせません。
訴求したいターゲットごとに多様化した手法を使い分けていくことが求められます。
ピジョンアップデート
ピジョンアップデート(Pigeon update)とは、2014年7月24日から英語圏の国を中心に適用されているGoogleのローカル検索アルゴリズムのことです。
ローカル検索アルゴリズムと通常検索(オーガニック検索)アルゴリズムの結びつきを強めて、これまでのローカル検索結果の品質を改善させることが主な目的となります。
その他にもピジョンアップデートが適用されて以降、以下のような変更点がありました。
・検索ユーザーと関連性の高く、より正確で最適な情報を提供できるようになった。
・画面上位に表示される情報が7か所(7パック)から3か所に減った。
ピジョンアップデートの用語に「鳩」を意味するピジョンが含まれているのは、ローカル検索が従来よりも精密になったことを表すためであると考えられています。
そんなピジョンアップデートとよく似た概念を持つ「ベニスアップデート」というものがあります。
ピジョンアップデートとベニスアップデートは、どちらもユーザーの地域によって検索結果が変わるローカル検索アルゴリズムのことですが、明確な違いがあります。以下の通りです。
・ピジョンアップデート
呼び方の異なる地名だとしても最適な検索結果を表示する。
・ベニスアップデート
検索ユーザーの位置情報に合った検索結果を表示する。
このようにピジョンアップデートは通常検索との結び付きを強めることで、ローカル検索結果における品質の向上を実現させています。
混同されがちなベニスアップデートと区別しておきましょう。
ビックキーワード
ビックキーワード(Big keyword)とは、検索エンジンで数多く検索がされるキーワードのことを言います。
逆に、検索がされる回数が少ないキーワードはスモールキーワードと言います。その中間の特長を持つミドルワードなるものも存在します。
ビックキーワードとは抽象度が高く、一般に汎用的な言葉を指します。そのため検索結果数が膨大になり、掲載順位の競争も激しくなってしまいます。
例えば、会社や住宅、学校、ラーメンなどが例として挙げられます。
しかし、スモールキーワードとミドルキーワードでは「会社 種類 比較」のように、複合キーワードで検索します。
ユーザーの検索意図に沿ってキーワードを追加していくと、検索ヒット数も絞られていき、同時に競争率も低くなっていきます。
他にもビッグキーワードに比べてコンバージョン率が高いという特徴があります。また、広告数が少ないためにコストも安いです。
このようにキーワードをいくつか掛け合わせていくことで、ユーザーが何を持って検索しているのかが次第に明確になってきます。
ビックキーワードからミドルキーワードを経てスモールキーワードになっていくにつれて、検索結果もさらに具体的になっていきます。
ビッグキーワードでSEO対策をして成功すれば圧倒的な集客を見込めますが、競争率の高さがネックになります。
そこであえて、競合の少ないスモールキーワードやミドルキーワードでSEO対策に力を入れるのも一つの手です。
プッシュ型広告
プッシュ型広告(Push-type advertising)とは、パソコンや携帯電話などへのメール広告等で広告主側から発信する方式の広告のことです。
ユーザーに対して広告主の意思で送るため、「攻めの広告」とも言われています。
代表的な例は以下の通りです。
テレビCM、新聞、テレアポ、FAX、メールマガジン、バナー広告、動画広告
そんなプッシュ型広告にはメリットがあります。以下の通りです。
・商品やサービスの認知度を向上させられる。
・ブランディングの構築がしやすい。
デメリットもあります。以下の通りです。
・費用対効果があまり高くない。
・自社に興味関心が無い層にもアプローチしてしまう。
対して、各ユーザーのニーズに合った広告を出稿する手法をプル型広告と言います。
ユーザーの自発的な行動の中で表示されるため、「待ち(伏せ)の広告」だと言えます。
代表的な例は以下の通りです。
・リスティング広告を始めとする検索連動型広告
・コンテンツマーケティングなどのSEO施策
そんなプル型広告にはメリットがあります。以下の通りです。
・最低限の費用から始められる。
・ターゲット層に訴求し、CVに繋げられる。
デメリットもあります。以下の通りです。
・商品やサービスの認知度を向上させるのに向いていない。
・認知されていないと効果が期待できない。
このように広告は、プッシュ型広告とプル型広告の2種類に分類されます。
達成したい目標や訴求したいターゲットに応じて、運用する広告を使い分けましょう。そうすることで効率よく集客効果を得られます。
ブラウザ
ブラウザ(Browser)とは、インターネット上のWEBページの情報を画面上に表示するための閲覧ソフトのことです。
コンピューターのデータやプログラムを画面上に文字、画像として表示するためのプログラムおよびソフトウェアのこともブラウザと言います。
もともとブラウザは「閲覧する」を意味する英単語browseの名詞形であり、派生語ということになります。
そんなブラウザの主な役割は、HTMLやCSSを始めとするプログラミング言語を変換して、WEBページとして表示させることです。
その他にも便利な機能があります。以下の通りです。
・ブックマーク機能
・画面の拡大縮小
・共有
・ショートカットアイコン
ブラウザには様々な種類があります。以下の通りです。
・Internet Explorer(IE)
・Google Chrome
・Safari
・Microsoft Edge
・Opera
・Firefox
これら多くのブラウザが、パソコンやスマートフォンに初期設定でインストールされています。
比較基準としては、表示速度やセキュリティ、拡張機能、スマホとの同期が挙げられます。
こうした機能の違いを自分に適したブラウザを決める際の判断材料にすると良いです。
このようにインターネットを閲覧するときに欠かせないブラウザの種類は多岐にわたります。
各ユーザーが重視するポイントに応じて、自分の用途に合ったブラウザを活用していきましょう。
ブラックハット
ブラックハット(Brack hat)とは、悪意をもってコンピューターやネットワークへの攻撃を行うハッカーのことです。
また悪質な手法を駆使して、検索結果ページを不正に上位表示させる行為がブラックハットSEOと言われます。
そんなブラックハットの手法は検索キーワードを大量に盛り込んだり、ユーザーのアクセスに対して他のホームページを表示させたりします。
つまりブラックハットSEOは、WEBサイトの内容がユーザーにとって有益かどうかを度外視すると同時に、Googleアルゴリズムの抜け穴をかいくぐった手法だと言えます。
自作自演リンクや相互リンク集が例として挙げられます。
これらはどれもペナルティの対象であり、Googleのガイドラインで禁止されています。
最近では、アルゴリズムのアップデートを背景にブラックハットSEOが減ってきています。
対して、Googleのガイドラインに沿ったSEO対策を講じることをホワイトハットSEOと言います。
このようにブラックハットSEOとホワイトハットSEOはどちらもSEO対策という点において共通していますが、その手法が対照的です。
WEBサイトの検索順位を上位に表示させたいサイト運営者は、ブラックハットSEOではなくホワイトハットSEOをするようにしましょう。
ブランディング
ブランディング(Branding)とは、ブランドを構築するための組織的かつ長期的な取り組みのことです。
そんなブランディングにはいくつかメリットがあります。以下の通りです。
①顧客のロイヤリティを獲得がリピート率の向上につながる。
②競合他社との差別化を図ることができる。
③消費者に認知されるようになる。
④商品やサービスを高い利益率に設定することができる。
このようにブランディングの構築に力を入れることで、あらゆる効果を期待することができます。
ではブランディングを構築させるにはどうすればいいのでしょうか。以下の通りです。
前提として世間に独自のイメージを浸透および定着させることが何よりも重要となります。
そのためには、次の3つの手順を踏む必要があります。
①ブランドの現状を分析する。
自社の強みを把握すると同時に弱みを改善しましょう。
②核となるコンセプトを設計する。
顧客にどんなイメージを持ってもらいたいかを明確にさせます。
③コンセプトを具現化する。
設定したコンセプトに沿って、実際に商品やサービスをプロモーションしていきましょう。
訴求したいターゲット層の集客や収益の増大をさせたい企業は、ブランディング戦略を行いましょう。
プル型広告
プル型広告(Pull-type advertising)とは、ユーザーに能動的にサイトへアクセスさせて情報を取得させる広告のことです。
ユーザーの自発的な行動の中で表示されるため、「待ち(伏せ)の広告」とも言われています。
代表的な例は以下の通りです。
ディスプレイ広告、リスティング広告を始めとする検索連動型広告、コンテンツマーケティングなどのSEO施策
そんなプル型広告にはメリットがあります。以下の通りです。
・最低限の費用から始められる。
・ターゲット層に訴求し、CVに繋げられる。
デメリットもあります。以下の通りです。
・商品やサービスの認知度を向上させるのに向いていない。
・認知されていないと効果が期待できない。
対して、パソコンや携帯電話などへのメール広告等で広告主側から発信する方式の広告のことをプッシュ型広告と言います。
ユーザーに対して広告主の意思で送るため、「攻めの広告」とも言われています。
代表的な例は以下の通りです。
テレビCM、新聞、テレアポ、FAX、メールマガジン、バナー広告、動画広告
そんなプッシュ型広告にはメリットがあります。以下の通りです。
・商品やサービスの認知度を向上させられる。
・ブランディングの構築がしやすい。
デメリットもあります。以下の通りです。
・費用対効果があまり高くない。
・自社に興味関心が無い層にもアプローチしてしまう。
このように広告は、プッシュ型広告とプル型広告の2種類に分類されます。
達成したい目標や訴求したいターゲットに応じて、運用する広告を使い分けましょう。
そうすることで効率よく集客効果を得られます。
ブルーオーシャン戦略
ブルーオーシャン戦略(Blue Ocean Strategy)とは、競合他社との競争を避け、競争のない新たな価値を持つ市場を開拓することです。
ブルーオーシャンという用語には、「競争相手がいないために赤い血が流れない」という意味が込められています。
従来には存在していなかった新たな領域で競合との差別化を図ることで、他社との競争をすることなく先行者利益を獲得することができます。
このように初期の段階で市場を開拓した先駆者は優位に立つことができます。
反対に、多くの競争相手と血みどろの争いをする市場をレッドオーシャン戦略と言います。
この用語は、「戦いで海が血で染まること」に由来しています。
既存の市場で競合他社との熾烈な競争の中で、自社のシェアを拡大させることに力を注ぎます。
今後、起業や新規事業の展開を検討している方は、レッドオーシャンの中で競合他社との争いをするのではなく、ブルーオーシャン戦略を取り入れてみましょう。
実際に、競争相手が比較的少ない穴場の市場で成功している企業は数多く存在します。
しかし先行者が得られる利益が最初だけで、後に他の新たな企業が参入することも想定されます。
市場を新しく開拓する前はもちろんのこと開拓した後にどんな行動を取るかが、市場における生き残りを左右します。