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ECサイトにSEO対策は必要?

ECサイトにSEO対策は必要?

「なぜ、ECサイトにSEO対策が必要なのか」「ECサイトを検索上位に表示させるにはどうしたら良いか」このような疑問をお持ちの方が多いようです。

本記事では、ECサイトに顧客を流入させるうえで欠かせないSEO対策について解説します。

この記事を読めば、ECサイトで効果的なSEO対策の方法やポイントがわかるようになります。

自社サイトのアクセス数を増加させて見込み顧客を集客したい方は、ECサイトにSEO対策してみましょう。

 

SEOとMEOにはどんな違いがある?

 

SEOとは

 

SEO(Search Engine Optimization)とは「Googleを始めとする検索エンジンで検索順位の上位に表示されるために行う施策のこと」です。

検索エンジン最適化とも呼ばれます。

 

インターネット上で数多くの注目を集めることができれば、集客やコンバージョンに繋げられる可能性が高まります。実際、検索順位で上位に表示されているサイトはユーザーからクリックされやすいです。

そのため、ECサイトを始めとする多くのサイト運営者がSEO対策を実施しています。

 

SEO対策とは?その本質と基本的な方法

 

ECサイトにSEO対策が必要な理由

 

ECサイトにSEO対策が必要なのは、「サイトにアクセスするユーザーの50%以上が自然検索から流入するため」です。

ECサイトに顧客を呼び込む手法である広告やSNSは効果がすぐに出やすい反面、多くの費用がかかってしまいます。

 

そのうえ、施策をやめてしまうと効果が途切れるなど、ユーザーが対策している間しか流入しない所に難点があります。

一方、SEO対策は効果が現れるまでに時間がかかりますが、費用がかかりません。また、一度上位に表示されたら、競合サイトの台頭や大幅なアップデート、スパム行為がない限り検索順位が大きく変動することはありません。

 

このように、SEO対策は集客に莫大な費用をかけることなく、コンバージョンに繋げられるため、軌道に乗れば安定した利益を確保できます。

そういう意味で、ECサイトにユーザーを集客するうえで欠かせない施策だと言えるでしょう。

実際、ECサイトにユーザーを集客する方法として、自然検索、広告、SNSの3つが主な流入経路ですが、その半分以上をSEOが占めると言われています。

 

とはいえ、ECサイトに顧客を集める際には、多方面から顧客を呼び込めるようにSEO対策だけでなく、広告やSNSといったプロモーションも同時に行うようにしましょう。

 

SEO対策の費用相場ってあるの?

 

ECサイトで効果的なSEO対策の方法

 

ECサイトで効果的なSEO対策の方法は、大きく3つあります。次の通りです。

 

・コンテンツ対策

・内部施策

・外部施策

 

以下では、詳しく解説します。

 

コンテンツ対策

コンテンツ対策は、次の4つを実施しましょう。

 

・キーワードを選定する

・オリジナルのコンテンツを作る

・URLを短くする

・alt属性を使って画像情報を記述する

 

以下では、詳しく解説します。

 

キーワードを選定する

コンテンツを作る際には、まずキーワードを選定しましょう。

記事を書くときは、ただ何となくキーワードを決めるのではなく、集客からコンバージョンへと成果に繋げられそうなキーワードを選定することが求められます。

その際、ロングテールキーワードのような競合の少ないニッチなキーワードは、サイトを検索順位の上位に表示させられるうえに、コンバージョンに直結しやすいため選定するのに打って付けです。

ターゲットを絞ることで、見込み度の高い顧客に対して重点的に訴求できます。

 

オリジナルのコンテンツを作る

ECサイトでコンテンツ対策をする際、オリジナルのコンテンツを作成するようにしましょう。

なぜなら、他のサイトと内容が被っていてはGoogleから評価されないどころか、重複コンテンツとして評価が下がってしまうからです。

そのため、コンテンツ対策をしようと思っている人は、商品レビューやFAQ(よくある質問)を設けるなどして、オリジナリティ溢れるコンテンツを作ることが求められます。

 

URLを短くする

URLが短いと、ユーザーからアクセスされやすくなります。

実際、短いURLは長いURLの2.5倍クリック率が高いと言われています。また、表記は日本語ではなく、英語を使いましょう。

なぜなら、日本語だと文字列が長くなってしまうからです。これからコンテンツを作ろうとしている人は、URLを短く端的に英語表記でまとめるようにしましょう。

 

alt属性を使って画像情報を記述する

画像の使用が多いECサイトでは、SEO対策の一環としてalt属性(画像情報を説明する代替テキスト)を設定しましょう。

画像を判別できないクローラーに対して、テキスト情報という形で説明するのです。逆に、画像について説明しないと、クローラーや画像情報を必要とするユーザーが混乱してしまいます。

サイトを検索順位の上位に表示させるためにも、画像情報を記述するようにしましょう。

 

内部施策

内部施策は、次の7つを実施しましょう。

 

・内部リンクを設置する

・パンくずリストを設置する

・サイトマップを作る

・サイトのディレクトリ構造を最適化する

・販売終了ページを作る

・タイトルと見出しにキーワードを盛り込む

・メタディスクリプションを設定する

 

以下では、詳しく解説します。

 

内部リンクを設置する

ECサイトは、関連ページやサイトナビゲーションといった内部リンクを設置することで、ユーザーが利用しやすいものになります。

その際、リンクをそのまま貼るのではなく、アンカーテキストで設定するようにしましょう。

遷移先のページが「どういったサイトか」わかると、ユーザーとクローラーがサイト内を回遊しやすくなります。

 

パンくずリストを設置する

パンくずリストとは「Webサイトのページ階層をリスト表示するナビゲーションのこと」です。

 

例) 食品>果物/フルーツ>メロン

 

設置することで、ユーザーは自分がサイトのどこにいるのかわかるようになり、クローラーが巡回しやすくなります。

このように、パンくずリストを設置することはユーザーとクローラーの両方にとってプラスに作用します。

ユーザーとクローラーがサイトを回遊しやすい状態を作ることで、サイト評価を高めるとともに検索順位を上位に表示させたい人は、パンくずリストを設置するようにしましょう。

 

サイトマップを作る

サイトマップとは「サイト全体のページ構造を地図のように表したもの」です。

サイトマップには、ユーザーに対してURLを伝えるHTMLサイトマップと検索エンジンに対してURLを伝えるXMLサイトマップの2種類がありますが、内部施策においてはXML形式で作成します。

サイトマップを作ることで、クローラーがサイトを巡回しやすくなり、インデックスされやすくなります。

 

クローラーは、サイトマップを登録していなくてもサイトを巡回するので、サイトマップは必要不可欠というわけではありません。

しかし、登録することでインデックスの速度アップを期待できます。

なお、サイトがインデックスされているかどうかは、次の2つの方法のどちらかで確かめられます。

 

・GoogleサーチコンソールのURL検索欄にURLを入力して検索する

・Googleの検索窓に「site:自社サイトのURL」と入力して検索する

 

クローラーによるサイト巡回のしやすさを高めたい人は、GoogleサーチコンソールにECサイトを登録してサイトマップを発行しましょう。

 

サイトのディレクトリ構造を最適化する

ECサイトを検索上位に表示させたい人は、サイトのディレクトリ構造をわかりやすくしましょう。

なぜなら、サイトの階層構造を最適化することで、ユーザーが目的のページに少ないクリックで辿り着けるだけでなく、クローラーがサイトを巡回しやすくなるからです。

逆に、サイトの構造がわかりづらいと、せっかくサイトにアクセスしてくれたユーザーが離脱するとともに、クローラーによる回遊率が下がってしまいます。

ユーザーとクローラーのためにも、サイトの構造をわかりやすくする必要があります。

 

販売終了ページを作る

ECサイトには、販売がすでに終了していることを伝えるページが必要です。

404エラーページを表示するなどして、販売が終了したことをユーザーに知らせる必要があります。ただし、販売終了ページを作ること事態に問題はありませんが、販売終了ページが多すぎるのも好ましいとは言えません。

 

代わりに、関連製品や類似商品を紹介してあげることで対処しましょう。

ユーザーの満足度を下げないためにも、「買おうと思った商品がなかった」場合に取るべき対応を前もって準備しておくことが大切です。

 

タイトルと見出しにキーワードを盛り込む

ECサイトに限った話ではありませんが、サイトのタイトルと見出しにキーワードを含ませることで、SEO評価のアップを期待できます。

なぜなら、ユーザーの検索意図に合ったコンテンツを作成できているサイトだとGoogleが判断するからです。ユーザーは、タイトルを見てサイトをクリックするかどうかを決めています。

そのため、タイトルにはユーザーが興味関心のあるキーワードを含ませることで訴求しましょう。

 

titleタグを記述する際、検索エンジンで表示されるのは32文字までなので、タイトルに盛り込みたいキーワードが字数に収まるようにしなければなりません。

自社サイトを検索順位の上位に表示させたい人は、タイトルと見出しにキーワードを盛り込むようにしましょう。

 

メタディスクリプションを設定する

メタディスクリプションとは「検索結果画面のタイトルの下に表示される説明のこと」です。

直接的なSEO効果はないと言われていますが、ユーザーはメタディスクリプションを見てサイトにアクセスするかどうかを決めているため、間接的なSEO効果はあると言えます。

これからECサイト向けにコンテンツを作ろうとしている人は、メタディスクリプションを設定するようにしましょう。

 

また、すでに作成しているのにも関わらずまだ効果を実感できていない人は、ユーザーがついクリックしたくなるようなキャッチーで魅力的な文言に書き換えることで、SEO効果を実感できるようになります。

メタディスクリプションを設定する際、descriptionタグは通常300文字まで、スマートフォンは69文字までしか表示されないので、ユーザーに伝えたいことは文章の初めの方に記述しましょう。

 

外部施策

外部施策は、次の2つを実施しましょう。

 

・外部被リンクの獲得

・サイテーションの獲得

 

外部被リンクの獲得

被リンクとは「外部サイトに設置される自社サイトのリンクのこと」です。

ECサイトを検索上位に表示させたければ、外部被リンクが獲得できるようにしましょう。

なぜなら、Googleは外部サイトで数多くの引用/参照されているサイトを高く評価するためです。そのため、良質な外部サイトに自社サイトのリンクを貼ってもらえば、SEO評価の向上を期待できます。

 

ひと昔前までは、ブラックハットSEOと呼ばれる自作自演の被リンク獲得の方法が横行していたので、ダミーのサイトを作って大量にリンクを設置すれば誰でもサイトを上位に表示することができました。

しかし、今では禁止されており、ペナルティの対象となっているため、SEO対策をする者の多くが、正規の方法で被リンクを獲得しようとしています。

被リンクの獲得には時間がかかり一筋縄ではいきませんが、外部サイトに被リンクを貼ってもらうために、質の高いコンテンツを作成するようにしましょう。

 

サイテーションの獲得

サイテーションとは「インターネット上でサイト名や企業名が言及されること」です。

被リンクに比べて獲得するのがそこまで難しくありません。

サイトの評価を高めたい人は、X(旧Twitter)やFacebook、InstagramといったSNSを活用してサイテーションの獲得を目指しましょう。

 

ソーシャルメディアボタンを設置したり、ユーザーに投稿をシェアしてもらったりすることで、口コミを増やし、集客へと繋げられます。

商品を売り出したいECサイトにとって、獲得にそれほど手間のかからないサイテーションは有効の施策だと言えるでしょう。

 

SEO対策にはどんなメリットがあるのか?

 

ECサイトでSEO対策するポイント

 

ECサイトでSEO対策するポイントは次の4つです。

 

・コンテンツマーケティングを運用する

・ユーザーの利便性を向上させる

・Googleのガイドラインを守る

・スパム行為に注意する

 

以下では、詳しく解説します。

 

コンテンツマーケティングを運用する

ECサイトでSEO対策したい人は、コンテンツマーケティングを実施しましょう。

コンテンツマーケティングとは「ターゲットユーザーにとって価値の高い良質なコンテンツを提供し続けることで、見込み顧客を自社のファンにし、優良顧客へと育成する手法のこと」です。

特に、ECサイトにおけるコンテンツマーケティングでは、ユーザーの抱える疑問や悩みを解決する記事が求められます。

 

こうした情報系のコンテンツを既存ドメインの配下に配置しましょう。

なぜなら、新しいドメインで検索順位の上位に表示させるのは大変だからです。そのうえ、アクセスをいち早く集められます。

このように、コンテンツマーケティングの運用に際してコンテンツを作成する場合には、既存サイトのドメインを使うようにしましょう。

 

ユーザーの利便性を向上させる 

ユーザビリティを向上させるために実践できることはいくつかあります。次の通りです。

 

ページ表示速度の改善

サイトの表示速度は、SEOに多大なる影響を与えます。

現に、Googleはページの表示速度をサイトの検索順位を決定づける際の判断材料としています。

そのため、表示速度が遅い場合見直しが必要です。ページ表示速度が遅いと、離脱が増えてしまいます。実際、表示に3秒かかるとユーザーの半分が離脱すると言われています。

 

情報を保護するための常時SSL活用

SSL(Secure Sockets layer)とは「Webサイトのデータ情報を暗号化してセキュリティを確保する仕組みのこと」です。

ECサイトでは、クレジットカードのような個人情報を取り扱うため、サイトのセキュリティ対策はなくてはなりません。

 

・SSL化しているサイト 「https」

・SSL化していないサイト 「http」

 

セキュリティ保護されていない安全性の低い通信は、ユーザーに良くない印象を与えます。

GoogleもSSL化を推奨しているので、ユーザーの利便性を向上させるために設定するようにしましょう。

 

モバイルフレンドリー対応

Googleは、モバイルフレンドリーなサイトを高く評価します。

2018年3月にはモバイルファーストインデックスが始まったことで、モバイル端末に対応したWebサイトが優先的にインデックスされるようになりました。

 

導線の見直し

アクセス数は、ある程度集まっているのにも関わらず、コンバージョン率が低い場合には、サイト導線を設計し直す必要があります。

ユーザーが求める情報に辿りつけるように導いてあげましょう。

 

Googleのガイドラインを守る

ECサイトでSEO対策する際は、Googleが定めるガイドラインに違反しないように気をつけましょう。

ECサイトは、顧客に商品を手に取ってもらう立場である以上、「ユーザーを第一に考える」ことが求められます。

これはECサイトに限った話ではありませんが、サイトを検索上位に表示されるためにも、すべてのサイト運営者が心掛けるべき姿勢だと言えます。

Googleの「品質に関するガイドライン」をしっかりとチェックし、ガイドラインを遵守しましょう。

 

スパム行為に注意する

スパム行為とは「検索順位を不当に上げようとすること」です。

実際に、Googleからスパム行為と見なされるのは次のようなケースです。

 

・被リンクを大量に設置する

・サイトと関連性の低いキーワードをコンテンツに盛り込む

 

その他にも、重複コンテンツを始めとする悪質なスパム行為は当然ながらペナルティの対象ですが、悪意がなかったとしても「検索結果に表示されなくなる」「検索順位が下がる」といったペナルティを課せられてしまう場合があります。

そのため、サイトのSEO評価を下げないためにも、スパム行為と思われてしまうような行動は起こさないように気をつけましょう。

ECサイトを検索上位に表示させたければ、正攻法によるSEOを実践することが求められます。

 

SEO対策(コンテンツSEO)とコンテンツマーケティングの違いとは?

 

まとめ

 

今回は、ECサイトにおけるSEO対策について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

SEO(Search Engine Optimization)とは検索エンジン最適化のことで、「Googleを始めとする検索エンジンで検索順位の上位に表示されるために行う施策」を意味します。

ECサイトにSEO対策が必要なのは、「サイトにアクセスするユーザーの50%以上が自然検索から流入するため」です。

 

そんなSEO対策は、ECサイトにユーザーを集客するうえで欠かせない施策だと言えますが、広告やSNSといった効果をすぐに実感できるプロモーションも同時に行うことが求められます。

ECサイトで効果的なSEO対策の方法は、「コンテンツ対策」「内部施策」「外部施策」の3つです。

コンテンツ対策としては「キーワードを選定する」「オリジナルのコンテンツを作る」「URLを短くする」「alt属性を使って画像情報を記述する」の4つが挙げられます。

 

内部施策は、次の7つを実施しましょう。

・内部リンクの設置

・パンくずリストの設置

・サイトマップ作成

・サイトのディレクトリ構造を最適化

・販売終了ページの作成

・タイトルと見出しへのキーワード盛り込み

・メタディスクリプションの設定

 

外部施策は、次の2つを実施しましょう。

・外部サイトからの被リンク獲得

・SNSを通じたサイテーションの獲得

 

ECサイトでSEO対策する際には、「コンテンツマーケティングを運用する」「ユーザーの利便性を向上させる」「Googleのガイドラインを守る」「スパム行為に注意する」といったポイントを実践することで、SEO効果をさらに高められます。

自然検索から顧客をECサイトに流入させて利益を上げたい人は、SEO対策してみてはいかがでしょうか。

 

ECサイトにコンテンツマーケティングを活用するためには?

 

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