LTV(Life Time Value)とは、ライフ タイム バリューの略称で「顧客生涯価値」と翻訳することができます。
一人または一社の顧客が企業やブランドと取引を始めてから終わりまでの期間内にどれだけの利益をもたらすのかを算出したものになります。
顧客との関係を良好に保つことで利益を向上させるCRMとの親和性が高く、内容的にも分かりやすい指標であると言えます。
そもそもLTVが重要視されるようになった背景には、新規顧客の獲得が既存顧客の維持に比べて困難であることが挙げられます。さらに既存顧客の維持は、利益を得るためのコストが5分の1で済むという点もLTVの注目度を高める一因だと言えます。
そんなLTVの値を求める計算式は以下の通りです。
LTV=購買単価×購買頻度×契約継続期間
上記の式からも読み取れるように、アップセルやクロスセルによって顧客の購買単価や購買頻度を上げることがLTVには欠かせません。
さらにLTVを向上させるためには、顧客をファン化させる必要があります。同時にマーケティングオートメーションやインサイドセールスの導入も有効な手立てです。
このようにLTVは、ある顧客から生涯にわたって得られる利益のことを指します。
顧客と築いてきた良好な関係性がどれだけ利益につながっているかを数値で実感したいとお考えの企業は、MAツールを活用しながらLTVの最大化を目指しましょう。