クローキング(Cloaking)とは、検索エンジンのクローラーに対して、人間によるアクセス時に表示するWEBページとは別のページを見せるようにすることです。
これによって違法なサイトが、クローラーによる巡回を上手くすり抜け、規制逃れをすることができてしまいます。
これを受け、かつてはSEO対策の1つであったクローキングも、スパム判定される危険行為とみなされるようになりました。
現在ではGoogleのガイドラインに違反しています。その理由は、ユーザーが望む結果とは異なる結果をユーザーに提供しかねないためです。
そんなクローキングには2つの手法があります。
①IPアドレスやユーザーエージェントを用いる手法
検索エンジンとユーザーで全く異なるWEBサイトを表示します。
②画像やFlashの表示を変える手法
検索エンジンにはHTMLテキストを中心とするWEBサイトを表示します。
対して、ユーザーには画像を通じて視覚的にわかりやすく、デザイン性の高いものを表示します。
しかし、クローキングとみなされない例外も一部にはあります。
それは「ユーザーの特性ごとにコンテンツの表示を変えている場合」です。
これは、性別や年齢、所在地、時間に応じて、検索ユーザーが求めるコンテンツの内容も変わるという考え方に即しています。