Fetch as Google
Fetch as Googleとは、GoogleのクローラーであるGooglebotがWEBサイトのページの持っている情報をどのように取得しているかを表示することや、URLのクローリングを要求することで、インデックス(登録)を促進させることができる(旧ウェブマスターツールの呼称)機能のひとつのことです。Fetch as Google を活用することで、速やかなクローリングをGoogleに要求することができます。
そのため、新規サイトの立ち上げの際に役立ちます。
しかし、注意点が3つあります。以下の通りです。
・インデックス申請できるのは、1週間に10件まで。
・クローリングされているかをチェックできるのは、1週間に500件まで。
・あまりに質の低いコンテンツはインデックスされない可能性がある。
利用手順は以下の通りです。
① Googleウェブマスターツールを開いて、インデックス申請したいサイトをクリックする。
② 左のメニュー → クロール → Fetch as Google
③ URLを入力してクロールにページ情報を取得してもらいます。
④ インデックス送信ボタンを押して、インデックス申請を済ませる。
他にも、サイトの更新頻度を高くするなど、インデックスを促進させる方法はあります。
このようにFetch as Googleの活用することで、WEBサイトのインデックスを促進させることができます。
新しく作成したWEBページなどをインデックス登録させたいサイト運営者は活用するようにしましょう。
Googleアナリティクス
Google Analyticsとは、Googleが無料で提供するWEBページのアクセス解析サービスのことです。
元々はGoogleが2005年に買収した、アメリカのWEB解析会社、Urchin社の技術を利用しています。
Googleアナリティクスを活用することで、WEBサイトへのアクセス状況をユーザー属性や訪問ページ、広告効果、成果の達成率など、様々な視点から解析することができます。
代表的な5つの指標は以下の通りです。
・リアルタイム
・ユーザー
・集客
・行動
・コンバージョン
そんなGoogleアナリティクスを活用するメリットは幾つかあります。以下の通りです。
・高機能であるのにもかかわらず、無料で使用できる。
・ユーザーに関するあらゆる情報を可視化できる。
・他のツールとの連携ができる。
一方で、デメリットもあります。以下の通りです。
・確認項目が多く、初心者には分かりづらい部分がある。
・初期設定と機能の理解に手間がかかる。
・各ページでのアクションなどミクロ分析には不向き。
このようにGoogleアナリティクスは、マーケティング活動を効果的に行う際に役立つアクセス解析ツールだと言えます。
実際に多くの企業が導入していて、集計データを広告戦略の立案に活かしています。
効率よくマーケティング活動をしていきたいとお考えのサイト運営者は、Googleアナリティクスを活用してWEBサイトの改善に繋げていきましょう。
Googleサジェスト
Googleサジェスト(Google suggest)とは、Googleで検索する際に、検索するキーワードと関連する単語を提案して自動で表示してくれる機能のことです。
オートコンプリートと呼ばれることもあります。
また、サジェスト機能が活躍する場面は検索エンジンにとどまりません。ECサイトや動画投稿サイトの検索欄にも使われています。
Googleサジェストは検索したいキーワードを1文字入力するごとに検索意図を予測した上で、関連する単語を表示してくれるため、ユーザーは自分が知りたい情報を簡単に検索することができます。
そんなサジェスト機能に影響を与える要素は幾つかあります。以下の通りです。
・検索された回数が多い。
・多くの人が検索している。
・トレンド
・検索キーワードに関連するWEBサイトが多く存在している。
・検索した場所や地域
・ユーザーが直前に調べた関連キーワード
一方で「企業 ブラック」「企業 詐欺」のように、サジェスト汚染(サジェスト機能がネガティブキーワードで埋め尽くされてしまう現象)には注意が必要です。
万が一サジェスト汚染してしまった場合には、Googleへ削除申請をしたり、専門業者に対処してもらったりすることが求められます。
このようにサジェスト機能は、ユーザーの検索意図を把握するのに適しているため、SEO対策に役立ちます。
しかし、企業の評価やイメージを下げる要因ともなり得ます。
サイト運営者はサジェストキーワードを抽出するツールを活用しながら、定期的に検索キーワードをチェックするようにしましょう。
Googleハネムーン
Googleハネムーン(Google honeymoon)とは、新規ドメインを取得した時や無料のブログを開設した時など、特に特別なSEOの施策を行わなくても、検索結果で一時的に上位に表示がされて、本来評価される順位より、上位に優遇されている現象のことです。
ほとんどの場合、Googleハネムーンが終了した後は、自然と検索順位が下がってしまいます。
しかしアクセス状況が良好であると、Googleハネムーン終了後でも上位表示が継続されることがあります。
そもそも何故このような現象が起こるのかというと、「ユーザーが興味を持つかどうかを確かめるため」です。
また、Googleハネムーンの発生条件は、「一度に大量の新規コンテンツを公開すること」だとされています。
発生期間は正確にわかっていません。ただ諸説ありますが、「1ヶ月程度」と言われることが多いです。
このように新規コンテンツが一時的に上位に優遇されることに対して、2012年にGoogle社員が実存すると言及しています。
しかしその後も何度かアルゴリズムアップデートがなされているため、現在もGoogleハネムーンが実存しているか否かは定かではありません。
とはいえ今でも現象の発生が多いので、意図的に発生させるのは至難の業ではありますが、念のため対策は講じておきましょう。
h1
h1とは、HTMLにおけるタグの一種で、ページの文章の「見出し」を定義するhタグの中で最も高い階層にあるものになります。
記述の仕方は以下の通りです。
〈h1〉h1タグサンプル〈/h1〉
〈h1〉と〈/h1〉の間にタイトルとして章題を作成します。
その際、階層を意識して適切な順番で記述することが重要です。
誤った記述方法によるWEBページのレイアウトは見づらいだけでなく、検索エンジンから評価されることもありません。
検索エンジンがWEBサイトのページ内容を把握する上で。見出しの要素は有効な判断基準となっています。
そもそもh1の「h」は「heading」の略で、Webサイトの「見出し」を意味します。
見出しには〈h1〉〈h2〉〈h3〉〈h4〉〈h5〉〈h6〉までの6種類があり、中でもより階層の高い〈h1〉タグは「一番大きな見出し(大見出し)」を表し、hタグの中でも最上位に位置しています。
以下は、数字が小さくなるにつれて「下位の見出し(小見出し)」となります。
このようにWEBページが体系化されていると、検索エンジンは文章の内容や論理構造を正しく理解でき、認識しやすくなります。そして正しく評価されます。
したがってh1を始めとするhタグは、SEOや掲載順位に直接の影響はないが、間接的には影響があると言えます。
HTML
HTML(Hyper Text Markup Language)とは、WEBサイトを作成するために開発された言語のことです。
現在、インターネット上で公開されているWEBサイトの殆どは、HTMLで作成されたものです。
記述の仕方は以下の通りです。
〈h1〉HTMLとは?〈/h1〉 〈p〉タグとは?〈/p〉
まず、文字をタグで囲います。そうすることで、単なる文字がh1(見出し)やp(段落)などの意味を持つようになります。
他にも、コンテンツにリンクを挿入する〈a〉タグや箇条書きにする〈li〉タグ、文字を太くする〈strong〉タグなど、タグの種類は多岐にわたります。100種類以上あると言われています。
このようにHTMLでは、「コード」「ソースコード」の記述を通じてコンピューターに文章(テキスト)の構造を指定します。
一方、サイトの見栄えをよくするCSSは、視覚的に見やすいWEBページを作成する上で欠かせません。
なぜなら、CSSを使わずにHTMLだけでWEBページを作成すると、真っ白な背景に黒色のフォントが映し出されただけで見た目が簡素なものになってしまうからです。
CSSを実装することでWEBページは、劇的に見やすくなり、ユーザーに与える印象やイメージも変化します。
新たにWEBサイトを作成したい方は、CSSと併せて積極的に活用するようにしましょう。
HTMLサイトマップ
HTMLサイトマップ(HTML site map)とは、WEBサイトの各ページへリンクを貼った案内図のようなもののことです。各ページへのリンク集がリスト形式で記述されています。
また、HTMLサイトマップはhtmlで記述されていて、ユーザーにWEBサイト内を分かりやすく案内する役割を担います。
そもそもサイトマップは、HTMLサイトマップとXMLサイトマップの2種類に分類されます。
両者はWEBページの構造を分かりやすく伝えるという点で共通していますが、アプローチする対象が異なります。
HTMLサイトマップがユーザー向けであるのに対して、XMLサイトマップは検索エンジン向けだと言えます。
HTMLサイトマップを設置することで、ユーザーの離脱率も下げられます。
そして、目当てのページを迷うことなく簡単に見つけ出せるようになるため、ユーザーの利便性を向上させられます。
しかし、クローラーによるサイト巡回の効率を高めるのに役立つXMLサイトマップのようなSEO効果はありません。そのため、SEO効果を得たい方はXMLサイトマップを設置することが求められます。
このようにサイトマップの一種であるHTMLサイトマップは、ユーザーのサイト利便性を高めるには欠かせません。
手動での作成は手間がかかる上にミスをする恐れがあるため、HTMLサイトマップを作成する際には、WordPressの自動生成プラグインを活用しましょう。
HTTPS
HTTPS(Hypertext transfer Protocol Secure)とは、HTTPによる通信を安全に行うためのプロトコル(通信規則)及びURIスキームのことです。世界共通のルールとなっています。
HTTPS自体はプロトコルではなく、SSL/TLSプロトコルによって提供される通信を安全にセキュア接続する上でHTTP通信を行うことをHTTPSと言います。
そもそもWEBサイトのURLは「http://」「https://」の2種類があります。
両者の違いは「暗号化されているか否か」にあります。「https://」のsは日本語で「安全」を意味するSecureの頭文字で、通信内容が「暗号化されている」こと意味します。
このようにHTTPSは、通信内容が受け取り手にしか分からないため、安全性が高い。
フィッシング詐欺やサイバー犯罪を始めとする詐欺被害から大切な情報やデータを守るために欠かせません。
しかし、HTTPSも100%安全というわけではありません。HTTPSで通信を暗号化していたとしても、通信相手が本物ではなく、偽物である場合には安全とは言えません。
健全なサイトか詐欺サイトかを見分けるにはいくつか方法がありますが、ブラウザのアドレスバーに表示されている鍵マークをクリックして、SSLサーバー証明書を確認することでサイトが本物か偽物かを知ることができます。
またHTTPS化は、検索順位にも影響します。安全性を高めつつも、SEO効果を得たいとお考えのサイト運営者はSSLを導入しましょう。
IPアドレス
IPアドレス(Internet Protocol Address)とは、IPにおいてパケットを送受信する機器を判別するための番号のことです。別名インターネットアドレスとも呼ばれます。
インターネット上の住所に当たるもので、スマホやPCを始めとするネットワーク上の機器に割り振られます。
IPアドレスは大きく2つに分類されます。以下の通りです。
・グローバルIPアドレス 外線電話のイメージです。
・プライベートIPアドレス 内線電話のイメージです。
割り振り方にも2つの種類があります。以下の通りです。
・動的(可変)IPアドレス
・固定(不変)IPアドレス
そんなIPアドレスは全世界のネットワーク機器に割り振るうちに、枯渇問題に直面しました。
従来のIPアドレスは「IPv4」というプロトコルを採用していて、約43億通りのIPアドレスを管理することができました。しかし、インターネットの急速な普及に伴ってIPアドレスの数が足りなくなるという問題が発生しました。
そこで新たに「IPv6」が取り決められ、実質無限に近い43億の4乗通りまでIPアドレスを管理できるようになりました。
このようにIPアドレスは、インターネット通信に対応した全てのネットワーク機器に割り振られています。関連する用語と併せて覚えておきましょう。
LTV
LTV(Life Time Value)とは、ライフ タイム バリューの略称で「顧客生涯価値」と翻訳することができます。
一人または一社の顧客が企業やブランドと取引を始めてから終わりまでの期間内にどれだけの利益をもたらすのかを算出したものになります。
顧客との関係を良好に保つことで利益を向上させるCRMとの親和性が高く、内容的にも分かりやすい指標であると言えます。
そもそもLTVが重要視されるようになった背景には、新規顧客の獲得が既存顧客の維持に比べて困難であることが挙げられます。さらに既存顧客の維持は、利益を得るためのコストが5分の1で済むという点もLTVの注目度を高める一因だと言えます。
そんなLTVの値を求める計算式は以下の通りです。
LTV=購買単価×購買頻度×契約継続期間
上記の式からも読み取れるように、アップセルやクロスセルによって顧客の購買単価や購買頻度を上げることがLTVには欠かせません。
さらにLTVを向上させるためには、顧客をファン化させる必要があります。同時にマーケティングオートメーションやインサイドセールスの導入も有効な手立てです。
このようにLTVは、ある顧客から生涯にわたって得られる利益のことを指します。
顧客と築いてきた良好な関係性がどれだけ利益につながっているかを数値で実感したいとお考えの企業は、MAツールを活用しながらLTVの最大化を目指しましょう。