IP分散(IP distribution)とは、WEBサイトのIPアドレスを複数用意して、自然な被リンクのように見せるためのSEOの外部施策のことです。
そもそも4つに区分された数字の羅列で構成されるIPアドレスは、左から順にクラスA、クラスB、クラスC、クラスDと分類されます。
例) 7.5.10.40
その際、IPアドレス分散は、左から3つ目のドットを意味するクラスC以上(上記の場合は7.5.10)で行うようにしましょう。
なぜなら、被リンクのIPアドレスが別と認識されると同時に、異なるユーザーとして扱われるからです。
普通は1つのサーバーにつき、IPアドレスも1つ割り振られるため、同じサーバーで複数のWEBサイトを作成したとしても、IPアドレスも同じになってしまいます。
その上、2012年に導入されたペンギンアップデートの影響により、同じIPアドレスで作成したWEBサイトの低品質な被リンクを多く貼っていると、Googleからペナルティを課せられる可能性もあります。
最終的には、様々なIPアドレスから被リンクを受けているWEBサイトとして、検索エンジンから高く評価されます。
このようにIPアドレスの分散による被リンク対策を講じることで、WEBサイトの順位を上げられます。しかし、多少のリスクも伴います。
IP分散によるSEO効果を得たいとお考えのサイト運営者はリスクを取った上で、IP分散サーバーを提供している会社のサービスに契約しましょう。