ハブ(Hub)とは、同一の建物内にあるPCやPRなど複数の端末間で相互データのやりとりを可能にするネットワークやローカルエリアネットワーク(LAN)を構成するための装置のことです。
複数の機器に接続させるハブは中心に位置し、ネットワーク上で中継地点の役割を担います。
そんなハブにはメリットがあります。以下の通りです。
・LANケーブルを分配することで、一度に複数の機器を簡単にインターネット接続できる。
・LANケーブルの配線距離を伸ばせる。
デメリットもあります。以下の通りです。
・ループ(環状)が起きたときに、どのLANケーブルが原因か分かりづらい。
・ハブの台数に比例して、故障のリスクも高くなる。
また最近では、スイッチングハブと呼ばれる新たなハブが登場しました。これは指定するポートにのみデータが移送できる点において、普通のハブとは異なります。
しかしハブとスイッチングハブは、どちらも一括りにハブと表す場合が多いです。
また航空業界では、拠点となる主要な空港のことをハブ空港と呼ぶことがあります。日本では羽田空港や成田空港がそれに該当します。
このようにハブは物事の「中心」「中枢」という意味を持っており、インターネットの中に限らず、あらゆる場面で使われる用語だと言えます。