QDD (Query Deserves Diversity)とは、検索結果のキーワードの中に含まれる検索意図に色々な可能性がある場合に、出来る限り複数のコンテンツのWEBページを表示しようとするGoogleのアルゴリズムのような位置付けです。
ただ、Googleは公式にQDDというアルゴリズムが存在するのか否かを明言してはいないため、アルゴリズムだと言い切ることはできません。
Googleは検索ユーザーの多様性に対応できるように、多様な意味を持つ検索クエリを複数パターンで表示します。そのため、検索結果が多様性に満ちています。
例えば、「リスト」という検索クエリで検索したとします。
すると、フランツ・リストという偉人のファミリネームとしての「リスト」や、手首を意味する「リスト」、Pythonでよく使われるデータ型listを表す「リスト」など、同一の検索クエリから多種多様な検索結果がWEBサイトに表示されます。
このようにGoogleはユーザーが求めている情報を提供できるように、様々な意味を持つ特定の検索クエリに対して多様性のある解釈をしようとします。
基本的に検索結果の1ページ目に表示されているWEBサイトはどれも、ユーザーの検索意図に沿っていながらも独自の切り口でコンテンツが作成されています。
したがってQDDを意識したSEO対策をしようとお考えのサイト運営者は、ユーザーを第一に考えたオリジナリティの高いコンテンツを作成するよう心がけましょう。