ドメイン
ドメイン(domain)とは、全体の中に定義される部分領域のことで、インターネットに接続されるコンピューターの「住所」にあたります。
そのため、ホームページやブログを始めとするWEBサイトは「家」ということになります。
ホームページであれば、https://www.○○.com/の「○○.com」がドメイン名にあたり、メールアドレスであれば、mail@○○.comの「○○.com」がドメイン名に該当します。
そんなドメインの右側をトップレベルドメインと呼びますが、gTLDや㏄TLDを始め、いくつか種類があります。一挙に紹介すると、以下の通りです。
gTLD(generic TLD) 用途や分野別に世界中の誰もが自由に登録できるドメイン。
①.com
商用サービスや企業向け
②.net
ネットワーク関連のサービス向け
③.biz
ビジネスや企業向け
④.info
情報発信・口コミ向け
⑤.org
組織や非営利団体向け
新gTLD 2012年以降に新たに創られたドメイン。
⑥.site
Webサイト全般向け
⑦.app
アプリケーションやゲーム向け
⑧.blog
ブログを意味する
⑨.cloud
クラウドを意味する
㏄TLD 国や地域を表すドメイン。
⑩.jp
日本を意味する
⑪.us
アメリカを意味する
⑫.id
インドネシアを意味する
⑬.co
コロンビアを意味する
⑭.tv
ツバルを意味する
属性型jp 組織ごとに分けられたドメイン。
登録要件が厳しいため、ユーザーの信頼を得やすく、公式ホームページとして利用される場合が多いです。
⑮.co.jp
国内企業向け
⑯.or.jp
財団法人や社団法人、特殊法人向け
⑰.ac.jp
大学を始めとする学校法人向け
⑱.go.jp
日本や政府機関や各省庁が所管する研究所向け
⑲.ne.jp
国内のサービス提供者によるネットワークサービス向け
このように国内外で実際に使われているドメインの種類は多岐にわたり、用途によって使い分けられています。
トラックバック
トラックバック(Trackback)とは、主にブログのもつ機能で、他のブログの記事へのリンクを作成した際にリンクがされたブログ側に対して自動的に、リンクを設置したことを通知する機能のことです。
参照元の管理者に引用したことを通知する機能だと言えます。
また、トラックバック機能を利用する行為自体を言うこともあり、その時はトラックバックすると言われます。
参照元の管理者に連絡を取らないのはマナー違反ですが、引用が多い場合は逐一伝えようとすると大変です。
そこで一役買うのがバックトラックになります。管理者に参照や引用を許可されると、被リンクを獲得することができます。
トラックバックを導入するメリットはそれだけではありません。
・アクセス数の増加が見込める。
・SEOの効果が現れる。
・参照・引用元のサイト管理者とやり取りする必要がない。
一方で、デメリットもあります。以下の通りです。
・トラックバックURLを探す必要がある。
・スパムとして悪用されてしまう可能性がある。
・参照・引用元のサイト管理者から送信されたトラックバックを承認する必要がある。
また、注意すべきことは以下の通りです。
・自分のサイトと関連性のあるサイトから参照、引用する。
・参照・引用した記事のURLを貼り付ける。
・相手の記事について言及する。
このようにトラックバックには、利点もあれば欠点もあり、注意が必要な場面もあります。
正しい使い方を理解した上で活用するようにしましょう。さもなければ、スパムと認識されてしまう可能性があります。
代替テキスト
代替テキスト(Alternate text)とは、WEBサイト内に含まれている動画、画像などが何らかの原因で表示されなかった時、音声ブラウザを使用する時に代わって表示するテキストのことです。
そんな代替テキストの用途は、ブラウザやテキストブラウザ、点字ディスプレイ、クローラーなど多岐にわたります。
特に「スクリーンリーダー」を活用すると、コンテンツが音声に変換され、代替テキストが読み上げられます。
これは実際に、視覚障害のある方や接続の問題でWEBページの画像を見ることができないユーザーの役に立っています。
また、代替テキストは、画像テキストのアンカーテキストとしても機能します。
HTMLのタグにalt属性を追加することで設定します。
<img src=”example.png”alt=”○○”>であれば、○○の部分に代替テキストを記述します。
その際にはいくつかの注意点があります。以下の通りです。
・キーワードを盛り込まない
・正確に記述する。
・簡潔にまとめる。
これらを一切気に留めず、画像の内容に合わない代替テキストを記述すると、スパムと認識されてしまいます。
また代替テキストは、WEBページにある全ての画像に追加する必要はありません。
このように代替テキストはあらゆる分野で有用性が高く、SEO対策としても重要視されます。
正しい記述の方法によって、適切な代替テキストを追加することが求められます。
直帰率
直帰率(bounce rate)とは、WEBサイトを訪れたユーザーのうち、その中で最初の1ページしか閲覧をしないでWEBサイトから離脱していったユーザーの割合のことです。
そのため一般には、直帰率が低い方がサイト運営者にとって望ましいと言えます。なぜなら、他のページにも目を通していることになるからです。
よく似た用語として知られる離脱率とは、以下の点で異なります。
直帰率は、最初にアクセスされたページであることに重点を置いているのに対し、離脱率はそうではなく、どのページで離脱されたかに焦点を置いています。
したがって、「直帰数÷セッション数」「離脱数÷PV数」という式が成り立ちます。
直帰率は、平均しておよそ55から65%前後が目安となります。その際、サイトのジャンルによってもバラツキはあります。
また、直帰率が極端に高すぎたり、低すぎる場合にはGoogleアナリティクスの設定に不備がある可能性も考えられます。
そして直帰率が高くなってしまう原因として、ページの読み込み速度が遅かったり、他のページにも良質なコンテンツがあることを示せていなかったりすることが挙げられます。
以上の点に注意して、直帰率の改善に努めましょう。ユーザーにとって魅力的かつ価値ある情報を発信することが重要です。
せっかく集客できたは良いものの、最初のページで離脱されてしまってはSEOの効果がなくなってしまいます。
細部までサイトを閲覧するユーザーが多いことは、自社を深く認知してもらうことにつながります。
トップページ以外もユーザーに閲覧してもらいたいと考えるサイト運営者は、Googleアナリティクスやアクセス解析ツールで直帰率をたびたび確認しましょう。
ダイレクトマーケティング
ダイレクトマーケティング(Direct marketing)とは、TEL、FAX、メール、DM、テレビ、新聞、ラジオなどのダイレクトメディアを使って、顧客とコミュニケーションするマーケティング手法のことです。
このようにダイレクトマーケティングは、あらゆるメディアを活用できる点で優れています。
そんなダイレクトマーケティングのメリットはいくつかあります。以下の通りです。
・実店舗を持たない。
・人件費がかからない。
・場所を問わず販売することができる。
・PDCAサイクルを回しやすい。
・データベースをもとにしてターゲットに合った広告を表示させるため、費用対効果が高い。
さらに、双方向なコミュニケーションを取れる点、効果測定をすることができる点において優れており、反対の概念であるマスマーケティングとは異なります。
マスマーケティングでは一般大衆に向けて一方的に情報発信がされていました。
一方で、ターゲットとする顧客に応じてアプローチを変えていく必要があったり、初期投資を回収するまでに時間がかかってしまう場合があったりします。
そのため運用する際には、メリットだけでなくデメリットにも目を向けることが求められます。
ダイレクトマーケティングは以上のような特長を持っていることから、BtoBの場でも注目を集めています。
企業は多様なメディアを上手く活用することで、効率よく自社をプロモーションすることができます。