SEO内部施策のポイント！特に重要視されるコンテンツ対策とは？
近年のSEO対策は、外部施策（被リンク追加）などの要素の他に、良質なコンテンツを継続し提供していくことが求められるようになりました。
Google検索エンジンが、コンテンツ対策を重視してWEBサイトの評価を与え、検索結果の表示順位を決めていることからも、現時点におけるSEO対策でコンテンツ強化が最も重要な施策と言えるでしょう。
また、質の高いコンテンツを提供していくことで、外部施策で被リンクを増やすようなことをしなくても、スモールキーワードやミドルキーワードのレベルであれば、十分に検索順位を上昇させることが可能になります。
今回は、SEO内部施策の中でも特に重要視される、コンテンツ対策にポイントをあてて紹介をさせていただきます。
上位表示している競合サイトの良い要素だけを取り入れる
自社が狙っているキーワードを使って検索をした場合に、現時点で上位に表示している競合他社のコンテンツを参考にすることは必要なことです。
検索結果の表示順位で上位に表示されているということは、Google検索エンジンやユーザーからの評価が高く、それなりの理由がそのWEBサイト自体にあるということです。
また、競合他社のWEBサイトを参考にする場合には、コピペをしたり、単純に同じようなことをそのまま転載するのではなく、タイトルや構成、目次、コンテンツの内容など【上位表示に必要になる参考にしたい要素だけ】を取り入れて、競合サイトを上回る自社オリジナルのコンテンツを作成して掲載しなければなりません。
自社サイトに独自性やオリジナリティを出していく
競合他社のWEBサイトに書かれているコンテンツをそのまま転載したり、無断で引用することは、Google検索エンジンから重複・類似コンテンツやミラーサイトとみなされて、インデックスの削除や検索順位を下降させるリスクを伴っています。
Google検索エンジンは、独自性が高くオリジナリティに富んだ、どこにも存在しないコンテンツを数多く保有するWEBサイトを中心に評価をしています。
他のWEBサイトと違い個性が強く独自性があって、ユーザーが欲する高品質なコンテンツを提供していくことが、上位表示を達成するまでの過程には欠かせません。
コンテンツマーケティングに影響する重複、類似コンテンツとは？
自社サイトのテーマに合わせて専門性を向上させる
Google検索エンジンは、その分野で専門性の高いWEBサイトを中心に評価することを公言しています。
WEBサイトのテーマに沿ったコンテンツやWEBページを増やしていくことは、自社サイトの専門性を高めることにつながっていきます。
例えば、このWEBサイトの軸になるテーマが「コンテンツマーケティング」だとすれば、「コンテンツマーケティング PDCA」「コンテンツマーケティング 上位表示」「コンテンツマーケティング 始め方」「コンテンツマーケティング タイトル」「コンテンツマーケティング 効果測定」など、専門的な内容や解説、事例や経験までを盛り込んだ、テーマと関連性の高いオリジナルコンテンツを作成していくことが必要です。
ユーザーの意図に合った検索クエリとの整合性を強化する
一般的に、SEO対策で言う検索クエリとは、ユーザーの意図に基づいた検索語句やフレーズのことを言います。
もう少し簡単に説明すると、ユーザーが検索する際に実際に入力する単語または複数語（キーワード）のこと、と言えばおわかりいただけるでしょう。
ユーザーが検索窓に打ち込むキーワード（検索クエリ）と、WEBページのタイトルやコンテンツと整合性の強化をすることがコンテンツ対策につながります。
このように、ユーザーが欲する情報（検索クエリ）を考慮した、質の高いコンテンツを忠実に提供していくことで、Google検索エンジンからの評価も高まっていきます。
過去に掲載した質の悪い記事（コンテンツ）をリライトする
過去に掲載した記事（コンテンツ）を書き変えたり、加筆・修正することを一般的にリライトすると言います。
お役立ち情報やビジネスコラム、ブログに一回掲載しても検索結果で上位に表示されなかったり、競合サイトの検索順位が上がったことで下降したもの、一定の期間が過ぎて古い情報が掲載され放置したままの記事に対し、リライトすることはコンテンツ対策に必要な作業です。
検索順位が上位に表示していないということは、Google検索エンジンやユーザーから評価を受けていない可能性が高く、そのような価値の低い記事（コンテンツ）に対してリライトを繰り返していくことで、WEBページや自社サイトの評価が上がっていきます。
コンテンツマーケティングで上位表示をねらう記事の書き方とは？
サイトを最適化してユーザーの利便性を向上させる
WEBサイトの直帰率や離脱率、滞在時間などを改善して、ユーザーの利便性や操作性を向上させることもコンテンツ対策には求められています。
WEBページごとに内部リンクや画像、写真、テキスト、目次、章立てなどコンテンツを見直して、それぞれに対して最適化を行うことで、閲覧しているユーザーの行動パターンが変わっていきます。
特に重要になるのが、最新のアルゴリムに沿ったSEO内部施策のひとつにユーザビリティの改善があります。
ユーザビリティの改善項目
・スマートフォン閲覧時の受け皿ページの有無
・判別可能なフォントサイズ
・リンク同士の近接状況
・ビューポートの適切な設定
・コンテンツサイズの表示領域
・モバイルサイトの読み込み速度
これらの施策を一つずつ実施し見直することで、ユーザーの利便性と操作性が向上して、Google検索エンジンからの評価を上げることにつながっていきます。
おわりに
今回は、SEO内部施策の中でも特に重要視される、コンテンツ対策にポイントをあてて紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
Google検索エンジンから評価をされるコンテンツの特徴として、E-E-A-T(旧E-A-T)の要素を考慮することが重要と言われています。
E-E-A-Tとは？
E-E-A-Tは、日本語ではイーイーエーティーまたはダブルイーエーティーと読みます。
Google検索エンジンが「検索品質評価ガイドライン」で使用している造語で、Experience（経験）、Expertise（専門性）、Authoritativeness（権威性）、Trustworthiness（信頼性）のそれぞれの頭文字をとったものを言います。
このE-E-A-Tは、以前の評価基準E-A-T（イーエーティー）の他に、新しくE（経験）を加えて2022年12月に刷新されました。
Experience（経験があること）
・WEBサイトやメインコンテンツについて、実体験を元にした内容が示されているかを表しています。
Expertise（専門性があること）
・WEBサイトやメインコンテンツが専門的な知識で語られ、ユーザーが価値を得られる情報かを表しています。
Authoritativeness （権威があること）
・WEBサイトやメインコンテンツがどのくらい第三者に認められているかを表しています。
TrustWorthiness (信頼できること）
・WEBサイトやメインコンテンツ、サイト運営者が信頼できるかを表しています。
検索品質評価ガイドライン（Search Quality Evaluator Guidelines）：英語版
Google検索エンジンは、これら4つの内容が含まれているWEBページを質の高いコンテンツと位置付けて、検索順位で上位に表示しやすい指標にしています。
また、ご紹介させていただいた1.から6.の内部施策のどれもが、E-E-A-Tの要素が入ったコンテンツ対策になっていますので、自社のWEBサイトに照らし併せて確認が必要です。
これからSEO対策を始められる方や、コンテンツマーケティングの導入を検討している方は、この記事を参考にしていただいて、今後のコンテンツ対策の中でお役立てください。
SEO対策（コンテンツSEO）とコンテンツマーケティングの違いとは？
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